第10回 ハセツネ30Kレースレポ<レース編>

前回の続き

受付締め切り15分前に会場に到着。

十分過ぎるほどアップは完了しているので荷物を預けたら即整列。すでにたくさんのランナーが並んでいて位置的には4時間のだいぶ後方。あわよくば4時間切りを狙っていたのでロードでどこまで巻き返せるか。

号砲で一斉に動き出しますが、畑に囲まれた道が狭いのなんの。このレースを走るのは初めてでしたが、2週間前に試走済みなのでコースはバッチリ頭に入ってます。ここでムリして抜かさなくても、トレイルまで延々と続くロードの上りでかわせるだろうと考え流れに身を任せることに。

ひたすら息苦しい展開が続く・・・。ガマンガマン。

林道に入ると一転して上り坂。最初のうちは団子状態でしたが、徐々に走るペースに差が出てきてランナー同士の間隔が開きはじめます。それまでのペースを維持していただけですが面白いように順位が上がっていく。右に左に次々とかわして100人以上パスしたでしょうか。狙い通り。

そんなボーナスステージも長くは続かず、進むにつれて勾配がきつくなり周囲とのペースに差がなくなってきた。

しかし暑い。。
心拍数が下がらず大量の汗をかいていたので水分補給の回数も増えてくる。水1.5Lで最後までもつだろうかと不安がよぎります。この先に地獄が待ってるなんてこの時は思いもしなかった。

さっきまでの調子は消え失せ、走り続けるのがしんどくなってきた。トレイル入り口まで残り2kmもないのでなんとか走り切れそうな気もしましたが、昨年のハセツネで上げすぎが原因で走れなくなり木陰で30分休んだ記憶がフラッシュバック。脳みそが発するアラートに従い、おとなしく端に寄って歩きに切り替えました。すると次々とかわされ始めて悶々・・・。
大丈夫、醍醐丸前の急登できっと巻き返せる。

曲がった先で突然行列が出現して完全停止。
事故!?

ではなく、これが噂に聞く渋滞。富士登山競争やハセツネ本戦でも登山道入り口では渋滞すると聞いてましたが、こうして巻き込まれたのは今回初。後方からのスタート&後半は歩いちゃったけど、それなりに飛ばしてきたつもりなんだけどな。。
ここには簡易トイレまで用意されててトイレ休憩したり、ザックをおろして荷物整理する人も。ヒマだったので前の人としばし雑談。その人は毎年このレースを走ってて、タイムは4時間ジャストだそうな。ということはペースとしてはそんなに悪くないということかな?こんな渋滞に巻き込まれたのは初めてと言ってたのでどうなるかわかりませんが。

結局この渋滞で200m進むのに10分弱と痛いロス。こんなに休めるんなら歩かなきゃよかった・・・。

トレイルでは再びペースアップ。本日2度めの市道山分岐を元気に通過すれば大好きな吊尾根!

人のいないところから駆け下りて少しづつ順位を上げていく。相変わらず上りでは渋滞気味でしたが、よくよく見ると渋滞で前がつまっているパターンと、単純に歩きで上ってる2パターンがありまして。後者の場合は遠慮なく先に行かせてもらいます。この醍醐丸への急登はワシワシ駆け上がってロードの歩いた分は取り戻した。

醍醐丸手前まで上りきったら、そこからは長い長い下りステージ。ロードでは前を行くランナーを次々にパス。ペースにしてkm/4’30なのでそれほど早くはありませんが、不思議と周りよりも早かったらしくてどんどん追いつくのが気持ちいい。

途中の民家でおばあちゃんが「水あるかい?もってくか?」なんて誘惑してくる(笑

第26条(補助行為、助力行為)
1.選手は、他の競技者、役員、応援者など他者からの競技を行う上で不正に有利になる補助行為並びに助力行為を受けることができない。

必須装備品を厳しくチェックされたり、エイドが一切無かったりと全部自分でやりなさいよというのがトレランと山岳レースの違い。昨年のハセツネでは招待選手であるリリムリ(裸足で走る部族)の選手が他の人から水もらって失格になった。

