絶景極上トレイル! SPATRAIL2018レースレポ<後編>

前回の続き

迂回路はドリフのコント状態

A1エイドの直前に迂回路(がけ崩れのため)があったんですが、急ごしらえだった上に前日の雨でドロの滑り台状態。序盤からドロをつけたくないので誰もがここは慎重に行きます。転ばないように慎重に進んでいると上から滑り落ちて来るランナーに巻き込まれて皆で尻もちついて滑り落ちて行くというまるでドリフのコントみたいな光景が繰り広げられていた・・・。まさに昨年の武尊と同じで路面はこんな状態。
※武尊スカイビュートレイルの画像

後で聞いた話だと、ボリュームゾーンの選手たちはこの迂回路が大渋滞して通過に30分近くかかったんだとか。今回レース中にSMSが入って、何事かと思って見ると関門制限時間を延長したと。どうやらこの渋滞を考慮したと思われます。

エイドをいかに早く出るか

平坦路のペースが上げられない分はエイドの滞在時間で取り戻すべし!SPATRAILはエイドが5箇所あるんですが、毎回以下を心がけてとにかく最短時間で出るようにしていました。

エイドでやることリスト
1.エイドが見えたらキャップをはずして補充の準備。この時残っている水があったら飲み干して先に喉を潤しておく。
2.エイドに入ったらボトルに水を補充。次のエイドまでの距離に応じて量は微調整。
4.バナナなど食料を手にしてエイドをあとする。
5.食料を食べながら進む。

この一連動作、自分で言うのもなんですが激ッパヤだったと思う。滞在時間は1~2分で、散々抜いていった人たちをここで一気にごぼう抜き。とにかくゴールに近づき続けるのが大事だとUTMFで学んだことを実践。順位もタイムも気にせずのんびりなんて言いつつ、やれるだけのことはやってしまう性分です。

エイドを出ての上りもそれほどキツくはなかったですが、さすがに走っては上れないので早歩きで追いつく追いつく。

途中で川も渡ります。できることなら足を濡らしたくない(特に右足スネのテーピング)ので慎重に。

天空の湖

上りきった先には絶景と鏑木さんのお出迎え!トレランはプロとのこの距離感がすごくいいですね。

湖を1周するんですが、景色に圧倒されっぱなし!

この野反湖(のぞりこ)は別名「天空の湖」。なんとも男心をくすぐるネーミングですが、湖と空がこんなに近い景色を見るとまさにピッタリ。

A2ではうどんを配ってましたがスルーしてここでもバナナとオレンジ。このエイドがKTK38K(SPATRAILのショート版)のスタート地点にもなっていて、20分後に号砲ということでゲートにランナーが集結しています。集団の前に出れたのはよかったけど、トップ選手が怒涛の勢いで迫ってくるプレッシャー・・・。広いところで抜かしてもらいたい。

ここまで35km走ってきましたが、スネが悪化する様子は見られず。もちろん違和感はあるんですが、走る分には問題ないレベル。残り半分、ムリさえしなければ完走できそうな気がしてきた!

湖に別れを告げて一気に駆け下りるボーナスステージ。ブリーフィングで鏑木さんが言ってた「いい感じ」の意味がよくわかった。SPATRAILは極上トレイルを味わえます。

のんびり走っていたらKTK38Kの先頭ランナーがかっ飛んでいきました。差がありすぎて道を譲るスキすら与えてもらえなかった。

久しぶりに逆走

A3エイドも颯爽に飛び出してからしばらく行き、ふと何気なくカメラを入れたポケットに手をやると、、ペッタンコ。やっちまった・・・。水を補充した時にテーブルに置き忘れたか。。

ここからエイドまで1km弱。さあどうするどうする!

大丈夫!心優しい人が拾ってきっと届けてくれるからここは先を急ぎましょ!
いい人ばかりじゃないぞー。どうせたいした記録出ないんだから戻れ戻れ!

耳を傾けること10秒。戻ろ・・・。
結局悪魔の意見を採用して来た道を逆戻り。久しぶりに味わう皆さんの珍獣を見るような視線がなかなか痛い。しかもエイドまではずっと上りというオマケ付き。くそー!くそー!
先程のエイドでやることリストに、「忘れ物チェック」の項目を追加しようと心に決めた。ここまでエイドで削ってきた時間がこの逆走ですべてパア。前向きにとらえればそのおかげで逆走もチャラと捉える自分はきっといつかまたやる気がする。。無事カメラを回収してリスタート!ロスは15分くらい。

ここまで一時間に一本のジェルと塩熱サプリを摂り続けてきているのでエネルギーにも不安無し。進むにつれて徐々に荷物が軽くなるのがありがたい。エイドごとに入れる水の量もうまくいってて500ml+αといった感じ。いかんせん高低図がうろ覚えなので距離だけで決めるしかないというのは反省点。今度からちゃんと高低図準備します。
途中地面にうずくまる選手がいて、声をかけると臓器をやられてしまったと。この暑さで吐き気は地獄、、胃腸薬を渡す意外に助ける手立てはないので先を行きます。

