前回の続き
さてさて、前半の難所で練習の成果がどう出るか。
山道に入るといきなり急登が始まります。4人ほどの集団で上っていたのですが、とにかく発汗量すごくてランパンからしたたるほど。昨晩の雨で湿度が高めというのもありますが、一番の原因はペースが早くて正直ついていくのがやっとだったり。頑張れば食らいついて行くこともできたでしょうけど、この先の展開に影響しそうな気がしたのでムリはせず集団から離脱。
その後もロードでかわしたランナーに道を譲ることしばしばでテンションはダダ下がり。トレミでそれなりに鍛えてきたつもりだっただけにこれは凹みましたね。
皆さん一体どんな鍛え方してるんですか??
ムリのないペースで県境尾根分岐着。
ここから第一関門まではひたすら下るだけですが、ケガでもしようものならすべてが水の泡と化すのでやや抑え気味のペースで進んでいました。すると後ろから早いランナー登場。譲るには道幅が狭すぎるのでもう少し広くなったらね、なんて思っていたらこの方ピッタリはりついてあおりまくり最後は無言で豪快にぶち抜いて(しかも山側から!)去っていった。
「・・・野郎。」
大人げないなとは思いつつも猛追開始!飛ばしに飛ばしてその背中に追いつき追走。相手もしばらく粘っていましたが、諦めたのか脇に飛びのいて譲られます。
「サンキュー!」
片手を上げて軽快に抜き去ったはいいものの、そこでペースダウンするわけにもいかず飛ばしっぱなしで第一関門まで走る結果に。疲労しつつもハセツネ以来味わっていないアドレナリンでまくりの下りでタイムが短縮できたからヨシとしよう。マナーを守れない輩なぞには負けませぬ。
第一関門:2時間31分 (予定との差:+1分)
第一関門を2時間半に設定していたのでほぼ予定通りの展開。用を足せたので今のところ脱水症状は大丈夫でしょう。空のボトルにOS1と水を投入し、ジェルとアミノバイタルも補給して再出発。
去年はここからの上りを甘くみてました、というより完全にノーマークだった。。けっこうジワジワ削られるエリアで、ここで足を残しておかないと上りきった先のロードでまともに走れません。
さっきほどの疲労感もなく淡々と上り続けていましたが、昨年と大きく違うのが足を止めてる人が皆無ということ。このぐらいのタイムだとランナーの走力も変わっくるようです。日陰沢源頭まで意外とあっさり上れてしまい、下りのロード区間スタート。ペースをkm/5分まで上げてしっかり走ります。けっこうしっかり走っているつもりでしたが、前を行くランナーが一向に見えてこず完全な一人旅。
自分の成長を感じる反面、上には上がいるもんだと実力の差を痛感・・・下りだしもっと上げろってことなのかな。ちなみにロードとは言いながらガケ崩れの石が散乱してたり、砂利道(石大きめ)が度々登場してと路面は荒れ放題。
下りきった先にはエイドステーション。昨年はここを素通りして逆走して戻るという珍行動をとってしまいましたが、今年は大丈夫!1km手前から空になっていたボトルをスタッフに手渡すと水を入れてくれます。このサポートが有り難や。姫次に備えてここではボトル2本とも満タンに。入れてもらっている間にジェルとアミノ酸を補給して準備OK!先に到着したランナーがハイドレーションをザックにつめている姿を横目にさっそうと出発できるのがボトルの有利なところ。若干揺れるけどね。
第二関門:3時間50分 (予定との差:-10分)
さあ残るは本日のメインディッシュ姫次までの急登!この時点で10分貯金があるのは相当なアドバンテージ。いよいよ6時間切りが現実味を帯びてきました。
意気揚々と再び山へ。
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