第9回美ヶ原トレイルラン レースレポ<その3>

前回の続き


A3 和田宿


エイドへ入ると土井さんがそうめん食べながら「ウマッ!」って言ってて、それがUTMFのTV放送で見たまんまで笑ってしまった。そのこと言ったら「味噌汁ん時でしょ」って笑ってた。たしかにここでのそうめんは激ウマでいくらでも食べれちゃう。スタッフがわんこそばのごとく次から次へ差し出してくるもんだからつられて食べまくってたんですが、ふと我に返ってストップ。そんなに食べる必要はないw

ジェルを入れ替えたりトイレに行ったりしてるうちに後続選手はどんどん先に出ていくんですが焦らない焦らない。ここでしっかりリセットすればこの先の上りで追いつけるだろう心に余裕があったりなんかして、走りっぱなしでリタイアした経験が活きてます。ここからの区間用に準備した予備ボトル(300ml)に水を充填して500ml+500ml+300mlの計1.3L。仕上げにVespa入れて準備万端、オシ後半戦!

市街地はkm6’00で走り、その先の水沢峠(400m+)の急登はひたすらパワーウォークで予定通り先に出た選手たちを抜き返す。そしていよいよ本日のメインディッシュ。星野さんがアドバイスくれたのはココで、約13kmの林道をひたすら上り続けます。たしかに歩き続けるのとゆっくりでも走るのとでは相当差が出そう。

たしかに走れないことはない勾配でkm/8’00ぐらいでゆっくり走り続けます。心拍数が急上昇しないかわりにまったく下がることもないからこれまたけっこうしんどい。そして吹き出す汗に比例して減り続けるボトルの水。

みるみるうちに胸のボトル500ml×2が底をつき、残りは予備ボトルの水300ml。A4エイドまで8km弱あるのでこのままだと水切れてゲームオーバー。ただこのときはそれほど悲観してなくて、ブリーフィングで過去に水切れした人が川の水飲んでたと聞いてたし、川が並走してることを事前に地図でも確認済み。最悪川の水を汲もうと思ってたんです。(※場所によっては危険なのですすめません。)

ここまでにもちょっと下りれば水を汲めそうなポイントはあったんですが、上に何があるかわかないから少しでも上流の方がいいだろうとスルーしてました。これが失敗。。いよいよ汲まないとまずいとなって水の音が近くなるたびに確認するんですが、鬱蒼とした草に覆われてて川には近づけない。すぐそこに流れてるのに(涙

そうこうしてるうちに標高が上がって水の音が遠ざかっていく・・・。どんなに足が残ってようと水切が切れたらそこまで。一旦汲めるところまで戻ろうかとも思いましたが、歩きで少しづつ飲みながら進めばぎりぎり行ける距離と判断。なるべく汗をかかないようにしながら先へ。

このペースだといつ星野さんに追いつかれてもおかしくないなと思いながら進んでいたら、上の方で賑やかな鐘の音。45kmの選手と合流地点らしく、聞いたらエイドまであと3kmだって。5kmはあるだろうと思っていたところに嬉しい知らせ。そしてさらに嬉しかったのがすぐ先に川が流れてて水を汲めたこと。一気に復活してペースアップ!3kmでエイドだから不要かとは思ったけど念の為500mlは川の水を満タンに。(これが正解だった)

だだっ広い草原では45kmの選手をどんどん抜かして一路エイド目指す。遥か彼方にそれらしい建物が見えてようやくたどり着けると思っていたら、

そうは問屋がおろさない。

45kの選手はそのままエイドへ一直線ですが、80k/90kの選手はぐるりと遠ざかって戻ってくる。このときのガッカリ感といったらそれはもう。生水だからガブ飲みは避けて非常用にと入れておいたボトルの水をけっきょく全部飲んじゃったよ。。

A4 長門牧場


牛をなでてる子どもたち(触っちゃダメって言ってたような??)を横目にエイド到着。いやはや長い区間だった。このレースはここをどう攻略するかで結果が全然変わってくるというのがよくわかりました。水切れ必至なのでここだけは多めに持っていくことをすすめます。たっぷり水分補給して梅干し3個にバナナ1本食べてすぐに出発。

ハプニングはありつつ足も胃腸も絶好調。45kmの選手はけっこうペースを落としている人が多くて譲られまくりの抜かしまくり。こうなると順位もまったくわからないのでひたすら先を目指すのみ。途中一箇所だけ強烈な急登があって、もし雨が降ってたらドロの滑り台だった気がします。ここも膝に手をついてヒョイヒョイと越えられたので余力があったんでしょう。

ここまでくれば走れなくなることもないだろうとかなりペースを上げて走っていたら、左足に軽い違和感。何かきっかけがあったわけじゃないのでそのうち引くだろうと思っていたらこれが無視できないぐらい痛みだしてきた・・・ハテ?着地するたびに足の甲外側が痛くて、そのうち走るのすら困難になってペースダウン。残り10kmでこれは参ったな。。痛くない着地方法をあれこれ試したら、フォアフットだと痛みがほとんどないことがわかりここから左足はずっとつま先着地。

A5大門峠


ここまでくるともはやフォアフットでも痛みだしてて、残り13kmをこのまま行っていいものか悩む。ただ、今回は天候のためにこの先でコース変更があって10kmぐらいと言われたので進むことに。

いま何位なのか見当もつかないけど、ここまできたからには少しでも早くゴールしたい。早歩きペースでしたが45kmの選手から遅れることはなく進めてる。一刻も早くゴールのゲレンデにたどり着いてくれと思っていたら、ここまで抜きつ抜かれつをしたIさんに追いつかれた。毎回淡々と走ってる姿が印象に残ってて、自分のように飛ばしちゃペースダウンと波がまったくない。こういう人が結局早いんです。星野さんふくめて80kmの選手が着実に迫ってるのを背中に感じながらゴール目指す。

そしてようやく帰ってきたゲレンデの下り。振り返るとはるか後方に80kmの選手が迫ってるのが見えて無我夢中で駆け下りる。45kmの選手を次々とパスするんですがその選手との差はほとんど変わらない状態。完全にロックオンされてると思い、痛みを忘れてkm4分台で猛ダッシュからのフィニッシュ!

タイム:10時間44分
総合:15位
年代別:3位

ゴールして記録証をもらいに行ったら表彰状を渡されてビックリ。過去にトレニックワールド外秩父で年代別入賞したことはありますが、この規模の大会入賞は嬉しすぎる。内容的にはパーフェクトとはほど遠いですが、終わりよければすべてよし。彩の国100マイルで失った自信を取り戻すことができました。とりあえず今回痛めた足が回復するのを祈るばかり。大したことないと思ってジョグしたら痛みだして暗雲・・・。

最後に、ブリーフィング後に行われた「西田由香里さん追悼報告会」を紹介して終わります。

第9回美ヶ原トレイルラン <西田由香里さん追悼報告会>

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