MRI検査したらまさかの疲労骨折
原因や失敗を振り返る

ランニングを初めてから6年。日常的に走っていると足が痛むなんて毎度のことで、今回も少し練習を抑えれば治るだろうと思っていたんです。ところが左足の痛みは一向に改善せず、なまじ走れてしまうものだから練習や大会を継続してしまったのもよくなかった。レントゲンで異常が見られないので、MRI診断をしたら「中足骨疲労骨折」。
疲労骨折というのは実業団クラスの人たちがなるもので、たかだか月間300km程度の自分ごときは無縁と思っていただけにこの時は耳を疑いました。

発症から疲労骨折と診断されるまでを振り返りつつ、反省点などを綴ったので反面教師として参考になれば。


これまでの経緯


痛みが出てから疲労骨折と診断されるまでの2ヶ月間を振り返ります。

6月29日 美ヶ原トレイル:痛み発生

きっかけはレースの終盤70km地点。

ここまでくれば走れなくなることもないだろうとかなりペースを上げて走っていたら、左足に軽い違和感。何かきっかけがあったわけじゃないのでそのうち引くだろうと思っていたらこれが無視できないぐらい痛みだしてきた・・・ハテ?着地するたびに足の甲外側が痛くて、そのうち走るのすら困難になってペースダウン。残り10kmでこれは参ったな。。痛くない着地方法をあれこれ試したら、フォアフットだと痛みがほとんどないことがわかりここから左足はずっとつま先着地。

参考記事:第9回美ヶ原トレイルラン レースレポ<その3>

レース後は痛みで走れなかったんですが、4日ほどで痛みも引いて練習再開。ただ、ジョグペースでも5kmぐらい走ると違和感が出るので、そうなったらすぐに練習を止めてアイシング。

7月13日 分水嶺トレイル:痛み無し

痛みが出たら途中でやめる覚悟で左足にテーピングして臨んだ80kmの縦走大会。トレランレースではなかったおかげで痛むことなく無事完走しました。走ると痛みが出るんですが歩く分には全く問題なし。これも事を深刻に捉えなかった理由の一つ。

7月26日 富士登山競走:レース中から痛みだす

1週間前に試走をしたら下りで痛みが出ていたので、大会本番はただじゃ済まない予感がしてました。案の定馬返しの手前から痛み出して最後は耐えながらゴール。もし5合目打ち切りじゃなかったら骨折してたんじゃないかとすら思う・・・。5合目で受け取る荷物に氷嚢と水筒(やまほど氷)を入れてたので帰りのバスで即アイシング。

8月上旬 レントゲン検査は異常なし → 運動継続

富士登山競走も終わってようやく大会が一段落。治療に専念しようと念の為にレントゲン検査をしたんですが、結果は骨に異常無し。この安心感から多少痛みが出ていてもそのうち治るだろうぐらいに考えてジョグは継続。山歩きも丹沢や武尊山を1日30kmぐらい行動してました。

8月中旬 日常生活でも痛みが出る → 疲労骨折

そんな日々を送っていた8月中旬。走った翌朝に鈍痛が出るようになり、日中歩いている時でも鈍痛がでることも。さすがにこれはおかしいと思い盆明けを待ってスポーツに強い整形外科を受診。結果疲労骨折と診断されました。

MRI検査で疲労骨折を発見

改めてレントゲン検査をしましたが、ここでも同じく骨に異常は見られない。先生からはこれだけ長期間痛みが続くのでMRIをすすめられました。

レントゲンと違って磁気を使ってより精密な断面図を撮影できるのがMRI。検査は保険適用でも8,000円弱とけっこう高くて悩みましたが、白黒つけたい思いもあって検査することに。

生まれて初めてのMRI検査。閉所恐怖症ではないかなどいくつか質問を受けた後に頑丈な金庫のような鉄扉の前で待たされます。中に入ると真っ白い部屋に巨大な機械が置かれていて、中央にはトンネルのような穴が空いてるなんともSFチックな空間。どこかでポンプかなにかが水を定期的に送り続けるシュコーッという音も相まって超緊張。※画像はイメージです。

