前回の続き
予想してたことですが、やっぱり下りの方が恐怖倍増。鎖はしっかり固定されてますがたるむので慎重に。
ハイシーズンには山荘から頂まで2時間かかるなんていうのもわかる気がします。ここで足がすくんでしまう人がいてもおかしくない。
というかそれだけ人がいると落石の方が怖い・・・よくこんなとこを登ろうなんて考えたもんだ。
11時30分 槍ヶ岳山荘
槍ヶ岳山荘でしばし休憩。おにぎりとパワーバーを補給します。
予定を90分短縮しているのでここから先はだいぶ気が楽です。体力的にもだいぶ余裕があるのでうまくいけば16時15分上高地発のバスに間に合うかもしれません。
温度上昇に備え、カッパをしまって下山開始。まずはヒュッテ大槍目指して尾根を下ります。
尾根は道幅が狭いので滑落には注意しながら、でも小走りで駆けおりる。軽快に進めばヒュッテ大槍まではあっとゆうまです。
12時12分 ヒュッテ大槍
こっちから見る槍ヶ岳もこれまたカッコイイ。東洋のマッターホルンなんてよく言ったものです。
東鎌尾根を進むつもりでしたが、天狗原分岐方面の方が小走りできそうなのでルート変更。ジグザグのやや急斜面を駆けおりる。ここでも目印が役立ちます。
槍のルート上には水場が豊富なのもありがたい。ギンギンに冷えた天然水が飲み放題!
ハイドレーションに2L入れてきましたが、ボトルに補給を繰り返しているのでいまのところほとんど減ってません・・・2kgのウェイトと変わらんな。
12時52分 天狗原分岐
高度も下がり緑が増えてきました。高度が下がると比例して気温もぐんぐん上昇。。
13時22分 大曲
上高地方面からのハイカーが続々と登ってきます。
急坂も終わり、ここから上高地までは緩やかな下り。
川沿いの道をひたすら進みます。道というか川原というか、とにかくゴツゴツした岩だらけ。
この透明度!
川に沿って進むので、むしろハイドレーションは必要なかったかもしれません。
13時43分 槍沢キャンプ場
下山を始めて約2時間。気温上昇でバテてきましたが、上高地はまだはるか先。
すれ違ったハイカーに聞くと、上高地からここまで7時間とのこと。半分で行くとすると夕方5時ぐらいでしょうか。日没ぎりぎり。
14時00分 槍沢ロッヂ
暑さによるペースダウンで、山頂出発時点であった90分の貯金が60分になってしまいました。まあ焦らず楽しみましょ。
ところどころ岩が飛び出ていますが、十分走れるコース。
ここに来てハイドレーションが役立つ時がきました。
14時53分 横尾山荘
15時30分 徳沢ロッヂ
あと45分で新宿行のバスが・・・さすがに間に合わないでしょう。そんな気がしてたのでバスのチケットを買わないでいたのは正解。
16時23分 上高地バスターミナル
ほんの数分前に新宿行のバスは行ってしまったそうで、すんでのところで間に合いませんでした。
のんびり着替えして、売店ひやかしてるうちに松本行きバスの出発時刻。
上高地から松本までが地味に遠かった・・・バスで新島々駅まで行きそこから電車に乗り換えです。昨晩からろくに寝てなかったので、松本~新宿の特急電車ではぐっすり夢の中でした。
今回の槍ヶ岳日帰りコースはトレイルランというより山歩き的な要素がだいぶ多い内容でした。普段の山なら尾根道を走れるのですが、大キレットは走れるはずもなく。なので、走るなら上高地から入ってピストンがいいかもしれません。距離はだいぶ伸びますが、水場も多いので走りやすいコースです。
槍ヶ岳山頂にかけては人によって恐怖を感じるかもしれませんが、目印通りに進めばなんてことはありません。それよりも、落石にはかなり気を使いました。
結局山小屋には入らなかったのですが、水や食料も売っているのでもっと荷物を軽くすれば楽だった気がします。特に前半はハイドレーションが単なる2kgのウェイトと化してました。3,000mを越えるので万が一に備えて防寒着だけは用意していきましょう。
あー楽しい一日だった!
素晴らしい景色と、ナイスラン。
アルプスは行ってみたいけど、関西からはアクセスが良くないんですよね。
今年は乗鞍の天空マラソンに3年越しで行って、メッチャ感動しました。
ごぉさんありがとうございます。
今回は終始天気がよかったので景色は最高でした!
乗鞍天空マラソンなんてあるんですね、これまた素晴らしい場所でのレース。
来年のレースはトレイルを中心に考えてるのでチェックしときます。