【その1】激登!キタタンレポート
第18回 北丹沢12時間山岳耐久レース

走ってきました、北丹沢12時間山岳耐久レース。距離44.2km、累積標高差2,900mと数字だけ見るとそれほどでもありませんが、このキタタンは登りがキツイことで有名なレース。 今回はコースの試走ができず、せめてトレイルの勘だけは取り戻しておこうと高尾山でナイトトレイルを何回か&マンションの階段ダッシュ。どこまで効果があるかわかりませんが、目標タイム6時間で臨んだレースをレポートします。

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5時半、道志村着。会場すぐ横の駐車場は満車で近くの駐車場に誘導されます。予報は最高気温34度の夏日ということで熱中症フラグがしっかり立っております。念のためハイドレーションの水を500ml追加と。

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トレイルレースは横文字が多いなか、この大会名は硬派でなんとなくカッコいい。

会場入りして準備運動。ここ10日ほど左股関節の違和感が続いていて、走るのに支障はないまでもレース中に爆発するんじゃないかと気が気じゃありません。最悪の事態に備えてロキソニンは持って走りますが、ダメージの大きさがわからなくなるので使うのは避けたいところ。次のレースは秋なので時間はあきますが、ハセツネ、大阪マラソンと本命2本を控えているので致命傷だけは避けなければ。

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控えめに後ろの方に整列。トレイルでは登りで力の差がはっきりと表れます。ロードなら横から抜かせばいいのですが、狭い山道だとなかなかそうもいかず。足の具合もあるので今日はおとなしくするのが吉。

開会式では熱中症に気をつけるようにとしきりに説明してました。給水所は4か所あり、第一関門から先は険しい山道で何かあっても救出が困難なので異変を感じたらリタイアするようにとのこと。
お、おう。。

熱中症になる人が続出してニュースになった富里スイカロードレース(エイドは1.5㎞ごと)とのギャップがなかなか。山では自分の身は自分で守るのが鉄則。

夏のランニング大会は熱中症にご用心


6時半 レーススタート

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トレイル入り口まで飛ばしていかないと渋滞に巻き込まれると聞いていたので、ペースを上げてロードを駆け上がります。ペースをkm/4分後半まで上げたおかげで30ほど順位を上げることができました。

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トレイルに入ると道が細くなり1列で進みます。渋滞するというのも納得の狭さ。幸い立ち止まるということはなく、むしろ僕にとってはちょうどいいぐらいのペースで登って行きます。350mほど標高を上げたところで一気に下りへ。

前をゆくランナーをトレースしながらぴったり後ろについて駆け下りる。
すぐ後ろには同じように追走するランナーの足音と息遣い。
道を譲られ、さらにスピードアップして後ろのランナーを離しにかかる。

これこれ!このヒリヒリした緊張感を味わいたくて自分はトレイルレースをやってるんだと改めて実感。思えばトレイルレースは昨年のハセツネが最後。久しぶりのトレイルレースで忘れていたあの感覚を一気に思い出します。山はゆっくり景色を楽しむものという概念を根本から覆してくれたトレイルラン。出会えてよかった。

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コースはロードの下り坂。後のことを考えペースはkm/5:15ぐらいでしたが、ここでも抜かすことが多かったです。暑さですでにランパンから汗がしたたるほど。

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立石建設を抜けると第一給水所。

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ここから県境尾根分岐までは標高差800m。VESPAを半分ほど入れて活を入れます。

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とにかく登るのなんの。勾配がきつくヒザに手をついてグイグイ体を持ち上げます。前後に他の選手がピッタリくっついた状態でしたが、抜かすことも抜かされることもほとんどなく皆が淡々登り続けます。序盤なので足は生きているものの、この暑さで汗の量が尋常ではない。

上がりきると怒涛の下りステージスタート!杉の枯れ葉が積もるトレイルは足に優しく、数人のグループになって駆け下ります。気持ちよく駆け下りてる時に足を挫いて終了というパターンがこのところ続いてるので、ペースはやや抑えて慎重に。心配した左股関節は全く問題ないのが不思議。代わりに右ヒザに疲労がたまってきているのがわかります。おそらく左足で着地するのを避けてきたのが原因と思われ、、どうか最後までもちますように。

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第一関門:2時間46分29秒

ここまで2時間半で到着予定だったので少しオーバー。アクシデントもなく順調に来ていますが、足の疲労はすでにけっこうなもの。いまのところ攣りの兆候は出ていませんが時間の問題でしょう。果たしでどこで来るか。

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胃腸も元気でバナナを2個補給。大量に汗をかいていましたがトイレで若干の用を足すこともできたので心配した脱水症状も今のところ大丈夫。止まっている時間がもったいないので足早にエイドを出発。

-続く-

【その2】激登!キタタンレポート 第18回 北丹沢12時間山岳耐久レース

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