ライトレーサー(asics LYTERACER)2019年モデル レビュー

ふらっと立ち寄ったステップスポーツにライトレーサーの2019年モデルがずらりと並んでいました。部活用シューズが謳い文句のシューズだけに3月の新学期前ということもあって前面に並べて売出しているそうな。そんなアシックスのコスパ最強シューズは2019年モデルでどう変わったか?かれこれ5年以上使い続けている自分にとっては練習シューズのスタメン。極端な変化を恐れつつレビュー。


ライトレーサー(2019年モデル)の特徴

クラブ活動などの日常のトレーニングから、本格的なレースまで対応するランニングシューズです。従来のEVAと比較して、約20%以上の反発性を向上させたSPEVAFOAMミッドソールを搭載。次の一歩へのスムーズな推進力を向上しています。アッパー前足部には、通気性に優れるメッシュを採用。アウターソールは、前後左右へのグリップ力に優れるデザイン。毎日使いやすい手軽さながら、レースまで想定した機能と汎用性が特長の一足です。

LYTERACER TS7 → LYTERACER(2019年モデル)はここが変わった

ぱっと見でわかるのがアッパーのデザインで、旧モデルも安っぽさは皆無でしたが新作はさらに洗練された印象。お値段1.5倍のターサーと並べても遜色ないですよね?

アッパー素材のパターンがハニカム構造になりました。特にフィット感が向上したとか軽くなったということはありませんが、通気性と耐久性は向上したかな。小指の当たる部分がメッシュになったので耐久性は気になるところ。

ヒールは縫製部分が変わっただけで変更ありません。前回まで書かれていた「TS」の文字が完全に消え去ったので今後番号はつかないのでしょう。もしついてたら今回のモデルはTS8。

ソールについては旧モデルとの違いが全くわからない。安心しました。

カラーバリエーションは3つ。雨風気にせずガンガン酷使するシューズだけに汚れが目立ちにくい色とも考えましたが、白✕赤✕ゴールドの組み合わせが気に入ってしまった。

レディスモデルのピンクもいい色で目を引きます。

スペック

アッパー素材 合成繊維・合成皮革
アウター素材 ゴム底
インナーソール 取り替え式
生産国 ベトナム
重量 225g ※サイズ26.0cm
厚さ 前足部:1.7cm 後足部:2.9cm ヒールカウンター:7.2cm

重さ


重量:225g ※サイズ26.0cm
ライトレーサーTS7(同サイズ)よりも9g重くなりました。最近のライトレーサーは新モデルになるたびに重くなる傾向にあり。練習用なので軽さを追求して耐久性が下がっても困るけど、さすがにこれ以上は重くならないで欲しい。。

ちなみに左右で若干(今回は3g)重さが異なるのはご愛嬌。この価格帯のシューズだし誤差の範囲でまずわかりません。ターサーやソーティといったレーシングモデルだと左右が限りなく一致していてさすがだと感じる。

厚さ

前足部:1.7cm

後足部:2.9cm

ヒールカウンター:7.2cm

TS7とほぼ同じ値です。

走行レビュー


ライトレーサーフリークの皆さん、ご安心ください。足を入れた感覚も走った感じもいつも通り安定のライトレーサーです。旧モデル(TS7)と比較して若干つま先がタイトになった印象ですが走った感触は何も変わらない。もちろんターサーのような「グリップ力」はないし、ヴェイパーフライのような「反発力」もありません。ライトレーサーの一番の武器は「クセ」がないこと。地味だけどこれがけっこう重要で、なんだかんだとシューズを使い回すなかでライトレーサーがいつまでもスタメンたる所以。練習メニューが決まってなくて体調次第なんて時にはだいたいこのシューズ手にしてますから。6分台のジョグから3分台のインターバルまでそつなくこなせる万能選手は耐久性も抜群。それでいて6~7千円で買えちゃうんだからコスパは相当高いと思います。