トンネルの入り口で仰向けになり、ヘッドギア(おそらく脳検査する人用?)に左足を差し込みます。担当の人から握ると音の出るおもちゃのような棒を握らされ「何かあったら鳴らしてください」なんてことを言われ。「何かってナニがあるんですか!?」と聞かずにはいられなかったw 巨大な磁気を体に当てるので人によっては熱っぽくなるそう・・・コワ。

撮影時間は20分くらいと言われてそのまま機械に吸い込まれます。足を動かさないようじっとしていたんですが、シュコーッシュコーッという定期的な音が眠気を誘い目が覚めたらトンネルの中でびっくり。

渡されたデータを持って整形外科へ。先生から何言われるのかドキドキしてたら、第一声で「やっぱり疲労骨折してますね」と言われ、まさか自分がという信じられない思い、体の悲鳴を聞けなかった情けなさ、原因がわかった安堵感、8,000円もしたけど検査しといてよかったなどなど色んな思いが湧いてきてしばし呆然。

実際のMRI画像。赤丸部分の白くなってるところが疲労骨折してる部位らしいんですが見てもいまいちわからない。

ただ、指で押されると痛みがある箇所で、これが引くまでは走らないで安静にと。

疲労骨折とは

1回の大きな外傷でおこる通常の骨折とは異なり、骨の同じ部位に繰り返し加わる小さな力によって、骨にひびがはいったり、ひびが進んで完全な骨折に至った状態をいいます。 丈夫な針金でも繰り返し折り曲げ続けると折損してしまうのと似ています。

今回の中足骨疲労骨折はランナーやサッカー選手に多いそうで、比較的短い期間で治るというのがせめてもの救い。安静期間中に許されたのは足への負担が少ない水泳ぐらいで、ロードバイクも痛みが出てるうちは控えた方がいいと言われてしまった。

反省点

オーバーワーク

痛みのきっかけは美ヶ原トレイルですが、疲労の蓄積が要因なのでこれは完全にオーバーワークが招いた結果。過去6ヶ月間の練習量(レース含む)を見てみると、1ヶ月でランとバイクがそれぞれ300kmぐらいづつで特段多くはありません。

ただ、量より質を求めていたので練習負荷が高かったのも事実。クロストレーニングにロードバイク乗って分散してたつもりなんだけど甘かった。。

疲労骨折を疑わなかった

疲労骨折は月間1,000kmぐらい走るガチな人がなるものだと思っていたので月間300km程度の自分には無縁という考えがそもそもの間違い。100kmだろうがなる人はいるし、栄養状態によっても起こり得る。糖質は意識してたけどカルシウムなんてまったく意識していなかったのもよくなかったかな。そして疲労骨折を疑わないがために大会にも出るし練習も継続して悪化させてしまった。

これから


3週間ランニング禁止と言われたのでおとなしくします。許可されている水泳やジムでの体幹トレなどやれることはあるし、なによりこの2ヶ月間いつ治るんだろうかと出口のない沼をさまよい続けていたので、この診断結果にどこかですっきりもしています。

自分ではうまくコントロールできてる気でいても実際は全然できていなくて、こうなってそのことに気づかされるの繰り返し。なにぶん経験しないとわからない人間なので、これはこれでいい経験になったぐらいに考えてます。今回の経験でヤバい痛みはたっぷり学べたのでこれを次に活かすまで!
当分の間走れませんが、来年春には別大で自己ベスト更新が目標だし、とある目的で東京マラソン2020を走るのも確定していたりと腐ってる暇はない(治ってなかったら相当凹むな)。

健康な皆さんはワタシを反面教師にして、くれぐれもオーバーワークにはお気をつけください。

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1 個のコメント

  • レ-ス記、トレーニング、ギア、一番参考になるサイトです。現在私、キタタン以降座骨神経痛で走れません。来年50なので自己新に焦りがあるのに。

    前にも書きましたが、コーヘイさんの山志向、旅志向なのところが嬉しい。そこに実力と実践があることに尊敬します。

    私、今はロ-ドレースの記録優先ですが、長期的にはレースではなく、山それも旅的な方法でランをしたいと思っています。自分なりのなんちゃってTJRAです。過去、ロ-プやパラで山を遊びましたが、今度は自分の脚を道具に自分なりのル-トで疾走することを夢見てます。

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