街履きからペース走まで
スイス発のイケてるランニングシューズ「On Cloud」レビュー 

先日、アートスポーツで見つけたOnというランニングシューズ。聞いたこともないメーカーで、独特な形状のソールに疑問を持ちましたが、このデザインに一目ぼれして気づけば買って帰っていた一足。
そんな変わり種シューズOnのデザインや履いて走ってみた感想などレポートします。


庭の水撒きホースから生まれたランニングシューズ On

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元プロトライアスリートのオリヴィエ・ベルンハルド、その友人のデビッド・アレマンとキャスパー・コペッティは、完璧なランニングシューズを作るという情熱の下に集まりました。そして、数えきれないほどの実験を重ねた結果、「On (オン)」が生まれました。その実験の中には、水撒きホースを輪切りにしたものをソールに貼り付けたものすらあったのです。ランニングシューズのソールとクッショニングはもっと洗練されているべきだと気がついたオリヴィエ。一般的なシューズのソールというのは、足が地面に着地するときの垂直方向の衝撃を吸収するだけだったのですが、彼らが考えたシューズは垂直方向だけでなく、水平方向の衝撃も吸収できるようなクッショニングシステムが必要だと考えたのです。そして、はじめて作った試作品は、水撒きホースを輪切りにしたものをソールに瞬間接着剤で貼り付けたものでした。

引用:公式サイト

Cloud (クラウド)が垂直方向と水平方向の衝撃を吸収

ソールのラバー製パーツ “Cloud (クラウド)” が、着地時に脚に加わる垂直方向と水平方向の衝撃を吸収し、ソフトなランディングを実現します。それは全く新しいランニング体験です。ソールのクラウドが地面からの衝撃を十分吸収した後は、つぶれたクラウドがソリッドなソールに変化し、自然でパワフルな蹴り出しをサポートします。
「ソフトな着地」と「パワフルな蹴り出し」です。快適さとスピードに妥協することなく、ナチュラルなランニングを楽しめます。

たくさんのトライアスリートから支持されているOn。マラソンの元世界記録保持者、テグラ・ロルーペは「Onは私が今まで履いた中で最高のシューズ」とまで言っているというから驚き。
https://clouds.on-running.com/ja-jp/athletes/tegla-loroupe

Design & Weight

On
今回購入したのはOnCloud。Onの中で軽いレーシングモデルです。

ゼロ・グラヴィティ・フォームによる CloudTecR システムを採用したクラウドは、極めて高いクッション性を備えた、世界で最も軽量なランニングシューズです。信じられないほど軽量なシューズから生み出されるソフトな着地と、爆発的な蹴り出し。これまでは考えられなかったランニング体験をお楽しみください。

引用:公式サイト

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紐が突き抜けているという斬新なデザイン。ヒールカップは固めで安定感もありそうです。

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並べるとロゴになるなんてアシックスにはなかったデザイン。

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最初からゴム紐が装着されています。おかげでスリッポンのように気軽に履けるのですが、しっかり走りたい時はやや不安。そんな時のために通常の靴紐もついています。

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独特な形状で弾力性のあるソール。突起の隙間に石が挟まりそうな気もしますが。

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サイズ:25.5cm 重さ:202g
ソールのごつさからもっと重いと思っていましたが、実はけっこう軽い。サイズはasicsと同等です。

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隙間のあいたソールはどんな履き心地なんでしょ。

走った感想

走り始めですぐにわかる独特の着地感。Cloudというネーミングから、雲の上を走っているようなフワフワした着地感を想像していましたが、実際はけっこう固めです。asics NewYorkと履き比べると、クッション性はNewYorkの方が断然柔らかい印象。Onはソールが薄い感じで着地の衝撃がけっこうダイレクトに伝わってきます。ただ、固い中にもしっかりクッション性が確保されていると感じるのが、Cloudtecシステム。大げさに言えば着地の際にソールがグニュっとつぶれる感じで、これが独特な設置感を生み出しているのではないでしょうか。垂直方向だけでなく水平方向のショックも吸収してくれているのがよくわかります。
正直、この接地感は好みがわかれるところで、気になる人は気になるでしょうね。僕は体重が59㎏なので、重かったり、軽かったりするとまた違った感想になる気がします。

ペースアップしてkm/4’00まで上げてみましたが、意外と普通に走れてしまうのには驚きました。Oncloudのソールはトゥとヒールが反っているので、踵から入ってつま先で抜くような走りになります。
イメージはポーンポーンと跳ねるDr中松のジャンピングシューズに近いかも。ターサーのように地面をしっかり蹴ってという走り方には向いてません。

結論としては、レースペースで走るなら断然ターサー。じゃあジョギングで使うかというと、そっちはNewYorkやゲルフェザーの方が接地バランスに優れています。

こんな使い方をしています

実はこのシューズに走りはそこまで期待してなくて、重視したのはそこそこ走れて、街履きできるイケてるランニングシューズでした。泊りで家族旅行なんか行く際にはランニングシューズを持っていくのですが、少しでも荷物減らしたいなと。普段履いてるasicsのランニングシューズは普段着にはやっぱり合わない。(気がする・・・)
街履きから旅先でランニングをこなせるシューズということでOncloudはぴったり。ランニングシューズは長時間履いていても疲れません。

Onは人とかぶりたくないという人にもおすすめのランニングシューズです。

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