先日のねりま光が丘ロードレースでハーフのベストタイムを更新しました。レース後、足へのダメージが大きくてほとんど走れていません。ハーフの大会は初めてですが、走るペースを考えるとダメージはフルと大差ないのかも。気晴らしにマラソン本を読んだのでご紹介。
元々ダイエットのために始めたランニング。いつしか社内のチームを率いるようになり、駅伝コーチも務めます。ひょんなことから寛平ちゃんが東京~大阪を走る番組をサポートしたことで、ギリシャのスパルタスロン246kmにサポーターとして同行したり、日テレの24時間マラソンや富士五湖マラソン立ち上げに携わります。今では一般社団法人ウルトラランナーズ協会理事となった著者が、ウルトラマラソンの歴史から走法を解説。
ウルトラマラソンの走法
上下動の少ない「すり足」走法がウルトラマラソンには適しています。マラソンでは推進力を得るための腕振りも、ウルトラマラソンでは走りのリズムを生み出すための動作と捉え、ピッチと腕振りを一定にすることを心がけます。歩く時の歩幅+15~20cm、一分間に160~170歩を目安に、長く続けられるピッチでペースを刻みます。また、膝を上げずに着地した時の衝撃をできるだけ小さく。寛平ちゃんの走りを見ていると、まさにこの「すり足」というのがよくわかります。感覚的にはLSDに近い気がしていましたが、そもそもマラソンとは異なりますね。
ウルトラマラソンの世界記録
100kmロードではサロマ湖の6時間13分33秒。km/3分40~50秒イーブンだというから超人すぎる・・・しかもこの記録は1998年で今でも破られていないのだそうな。さすがに「すり足」走法ではない気がしますが、競歩でもトップレベルの人はkm/4分切るらしいので、もはや想像つきません。一体どんな走り方なのか見てみたいものです。
ちなみに、最長のレースとしてはロサンゼルス~ニューヨーク4800kmを走るトランスアメリカフットレース。僕がこの2年間で走った距離(笑
中高年こそウルトラマラソン
国内でも少しづつ増えてきたウルトラマラソン。参加者の内訳を見ると、40~50歳代の参加者が多いそうです。中高年がウルトラを目指す場合、持久力と精神面が若者よりもタフで、達成感と自分探しを求めるのではないかという著者の推測はなるほど的を得ている気がします。フルマラソン以上に、生理的・精神的持久力が求められるのがウルトラマラソン。
今回のハーフ後のダメージでもそうですが、足への負担は走るペースによるところが大きいです。そう思うと、ウルトラマラソンは、運動強度としてフルマラソンよりも必ずしも高いわけではないのかもしれません。なにより、10時間以上走る間に人間は精神面の変化があるそうで、個人的にはその部分に強く惹かれます。
自分と向き合いながら完走を目指すウルトラマラソン。来年ぜひ大会に出てみようと思います。
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