東京の秘境をゆく！日原～雲取山トレイルラン

雨の日曜日。日原から雲取山をぐるりと周るコースを走ってきました。今回は山の住人Jさんが案内役で彩湖練メンバー（Kさん、Hさん、自分）の計4人。

8:00　日原

スタートは奥多摩駅からさらに奥深いところにある日原。こんな奥地に集落があるとは。

ずっと土砂降りでどうなることかと思いましたが、だんだん空が明るくなってきた。靄に包まれると一層の秘境感。

コースは東日原～一杯水～酉谷峠～長沢山～雲取山荘～雲取山～七つ石山～鷹巣山～稲村岩～東日原のぐるり37km。

Jさんを先頭にまずは一杯水まで。

のっけからひたすら続く急登に心肺はいきなりレッドゾーン。Jさんの後ろ姿からは普通に淡々と上ってるようにしか見えないんですが、これがとにかく早い。遅れをとるまいと必死にあとに続きますがすでに一杯一杯。。彩湖練メンバー3人は一応サブ3ランナーですが、Jさんの山をグイグイ上っていくペースにはついていくので精一杯（Hさんは張り付いてたか）。山ではサブ3なんてあくまでも要素の一つでしかありません。

しばらく行くと雲の上に出て雲海が広がります。秘境だけどこれも東京。

一杯水から先は比較的平坦路。途中の避難小屋には隠しアイテムのような水場が。水分消費の多い自分にとって水場は大事なオアシス。

悪天候で全く人とすれ違わない山道を4人でペチャクチャおしゃべりしながら。

雲取山荘でしばし小休止。天気も回復して青空が出てきました。

ウマウマ。最近は通勤ランの時も途中で牛丼屋に立ち寄って胃に固形物をINしてすぐ走るようにしています。ロングは食べて走れないと終わるらしいので・・・。

13:50　雲取山

雲取山山頂と。午前中までの悪天候でここにも人は皆無。誰もいない山頂で絶景を堪能します。

彼方にはこれから向かう七ツ石山。この雲取山からの尾根道が気持ちよくて最高に好き。

走り出して7時間。徐々に足に疲労が溜まってきてますが、先導するJさんに引いてもらいサクっと七ツ石山。

複数人でトレランする時は先頭がペースメーカーになるんですが、ピークを踏むか巻き道を選ぶかというのも先頭次第。足が辛いなあという時に巻き道を選んでくれると胸を撫で下ろすし、巻かずに上がる時はガックリしながらも黙って後に続く。たまに巻き道を選ぶと後方から野次が飛ぶのもご愛嬌ｗ
距離だけでなく累積標高差もトレーニングに大事な要素なのがトレラン。自分含めて巻きグセのついた人はみんなで走る方が練習になりますよ。

鷹ノ巣山の上りはさすがにきつかった。ようやく見えた富士山。再来週はもっと間近で 存分に見続けることでしょう。

あとは下るだけと軽視してましたがこれが大間違いで、本日一番足にきたのがこの鷹ノ巣山からの下り。果てしなく続く下り斜面にガッツリ足が疲労。さすが奥多摩三大急登と言われるだけある・・・。
沢に出ればゴールはもうすぐ。上から落ちてくる滝をながめながら、昇りたいとつぶやくJさん。正真正銘、山の住人です。

17:00　日原

無事ゴールで楽しい1日に乾杯。

エリアによって表情いろいろ

今回走ったコースは変化に富んでいると聞いてましたがまさにその通り。

落ちたらサヨナラゾーン（酉谷峠）

生い茂る木の根を上り続ける天空の城ゾーン（長沢山）

倒木だらけのディストピアゾーン（長沢山）

絶景見ながら爽快に走れる尾根ゾーン（雲取山）

落ち葉フカフカゾーン（七ツ石山）

変化に富んだとても面白いコースで走っていて飽きません。ただ、途中には辺り一面枯れ葉で登山道の判別がつかない場所もあり、一人だったら確実にロストしてた気がします。すべては沢登り&狩猟の免許まで持っているJさんが先導してくれたおかげ。

GPXをアップしておくのでもし行く人がいたらどうぞお使いください。Kさんがハナド岩など絶景ポイントもしっかり抑えているのでオススメ。

奥多摩トレイルラン（東日原～雲取山～東日原）gpx ダウンロード

おまけの空中散歩

最近新たなおもちゃ（ドローン）を手に入れてトレランのお供になってます。

秘境の空を舞うのもなかなか気持ちがいい。

尾根道で自動追尾させてみたこともあるんですが、ちゃんとついてきてるのか気になってまったく走りに集中できなかったｗ　もう少し慣れたらいろいろ試してみます。

今週は練習負荷を落として回復期。
UTMFまであと1週間。