第71回 富士登山競走レースレポ<前編>

興奮冷めやらぬ先日の富士登山競走。記憶が旬なうちにレースレポに残しておきます。毎回レース後に残しているレポですが、帰りの道中に音声で書きあげることも。記憶も鮮明だし、なにより眠くならない。今回は帰りの中央道が渋滞でまったく動かず、おかげでレポは捗りました。


富士へ

4時に自宅を出発して「鐘山グラウンド」へ。なぜか指定される駐車場は毎回ここで、会場までの勝手がわかっているので送迎バスは使いません。鐘山グラウンド前はUTMFのコースなので懐かしみながら富士吉田市役所までの2kmをジョグ。スネには一応テーピング。

明日は台風上陸で東京以西は大荒の天気。開催がもう一日遅かったらOUTでした。感謝(誰に?w)

会場でトイレの列に並んでいる時に熊本から来たランナーと雑談。4年越しのクリック合戦突破でようやくこの舞台に立つことができたと。明日は台風で確実に飛行機は飛ばないけどこうして走れたのが救いと言ってました。帰れなくなることがわかっていても日本中のランナーを遠征させるこのレース。第0関門の高さふくめてやっぱり別格だ。

しかしこの時並んだ列の進みが悪くて号砲に間に合わないと判断。自分まであと4人というところで諦めて整列。。彼はサブ3と言ってたのできっと山頂出走権を獲得したことでしょう。

スタート~馬返し


列に並んだ1分後にはスタートでまったく慌ただしい。
山道渋滞だけは回避したかったので馬返しまでにボリュームゾーンから抜ける計画。市街地は周囲のペースに合わせておとなしくして、林道に入って仕掛けます。今日はGarminをつけていないのでLAPペースはわからないだろうと諦めていましたが、実際は周囲で一斉に電子音が鳴りまくるのでそれを合図に確認すれば把握できました。

最初の給水所ではしっかり補給。昨年は500mlのソフトボトルを携行してましたが、今回は手ぶらなので給水所には毎回立ち寄ります。林道に入ると多少は息苦しさから開放されて前の選手を少しづつパス。いつも手元のGarminでペースや心拍数を見ながら仕掛けていたので、これが上げすぎなのかいまいちわからず手探り。機械に頼りすぎはよくないなと今更実感。結果的には今の練習量に対して完全にオーバーペースだったんですが、この時は知る由もない。

スネの違和感は皆無で練習不足なんて事は完全に頭から消え去っていました。サブ4狙いと言ってた知人Uさんの姿を捉え、挨拶を交わして前へ出たりといつもと変わらない軽快なレース運び。

スタートから50分が過ぎて勾配が少しづつ急に。そろそろ馬返しかなと思っていた矢先、両ふくらはぎに電流がながれ攣りの兆候・・・ォオ、ここで来るかい。さすがに走るのをやめて早歩きに切り替えてからの馬返しIN。

馬返し:1時間3分14秒

昨年が1時間2分だったので1分弱しか変わってません。予定では1時間10分で設定していたので予想外に早い到着でやや浮かれてました。こっからは走れるパートは少ないし、大好きな上りでそこまで遅れることはないと。
甘かった。。

そこまで暑さは感じていませんでしたが発汗量はだいぶ多いので給水所でポカリを3杯。さっきの攣りはミネラル不足によるものだと期待して炎熱サプリとジェルを入れて対策。

馬返し~五合目

さて、仕切り直して富士登山競走第二ステージ。

ここは得意パートではないのでおとなしく追従します。早い人は浸透桝を直進してごぼう抜きが正解。

それは突然やってきた。
平らな場所で前のランナーについて走ろうとした途端、ビリビリ!と左ふくらはぎに電撃が流れ。見ると足にまったく力をいれていないのにふくらはぎがカチコチに固くなってました。曲げ伸ばしがまったくできず、腱を伸ばそうが揉もうが無反応・・・なんですかコレ??

端によって途方に暮れること3分。少し動かせるようになったのでゆっくり曲げ伸ばして緊張をほぐしどうにかレース再開。やっぱりあの攣りは筋力不足だったわけだ、、先が思いやられる。

第71回 富士登山競走レースレポ<後編>

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2 件のコメント

  • 前回に引き続きいぶてつです。レポートを拝見しながら自分のレースを振り返りつつのコメントです。
    馬返しまではkooheyさんと同じ3分台(馬返し手前の写真にしっかり映っていました1800番代!!)kooheyさんの予定より早い馬返し通過は、(時計がないこともあるでしょうが)元々走力のある人が自重してレースペースを抑える難しさを物語っていると感じます。
    今回も随所で足攣りランナーをお見かけしましたが、気温的に走りやすかった今年でも完走率が相変わらずというのは、ロードが快調でオーバーペース気味になることも一因なのかも知れませんね。

    • いぶてつさん

      なんと、ニアミスしていましたか^^
      おっしゃるとおりで、このスタート~馬返し区間はもっと抑えるべきでした。ペースを落とせと頭ではわかっていながら、一方で馬返しまでの距離なら行っても影響はないだろうと楽観視もしていまして。結果、かつてないほどの痙攣を味わって初めて自分の今の走力を自覚するという。
      身の丈に合った走り・・・難しいものです。

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