過去にTS6でアッパー素材が変更されて軽量化したけど耐久性が落ちたことがあるので新モデルもそこだけは気になるところ。何か発生したら追々レビューします。

一昔前のライトレーサーはチープな印象でしたが、モデルチェンジするたびに洗練されて廉価版とは思えない見た目。ソールは薄すぎず厚すぎないのでサブ4~サブ3まで幅広く対応してくれる一足。ライトレーサーのニューモデルはこれまでどおり練習シューズのスタメンです。

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4 件のコメント

  • いつも参考にさせて頂いております。先月の静岡で3:18でした。3:15目指しています。50歳前です。アシックスが日本人には良かろうと練習はGT2000、レ-スはDSトレナ-を使っています。レ-ス靴はひとつランクを上げようかと思っているのですが、タ-サ-は早い気がするし、ではライトレ-サ-はどうかなとも思っているのですが、重さはDSトレナ-とほぼ一緒なら替える必要もないのかなと思っています。そして、やはり勝負靴だけナイキを使ってみたい気もしています。皆さん効果があるようだし。私レベルでのお薦めはありますでしょうか?

    • 昇龍さん

      コメントありがとうございます。静岡走られていたのですね、お疲れさまでした。

      ライトレーサーは耐久性重視なので反発力やグリップ性能は高くありません。レースに使えないこともないのですが、私は割り切って練習用にしています。サブ4ぐらいまでなら練習と大会で同じシューズにした方がいいように思いますが、昇龍さんの走力なら大会用により軽量で反発するモデルを選んだほうが記録は出しやすい気がします。走法によっても変わってきますが、私が今薦めるならヴェイパーフライ4%。東京マラソンや箱根駅伝で記録更新が続いていることからもシューズの性能はお墨付き。今年2時間50分を切れたのもこのシューズによる効果が大きいと感じています。ただ、他のシューズと違いふくらはぎの強化が必須なので、廉価版のズームフライで練習することをオススメします。
      DSトレーナーで大会もいいと思いますが、3時間前半狙っているなら軽くてハイグリップなターサーもありだと思いますよ。FlyteFomeになってクッション性は増しているので早すぎることはないと思います。ただ、ソールは薄くて衝撃もそれなりなので短い距離から始めて徐々に距離を伸ばすことをおすすめします。ご参考までに。

      • ご回答ありがとうございます。なんとなく方針定まりました。勝負靴はアシックスから趣旨替えしてズ-ムフライにする。練習靴は姿勢慣れのためのズ-ムフライと今までとおり安心安全なGT2000の両刃使い。GT2000も使う理由はズームフライの衝撃過保護で足が弱らないようにするため。しかし、GT2000自体、クッション性が高いから意味ないのか?ヴェイパーフライ4%は履いたら戻れなくなると思うので、もし3時間も一桁台前半の域に達することができるレベルになるか、年齢的な限界を感じたら奥の手として使おうと思います。私はレース時のDSトレーナーでさえ、薄っぺらい感触だなと思うのでタ-サ-となるととてももたないんじゃないかと思ったのです。でもナイキ系なら早く走れそうだし、クッション性もあるので一石二鳥と感じた次第です。
         kooheyさんには旅、山が出自というところに親近感が沸いています。「山岳パラフライト」で検索して出てくる死んでいるHPが私作成のものです。
         週末、今期最終レ-スの板橋で頑張ってきます。

        • 昇龍さん

          お役に立ちましたら嬉しく思います。
          シューズの使い分けは足への負荷分散にもなりますのでぜひ。ズームフライを使っているとヴェイパーフライ4%の存在を無視できなくなってきます(笑 最後の切り札として残しておくのも手だと思います^^

          ブログ拝見しました。山もですが旅好きという点も共通してますね。更新再開したらぜひ読んでみたいのでその時には教えてください。
          板橋シティお互い頑張りましょう!

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