下ったあとは上りが待っているお決まりの展開。そしてもはや上りを走る余力はこれっぽっちも残っちゃいません。平坦なところだけ申し訳程度に足を動かしましたが、この上り区間はほぼすべて歩き。

ハセツネ30kはロードとトレイルが入り混じっていてどことなくキタタンに似てるんです。ただ、キタタンの場合ガツンと一気に上るのに対して、ハセツネ30kはゆるい上りが延々と続く。これには身も心もだいぶ削られた・・・。

ようやくロード区間が終わった。あとは正面の山を越えればゴールもそう遠くはないはず。

ジリジリ照りつける太陽を背中に浴びながら、前のランナーの足元だけ見て黙々と急登を上る。すると下の方から「オェ~」とえずく声。この暑さでこの急登だもの・・・わかる。明日は我が身と引き締めながら黙々と上ります。

入山峠通過で残りは5km。

残量は、、2口。500mlが正解だったか。

今熊神社の手前でついに水がなくなり、それが合図のようにまったく走れなくなりました。走る力がまったく湧かず、神社の前で両膝に手をついて休憩。ここからゴールまでは駆け下りるだけなのに、その下りですら200m進んでは木に手をついて休みながら進む始末。醍醐丸でかわした人たちがゴール目指して元気に抜き去っていく・・・もちろん後を追う体力なぞ皆無で、重力に頼りながらどうにか山を下ります。

疲労のピークに達したのか、はたまた単なるエネルギー切れなのかさだかではありませんが、こんなに強烈な倦怠感を味わうのはひさしぶり。昨晩からここまで70km走ってきましたが、UTMFはここからさらにもう100km。加えて累積標高差を考えたらその過酷さは今日の内容など比ではないと思われ。
ヤバイね、想像しただけでワクワクが止まらない!

体はフラフラでしたが、頭のなかではそんな楽しい妄想を楽しみながらの変電所前通過。

下山した先で応援に来ていたキーチさん発見。せっかく応援に来てくれたのだから元気にガッツポーズを見せたつもりが、あとでケイタイ見たら

ヘロヘロ感は伝わった!
とメッセージ・・・ウン正解w


ゴールタイム:4時間20分

結果は4時間切りに到底届かず惨敗でしたが、順位は400番台でとりあえず秋の本戦チケットはゲット。なによりの収穫は前夜祭からの70kmでひさしぶりに地獄を味わえたこと。昨日朝から一睡もしてない状態からのレースは体調変化(波)も激しくて、これほどの眠さと疲労は昨年の武尊スカイビュートレイルぶり。UTMFの予行練習としては大成功です。ちなみに彩湖練から古河はなももまで共に走ったKさん、Hさんは3時間半と50分以上前にゴールしててぶったまげ。だいぶお待たせしてしまい申し訳ない。。次回は3時間半を目標にがんばろ。

初めてハセツネ30kを走ってみて感じるのがロード区間の重要性。ハセツネ30kはトレイルレースですが、半分ぐらいロード区間があるのでそこをしっかり走れるかがタイム短縮のカギだと感じます。特に上り区間が重要でそこをきっちり走りきれればまだまだいタイムは伸ばせる。季節的にキタタンほど暑くはないし、急登もそこまできつくはないのでトレランレースのデビュー戦にも最適です。

UTMFまで、あと26日。

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2 件のコメント

  • そうなんです。

    元気な声とは裏腹の
    羽の生えていない脚でしたよね
    (。・∀・。)ノ

    待ってる間、
    『コーへー君大丈夫かな~』て
    10回くらい呟いてました 笑

    • キーチさん

      やっぱり。。
      今回の撃沈をバネに対策を練るので、UTMFに乞うご期待!
      キーチさんも100Kがんばって!

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