今年も走ってきました激登の北丹沢12時間山岳耐久レース(キタタン)。晴れても地獄(=灼熱)、雨でも地獄(=ヤマビル祭り)というマゾマゾしいレースが楽しみで楽しみで。6時間切りを目標に挑んだ今回のレース。昨年以上にたっぷり乳酸出しまくってきたので、その模様をレポートします。
レース直前の足裏違和感
週末にキタタンを控えて練習負荷を下げていた金曜日。駅の階段を上ろうとステップに足をかけると、右足裏がピリっと。ハテ??再度つま先で階段を上ろうとすると、ピリピリっ・・・。土踏まずがピリピリするという謎の違和感発生。痛みはまったくないんですが不安すぎる・・・。
先生に聞いてみると、
12万件もヒットする一般的なトラブルらしく、足底筋膜炎が最有力説。よく聞く病名だけど自分には無縁と思ってました。
・15%トレミで負荷かけまくり。
・今月は調子に乗って月間走行距離400km。。
・ひさしくゴルフボールで足裏コロコロやってない。。。
こうなると原因と思われることがありすぎてもはや自責の念しかない。今更シップ貼ったり、マッサージをしてみたりしましたが、そもそも痛みが出てないので効果は謎。ジョグしてもまったく平気なんです、ただ階段上るとピリピリする。
富士登山競走を考えて止めておくべきではないか?姫次なんてピリピリ×1,000じゃきかないぞ?
悩んで悩んで・・・・結局痛みが出ていないことを理由に走ることにしました。人に相談されたら間違いなく出るべきじゃないと助言しますが、自分には甘い(弱すぎる!)。
もしレース中に違和感が出たら必ずDNFしようと心に決めて丹沢へ向けて出発!
アクセル踏んでる時もなんかピリピリしてる気がする。。
ルーフを叩く雨音を聞きながら車中泊。4時の駐車場オープンに合わせて会場へ移動して無事に近くの駐車場を確保できました。こんな時間でも長蛇の列。皆さん寝不足でしょうね。
今日は昨年同様30℃を越えてきそうなので腰ベルトをザックに変更。ただし、軽量化のためにハイドレーションではなく500mlボトルを2本装備。うち一本はスタート時は空にしています。最初のエイドが11㎞先なので1本(500ml)で足りるハズ。
それと先日の雲取山トレイルでKさんから教わったOS1を実戦投入。キタタンはありえないほどに汗をかくので経口補水液効果が期待できそうです。即席で学んだ足底筋膜炎のテーピングをして準備万端。
スタート位置は真ん中よりやや後方。
とにかく前へ!!
右足裏の調子を確認しながら上の空でいたらいきなりスタートしたので慌てて後を追います。
2km先のトレイル入り口まで続く上りのロードはkm/5’00で突っ込みます。山道に入れば歩きながら休めるので、ここは苦しいけど少しでも順位を上げておかねば!次々に抜かしまくって50ほど順位を上げることに成功。序盤のトレイルは早すぎず遅すぎないちょうどいいペース。突っ込んだことですでに大量の汗が噴出してます。そしてピリピリも時々。ただテーピング効果なのかトレイルに入ってもそれほど頻繁にはピリピリしません、痛みもまったくナシ。ハナから完走が目標ではないので、抑えるつもりは一切無し!違和感が出たら即リタイアするまで!むしろ山奥に入る前に白黒つけたい・・・。
トレイルを抜けると再びロードのスタート。今回はロードでキッチリ攻めることが目標なので4分台をキープ。下りは緩めずガンガンに攻めてパス、他のランナーが失速する上りでも次々にパス。日ごろの15%トレミ効果なのか、はたまたハイになって見失っているのではという若干の不安も感じつつ順位を上げることを楽しんでました。
途中、沿道で声援を送る大きな体。このキタタン6時間切りで参考にさせてもらったハンサムネコさんでした!
活を入れてもらい快調に飛ばします。結果、このロード区間はしっかり4分台でまとめられて上出来上出来。
順位を上げるにつれて腰にボトル1本だけだったり、ベストにボトルという軽装なランナーが増えてきます。やはりこの装備に間違いはなかった。立石建設が見えてくるころ、ボトルの残量は1/5ほど。エイドで空ボトル(OS1の粉末投入済)を満たして前半のボスに挑みます。
昨年より7分早い1時間12分で通過。