第19回 北丹沢12時間山岳耐久レースに向けたレースプラン

日に日に気温が上昇し、本格的な夏の到来はもうすぐ。そんな夏本番直前の激暑レースといえば北丹沢12時間山岳耐久レース(キタタン)しかないでしょう!
「キタタンやらないと夏が始まらない」
この言葉を胸に、丹沢の激登レースを走ってきます。昨年は6時間44分だったので、今年こそ6時間切りを目指して攻略法を考えてみます。


コース


距離42km、累積標高差2,900mはそこまで難易度の高いレースではありません。大会名が12時間耐久となっていますが、これは制限時間が12時間で、12時間ひたすら走り続けるというわけではないんです。昨年(第18回)のデータを見ると、出走者数:1213名/完走者数:970名で完走率は80%。まあロードに比べたら下がりますね。去年は死ぬほど暑かったから・・・。

このレースが過酷と言われるゆえんはこの高低差にあります。キタタンの急坂はとにかくパンチが効いておりまして、、ガツンと1,000m上げて一気に下げるなんて普通ありません。だもんで坂の途中で足を止めてるランナーがあちこちで見られる。小刻みなアップダウンで標高差を稼ぐのではない、このキタタンの潔さがたまらなく好きでしてw

昨年こんなの作ってイメトレしてました。急登っぷりが伝わるでしょうか?

装備

シューズ


今回は軽さとクッション性のバランスがいいメンズ フリューイッドフレックスF.K.T.。キタタンはロード区間が多いのでシューズの軽さはけっこう大事。

ウェア


柴又100Kでも使ったマウンテンハードウェアのウィックドクールショートスリーブT。汗の水分に反応して生地の温度を下げるクールQゼロ素材が使われていて、多少は暑さを軽減してくれる(ような気がする)。

補給


昨年は気温が31℃だったのでハイドレーション(1.5L)を背負っていましたが、エイドは10kmおきに計3か所あるのでそこまですることはなかったかなと。そこで今回はハイドレーションは背負わず腰ベルトのボトル(300ml×2)で軽量化を図ります。エイド毎にボトルに補給する作戦。ハイドレーションは補給するのも手間ですから。※当日30℃越えの場合は変更するかも。
Jurek Endureは揺れないしジェルも入れられて快適です。

キタタン攻略法

昨年は試走もせずに本番だったので、いざ走ってみると予想外のことだらけ。第二関門のエイドを通り過ぎてしまい、あわてて引き返した苦い思い出が・・・今年はエイドの位置を頭に叩き込んだので大丈夫!

キツイ登りは2回だけど間の1回もお忘れなく!


去年はこの高低図を参考に山場は赤丸の2か所という認識でした。この2か所が大ボスというのは間違いないのですが、緑丸の上りもあなどれない。そして上りきってからの9㎞の下り(荒れているけど一応ロード)でいかに稼げるかというのがゴールタイムに大きく影響します。昨年はこの緑丸区間でダレたのでここをしっかり走り切るのが目標。
ちなみにスタート直後にも登りがありますが、序盤で混雑してる上にテンション上がってるでしょうからあえてカウントせず。

ロードは攻める!


キタタンは山岳耐久レースと言いつつもロード区間が半分近くあるのでここでしっかり上げられるかどうかが鍵。ザックにトレランシューズでは軽快に走るのはキツイですが、ここはkm/4分後半~5分前半で走りたい。レースではターサーやアディゼロで走ってる人も見かけるので、あえて軽いシューズにしてロード区間を爆走という手もアリ。

足は止めない!


ウサギとカメじゃありませんが、走っては足を止めてを繰り返す走り方は消耗するうえに動き続けた人の方が結果的に早い。これはキタタンに限りらずどんなレースにも言えることですけどね。私がよくやるのが、このペースだともたないな(攣るな)というのがわかったら、ほんの気持ちペースを落として動き続けられるギリギリのラインを探す。鏑木トレミでも、もう限界という時に時速を0.3km落とすだけで、フッと楽になって走り続けられたりします。大事なのはとにかく足は絶対止めないこと。きつくなったらペースダウンしてリカバーした方がタイムロスは抑えられます。

目標タイム

各関門の目標通過タイムは以下のとおり。※オレンジは昨年の通過タイム。
第1関門:2時間半  2時間46分
第2関門:4時間  4時間20分
姫次:5時間  5時間56分
ゴール:5時間55分  6時間44分

こうして見ると、課題は第2関門過ぎてからのラスボス姫次までの急登か・・・。

おまけ

会場には駐車場が複数用意されているので満車でとめられないということはありませんが、会場に近い駐車場ほど早くうまる。昨年は5時半に到着しましたが、駐車場がだいぶ遠くてゴール後20分近く歩くことに。。近くの駐車場にとめたい方はお早目に。

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