asicsの名作NewYork。フルマラソン完走が目標のランナーから、サブ3ランナーのトレーニングまで幅広く使える一足。あの川内選手も練習で使っているのだから、それだけよくできたシューズということなのでしょう。
いろいろなランニングシューズを使ってきましたが、New Yorkだけはいつも手元にある一足。そんなNew York2も気づけば1000km近く走っていたので、次のモデルに交換しました。そこで、前モデルとの違いなどレポートします。
NewYork3 GT‐2000
・ミッドソールには反発性に優れたSpEVAと、軽量性に優れたSolyteを組み合わせたフルイドライドを採用し、流れるようになめらかな走り心地を実現。
・ヒールクラッチングシステムを採用し、優れたホールド性と安定性を発揮。
・ガイダンスラインの機能を妨げず、安定した走りを生み出すガイダンストラスティックを採用。引用:asics
サイズ:25.5cm 重さ:276g
持ってるランニングシューズの中ではヘビー級の重さ。持っただけでずっしりきますから、履いても当然重さは実感します。ちなみに、前モデルとまったく同じ重量なのでNew York2を使っていた人にとっては違和感ないかと。
New York3からヒールクラッチングシステムというのが導入されました。GELKAYANOにも装備されてた部品で、踵部分のブレ軽減に役立ちます。部品が増えたのにNew York2と重さが変わらないというのはいいですね。
ヒールの厚さは前作同様。
ソールパターンは少しだけ変更されていますが、ほとんど同じ。分厚いソールは安心感抜群。
シューズ全体が肉厚でがっしりしていますが、実は中敷きもぬかりなくできています。
LYTERACERと比較すると厚さがこんなに違う。
重さも当然ながらこの違い。
中敷きの下にはSpEVAが見えます。指で押してもわかる、ほどよいクッション性。
10kmほど流してみましたが、前作との違いがわかりません(笑。しいて言うなら新品なのでクッションがヘタってないのを実感できるぐらいかと。走りこめばヒールの安定感がわかるかな??
ここまで完成されたシューズはメーカーもあまり改良したりしないん気がします。ジョグ~ペース走まで幅広く対応してくれる万能選手は今回も変わらず。
900km走ったNewYork2
900km使ったNew York2。重さは276g → 272gと4gだけ軽くなりました(笑
けっこう雨の中を酷使してきたんですけどね、全然ヘタった感じがしない。さすがアシックスの名作。
ソールだって十分残っています。ここまで頑丈だと替え時が難しい。
ただ、ソールは元が分厚いだけによく見るとけっこう摩耗しています。これが危険で、ソールの減ったシューズを履いてると、着地した時に毎回微妙な角度がついてダメージが蓄積。足の故障につながりかねません。
シューズは履きつぶすという人もいますが、僕は1000kmに達する前には交換しちゃいます。NewYorkはもつ方で、スカイセンサーなんて500kmぐらいでけっこうソール減りますから。走る場所とフォームにもよりますが、シューズは消耗品なので、ある程度使ったら交換した方が足には優しい。腸脛靭帯炎で苦しんだ経験があるので、転ばぬ先の杖です。
NewYorkはヘビー級なので気持よく走るシューズではありません。ですが、この重量が足にいい負荷を与えてくれると考えるようにしています。軽いシューズで軽快に走っても、故障しては元も子もありませんから。爽快に疾走する楽しみは大会にとっておくとして、練習ではいかに故障せずに走り続けるかが大事。
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