【その1】UTMF2018 レースレポ

いつかは。
そう思い続けて3年、ついにこの日がやってきた。
過去3年間の間に最大3レースで12ポイント以上獲得していなければ参加することができないUTMF。そのため、これまでどんなに苦しくてもとにかく完走してポイントの獲得に励んできました。靴下破れた状態で40km以上歩いたりとかね。そして1.7倍という抽選を無事通過して100マイルという長旅に挑戦する権利をGET!

距離168km、累積標高差8,100mは果てしなく長く、そしていろいろな経験をさせてくれた旅でした。開会式で鏑木さんが言っていた、

「誰かと競うのではなく、自らに挑戦してもらいたい」

走ってみてそのことが十分すぎるほどわかった今回のUTMF。
そんなレースの模様を4回+1回(反省など)に分けてレポします。


いざ、会場へ


朝9時半、富士北麓駐車場に車を止めてこどもの国行きのバスに乗り込みます。
今年のUTMFは富士山を一周しないコースに変更となり、車で会場に行く場合はスタート地点のこどもの国に置くか、はたまたゴール近くの河口湖に置くかで迷うところ。レース後の疲れた体でこどもの国まで戻るのは辛そうなのでゴール近くに置くことに。DNFだとどうなるのか・・・考えたくもない。

コースマップ:UTMF公式サイト

レース前のバスって仲間同士でやいのやいの賑やかなイメージありますが、今回はそれが全くない。これから始まる長旅に備えて眠る人多数、コースマップとにらめっこする人ちらほら。

こどもの国に到着すると英語のアナウンスが流れていて、アジアやヨーロッパのランナーがたくさん。こんなに国際色のあるレースは未だかつて見たことがありません。ゼッケンに名前(ローマ字表記)が書かれているのでそれを見れば日本人でないことはすぐわかるんですが、中国や台湾のランナーは装備品がおそらく自国のメーカーと思われ日本人とはちょいと違う。

会場はUTMF一色。憧れの舞台を走ることができることに興奮がとまらない!

ブースを眺めながら大会限定グッズを物色。UTMFのネームが入るだけで値段がお高くなるのもこの大会だからこそ。ペツルブースでは恒例の照射時間が掲示されてました。必要な照射時間20時間越えてスゴイね・・・。

ゼッケンを受け取り必携品チェック。これ、大会によっては形だけだったりするんですが、UTMFはチェックシートに沿ってかなり入念に見られます。万全の準備で臨んだので楽勝でクリア。

チェックをクリアすると腕にバンドを巻いてくれます。もしレースを終えるときは、このバンドにハサミが入ると。

会場は食べる物がそんなになくて、富士宮焼きそば一つ買うのに20分待ちの大行列。ついでに肉の串焼きも食べようかと思いましたが、一昨日の補給食講座でVESPA齋藤さんが言ってた「なるべく内蔵をクリーンな状態に」を思い出して控えます。

Hさんと合流して互いの健闘を称え合う。自分より2時間早い30時間の完走を目指してるそうで、果たしてどこまでついていけるか。他にも知り合いと何人か会いましたが、皆さんサポーターがついてて100マイルの世界はそういうものなのかと初めて知った。

このサポーターの役割はというと、選手に先回りして各エイドで待ち構えすばやくジェルを入れ替えたり、現在の順位やタイムを選手に伝えたり、時に選手を励ましたりと文字通りすべてをサポートする役割。サポートを選手は次のエイドまでの補給食だけを持てばよくなるので荷物の重さという点でもアドバンテージ。トップ選手はもちろん、タイムを狙うランナーにとってもサポーターがいるといないでは全然違うんだとか。まったくそのとおりと思ったのはまだだいぶ先の話。

夢と希望を詰め込んだドロップバッグ。70Lのゴミ袋ぐらいあるので収まらないことはまずないでしょう。なんでもかんでも入れるのはいいけど、いざ使うときにごちゃごちゃだとロスする(実際した。。)ので詰め込み過ぎにはご注意。

開会式は実行委員長の鏑木が登壇。今年は開催することができて本当よかった。ちなみに到着時点では青空が出てましたが、今は雲に覆われて風が吹く肌寒い天気。雨さえ降らなければこれぐらいがちょうどいい。

カウントダウンが始まりいよいよレースの始まり!ワクワク7割+ドキドキ3割で妙に落ち着かない。序盤はとにかく突っ込まないで自分のペースで行くことを胸に刻み込んで合図を待ちます。

【その2】UTMF2018 レースレポ

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2 件のコメント

  • いつもブログを楽しく拝見しております。
    今回のUTMFのレポートは大作になりそうですね。続きを楽しみにしています。

    ところで、VESPA齋藤さんの補給食講座を受けられたのですね。
    私も行きたかったのですが、都合で行けませんでした。
    UTMFのレポートが終わったら、どこかのタイミングで補給食の記事を書いて頂けるとありがたいです。
    よろしくお願いします。

    • 桑原さん

      コメントありがとうございます!
      齋藤さんの補給講座は色々目からウロコで直前でしたがとても参考になりました。ハンガーノックはもちろん、胃腸のトラブルなく走り切れたのは講座のおかげかなと思っています。栄養学は常にアップデートされていて、齋藤さんも過去に自身が言っていたことを修正しながら話されていました。

      直近では最も新鮮な補給食講座だと思うので、追々記事にしますね。

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