温泉地だと川もこんな色になっちゃう。水は透きとおっていて綺麗なんですが魚は皆無。もちろん飲めません。ブリーフィングでこのこと言っておいた方がいいような気も。

さあいよいよSPATRAIL最大の難所がやってきた。高低図を見てもここはまるで壁。

こんな階段が延々と続く。その高さ250mで東京都庁と同じぐらい。

いくら上っても終わりのない階段には途中で足が止まるランナー続出。キタタンの姫次を思い出す。階段を上り切ると鏑木さんからこんなメッセージ。

ちなみにこの鏑木語録はいたるところで見ることができます。


なんてドSな人なんだ。
そんな鏑木さんがドMはたまらなく好きヨw

山場も終わってゴールまでもう少し。のどかな田舎町で地元をあげて応援してくれるのがとてもありがたい。あちこちの軒先で果物や水を用意してくれていました。

あんな川の色を見た後なので匂い嗅いじゃったけど、、ヒンヤリ冷たくて美味しい湧き水です。

残り2km。楽しかったなあSPATRAIL。

こちらこそありがとう、愛しの毅。

FINISH



タイム:10時間33分 101位/743人中

完走タイム13時間以内を目標にしていたので悪くない結果。タラレバですがもし足が元気なら9時間台は十分狙える、それぐらい気持ちよく走れるコースでした。
順位の推移を見るとキレイに上げている。

今回はつぶれるほど追い込んでないとはいえ、最後までダレることなく走りきれたのはよかった。ちなみに875人がスタートを切ってゴールしたのは508人。完走率58%はトレイルの大会としてはかなり少ない方。SPATRAILは走りやすいこともあってランナーの全体的なレベルも低めだと感じました(この走りでこの順位ですから)。加えて今日の暑さと、迂回路の渋滞が原因じゃないかと。ゴールの草津からは麓までバスで帰るしかなく、制限時間を伸ばすというわけにもいかないのかもしれません。

心配だった足ですが、特に悪化することもなくてむしろレース前よりも改善してる?w きっとフカフカのトレイルだったというのが大きいと感じてます。シンスプリントの対処方は人それぞれですが、自分はとりあえず走りながら治すことにします。

予習なしのノープランで臨んだ今回のSPATRAILですが、とにかく走りやすいコースなのでしっかり作戦を立てたらもっと楽しめそう。後半で鬼のような階段はありますが、他は比較的緩やかなのでトレラン初心者にもオススメです。一番は野反湖の絶景で、あの湖だけ走りに行きたいと思うぐらい気持ちのいいコースでした。ワンウェイコースでややアクセスは不便ですが、その手間を忘れさせてくれるぐらい極上トレイルを味わえます。プロデューサーは鏑木さんなので運営は文句なし。ブリーフィングから当日まで楽しませてくれる大会でした。

スタッフの皆さん、応援してくれた地元の皆さんありがとうございました。

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4 件のコメント

  • すっごい面白そう!

    エイドに忘れ物!
    要注意ですね~
    トイレにスマホとか僕も良くやりそうになります(泣)
    エイドの出口で止まって指さし確認ですかね。
    スマホよし!カメラ良し!みたいな?

    あ!
    川渡ってる写真でデニム履いている人がいる!
    デニムの人って沢山いるものなんですか?

    • キーチさん

      そう、まさにそんな感じでやってしまった時のガックシ感はかなり凹みます。過去にゼッケンベルトをトイレに置き忘れたことがあり、それ以来はずさない、置かないを徹底したつもりが油断した。こうなると物理的に紐でくくりつけるのが一番かもしれません。キーチさんもカメラにはくれぐれも気をつけて!(笑

      川渡ってる写真のデニムランナーはおそらくデニム風だと思いますよ。あの暑さで70kmをデニムはいくらなんでも。。MMAのランパン(デニム風)はよく見かけますが、ロング丈も出てるのかな??

  • 完走おめでとうございます。怪我持ちなのにやっぱり速いですねー♪
    そして、話は周りの仲間とかから聞いていますが、
    スパトレイルめちゃ楽しそうですね!
    6月は地元でいくつも大会がありそのボラスタッフや
    練習などで遠征するのがむずかしいのですが(そう遠いわけでもないけれど^^;)、
    いつか走りに行きたいです。

    シンスプリントはトレイル走り始めた3年前に経験しました。
    長引いてつらかった…。どうぞしっかりケアされてください。

    自分は、この前の週末、ウツクシ(80km)でした。
    ゴールまではたどりつけましたが、
    暑さで「今日ダメかも」と思ったのは初めてだった気がします(大汗)

    • きじすけさん

      100%出しきれないモヤモヤ感でスタートラインに立つんですが、始まるとやっぱり楽しんじゃいますね^^;
      今回は絶好の天気と走りやすいコースというのも楽しめた理由で、野反湖を何周もしたいぐらい爽快でした。
      今年の美ヶ原は暑かったみたいですよね。超超ロングばかり走ってるきじすけさんがこの距離で言うんだから相当過酷だったのでしょう。お疲れさまでした!

      それにしてもシンスプリントはキツイ。。体重が増えないようにペダル漕ぎまくってますw

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