東京の秘境をゆるりトレイルラン
奥多摩~雲取山~三峰神社

グズグズ天気の日曜日、キタタン&富士登山競走の足慣らしに雲取山を走ってきました。
コースは奥多摩(留浦)~雲取山~三峯神社を往復する46km、累積標高差3,200m。雨の奥多摩は登山客がほとんどいなくて、鳥のさえずりだけが聞こえる東京の秘境。今回はトレラン&ロードの師匠Kさんと2人旅。


往路:奥多摩~雲取山~三峯神社

8時に奥多摩湖の駐車場でKさんと待ち合わせ。朝から降水確率80%という空模様でしたが、それが予定にはまったく影響しないのがピクニックとの違い。
Kさんは来月の富士登山競走(山頂)に向けて毎週ここに通いつめており、今回はホームコースにお邪魔する形。ロードもハセツネも自分より遥かに早いKさん。富士登山完走なら楽勝でしょうと言ったら、暑さと高地が苦手だそうで対策のためここで走り込んでいるそうな・・・早い人の姿勢を学ばねば。

山に入るとたちまち霧に包まれます。
Kさんを先行する形でトレイルに入りましたが、久しぶりに誰かと一緒に走るのでいまいちペースがつかめず。とりあえずKさんがいつも走っているタイムを目安に進みます。気温は低めだけど湿度が高くて昨年のハセツネを思い出す陽気。

こんな急登もけっこうグイグイ登れるのは、最近実践中の15%トレッドミル効果??

雲取山山頂が見えてきました。ここで我々を軽い足取りで抜かしていく1人のトレイルランナーが。聞くと、奥多摩駅からここまで2時間55分で来たそうでKさんと私は「ドッヒャー!!」とブッたまげ。よくハイカーに山行時間を聞かれて答えた時に相手が取るのとまるっきり同じ反応をする2人(笑 まったく上には上がいるもんです。

雲取山の名にふさわしい?山頂からの眺望。富士山頂にはまだ雪が残っているので、試走はもう少し先かな。

2000m越えで雲の上ですが、ここは東京都。

ひっそりと静まり返った雲取山荘。日曜日でこの天気ですから。

ひんやり冷たい湧き水を補給。

三峯神社へ向かって下っていると、時々陽が射す場面も。フカフカの落ち葉を踏みながら軽快に走ります。

折り返しの三峯神社まで残り1.5km。道標が多くわかりやすいコースです。

登山道を抜けると、そこには観光地が広がっていた。

三峯神社は関東のパワースポットとして有名らしく(実はこの日初めて知りました。。)、老若男女たくさんの観光客で賑わっています。もちろん境内は走らず移動して参拝します。

ここでKさんオススメのカレーうどんを楽しみにしていたのですが、メニューから消え去っていたのでなめこそばで腹ごしらえ。アァ蘇る・・・

ここまでのルートはこんな感じ。最高地点が雲取山山頂です。

サイクリストの間では知られているRelive。トレランのルートだと高低差がわかってすごく面白い。詳しくはこちらのブログをどうぞ。Garmin関連などとても詳しく書かれていて参考になります。
アクティビティの達成感をちょっと増幅してくれるWEBサービス「Relive」 | Beach Resort Photoclip

復路:三峯神社~雲取山~奥多摩

腹を満たして再び奥多摩向けて出発!走り出して1km行ったところでボトルに手を伸ばすとそこには何もなかった。。食堂に忘れたことに気づき慌てて引き返します。

復路はさっき来た道を戻るだけなんですが、下ったところを上るというのは同じコースでも全然別物。平坦なロード(柴又とか!)だと飽きてうんざりしてしまうところですが、トレランの場合はそれがありません。そんなわけで、いつの日かハセツネを逆に回ってみたいなと考えてたりもして。

ちなみにKさんは基本ノンストップで走り続けるスタイル。山頂まで行ったら荷物をおろして休憩なんてことは一切しないので、先行する身としてはこれなら走り続けられるというペースメイクを心がけました。が、急登ですぐ後ろから積極的に話しかけてくるKさんw こっちは必死なので顔を覗うことはできませんが、声の調子から楽勝なオーラが漂っている。。さすがKさん、こっちは一杯一杯ですヨ。トレラン談義、マラソン談義に盛り上がっていたらあっと言う間に雲取山山頂。ペチャクチャおしゃべりしながらでも標準タイムの半分以下と、そこはあくまでもランナー。

山頂には香港から来たという若い男性ハイカーがいました。これから雲取山荘に泊まるそうで、よほど山が好きなんでしょう。もう少し英語ができればHong Kong 100のことなんて聞いてみたかった。
先ほどとはうって変わって山頂は完全に雲の中。

付近には鹿の姿が。ここまでに鹿とは何度も遭遇しましたが、これほど接近しても逃げる気配すら見せないとは。だいぶ人に慣れているようです。

雲取山山頂から留浦までは標高差1,200mで13kmのノンストップボーナスステージ。ハセツネで言うところの金毘羅尾根は気持ちよすぎます!ただ、最後の最後でやらかすパターンがよくあるので調子に乗りすぎないように自制。

無事、奥多摩に帰ってきましたと。

復路はこんな感じ。出発してすぐにボトルを取りに戻ってるのがなんか滑稽(笑

途中パラつくことはあれど、そこまで天気が崩れることもなく走りやすいコースでした。山を下りると青空が広がるというね、アルアル。今回、思ったよりも上りで足が止まらなかったことが自分でも意外で、15%トレミ効果は確実にあると実感できました。

今週末のキタタンはいい記録が期待できそうです。

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