第26回ハセツネレースレポ【その2】

前回の続き


スタート

タイムロス数秒でゲート通過!
いきなり転倒している選手に巻き込まれそうになり、すんでのところでかわしてセーフ。ロードをかっ飛ばすペースは例年と大差ないんですが、なにが違うって皆さんの坂を駆け上がっていくペース。いつもなら橋を渡った先の上りで歩きだす人が増えるのに、この位置だと歩く人がほとんどいない。前後ぴったりつまっているんですが集団全体のペースが落ちないものだから毎年渋滞するポイントもスムーズに通過。

今熊神社:19分

3.5Lの水を背負ってのハイペースはさすがにしんどく、変電所前でややペースを落とします。今熊神社まで19分半と予定通りの展開にすぐ前を行くHさんと互いに安堵しながらトレイルへ。鳥居を通過してからの上りはランナーが数珠つなぎになってペースダウンする一服ポイントでしたが、ここでも皆さんグイグイ上がっていきます。ちょっと油断してペースを落とそうものなら、すかさず後ろの選手に抜かれるので休むヒマ無し!上りに入ると少しづつHさんの背中が遠ざかるのは試走の時と同じ展開。

序盤のハイテンション&VESPA効果もあってすでに滝汗でしたがこれは毎度のこと。ややペースダウンし、トレニックワールドで競った外国人が「Hi」と言いながらかわされ、「See you later」とか言って見送ってる自分のダサさw
他にも見知った人たちがどんどん先へ行ってしまうんですが、ここは自分のペースで行こうと抑えて抑えて。いつもより軽快さに欠けるなと感じてはいたんですが、3.5Lの水とジェルを背負って走っていれば当然と思い気にもとめませんでした。実はこの時からジワジワ蝕んでいるとはつゆ知らず。

入山峠:54分

予定より4分遅れだけど、この暑さと荷物を考えれば全然OK。とくに荷物の重さは先へ進むほどに軽くなるので今が一番キツイと割り切って耐えよう。

去年はこの入山峠を過ぎてしばらくしたら走れなくなり30分完全停止。そのことを教訓に、ここから市道分岐まではとにかくセーブ・・・したつもりだったんですがね、、今年もダメだったんです。先ほどから感じてた体の重さが一向によくならず、むしろ先へ進むほどに増してきて全然ペースを上げられない。前の選手から少しづつ遅れ始め、それに気づいた後ろの選手から容赦なくかわされ始め。貧血?熱中症?視界が朦朧としてきてこれ以上動き続けると潰れると判断。脇によって完全停止。1分だって無駄にはできないこの状況で・・・悔しい。

立ち止まって他の選手の背中を眺めていたらキーチさんがさっそうと通過して行った。一年間走り込んできても結局去年と変わってないことが虚しいやら歯がゆいやら。緊張の糸が切れて陰鬱としていましたが、ここで昨年の自分と決定的に違うのが経験値の差。昨年はこの状態から再起してゴールしたし、UTMFの杓子山で潰れかけた時に比べたらこれぐらい。そう思ったら少しでも前に進もうという気になってきて停止時間3分でレース再開。シンドイ経験は活きます!

ムリのないペースでゆっくり進んでいると少しづつ体に力が戻ってくる。市道分岐を過ぎるころにはすっかり軽くなってエンジン再始動!休んでしまった時間は戻ってこないけど、ここからサブ10ペースで走ることができれば納得はできる。水も足もまだまだ残っているので十分狙える。自分のなかでのハセツネ第二幕スタート!醍醐丸までの上りでさっき抜かされた選手を少しづつパス。途中で顔色のよくないキーチさんを発見し、一緒に行こうと誘ってみるけどもちろん乗ってこない。醍醐丸で休憩するなんて言うので、あそこはとても休む雰囲気じゃないよとアドバイス。ゴールで会おうと約束して別れます。(キーチさん浅間峠でリタイア)

醍醐丸:2時間15分

オシ、今日の目標は10時間15分でゴールだ!
地面に落ちたクリを蹴飛ばすと悶絶するので注意しながら進んでいると、前方に青梅トレラン部Nさんの姿。足を引きずっていて、こちらが追いつく寸前に攣って地面にしゃがみ込んでしまう。声をかけると大丈夫と笑ってて、UTMFのA9で見たのと同じ表情だったからたぶん大丈夫!

すぐあとの坂を上りきったところには地面に座ってるHさん。マジ!?てっきりサブ10ペースで快調に先へ行ってると思っていただけに驚きました。疲労で足が全く動かなくなってしまったそうで、2週間前の信越五岳(100mile)の疲れが抜けていなかったのか。(Hさん浅間峠でリタイア)

三国山手前の急登では先ほどの外国人選手に追いつき、声をかけるとこれ以上はペースが上がらないと。再度「See you later」と伝えて前に出ます。自分より先へ行ってた選手たちが軒並みつぶれていくこの展開・・・今年のハセツネは異常すぎる。

第一関門(浅間峠):3時間17分

幸い?なことに早々と失速したおかげで体は元気そのもの。水は十分に残っているので三頭山まで心置きなく攻められる。チェックポイント通過後すぐの上りは駆け上がったりせずに歩きで温存。意識してないと応援がすごくてつい調子に乗って走っちゃう。

しばらく行くとさっき駐車場で話をしてた紺野さん、ちょっと先には清水さんがペースダウンして進んでて。大ファンでありトレラン界のレジェンドが苦しむ姿を目の当たりにすると、自分ごときが何と声をかけたらいいのかわからずうまく言葉が出てこない。そんなお二人から、「頑張って!」「後半絶対上げられるよ!」なんてありがたい言葉をかけてもらい、嬉しさ半分、胸の苦しさ半分でした。

槇寄山手前で薄暗くなってきたのでライトを装備。ついでに500mlペットの水をソフトボトルに移し替えて、この先の三頭山に備えてVESPAを入れる。例年霧に包まれる三頭山ですが今年は視界良好。冷たい風が気持ちよく、一歩一歩着実に。この辺から足にきた選手が次々にペースを落としてぐんぐん順位を上げていきます。

三頭山までの急登で赤い点滅灯に向かってよじ登ってるとなんだかスペースマウンテンを思い出す。スペースマウンテン乗った時に三頭山がフラッシュバックしたらやだな。。

三頭山:5時間33分

序盤の暑さが厳しすぎたせいか、涼しい中での三頭山は楽々のぼれてしまった感じ。山頂ではスタッフが「あと半分しかないよ!」なんて言ってて、なるほどそのポジティブマインドが大事だわなんて腑に落ちてしまった。

去年はここで水切れしてましたが、今年はソフトボトル1本(500ml)残っているので月夜見までなら十分。直前に追加しておいたのは正解。

第26回ハセツネレースレポ【その3】

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2 件のコメント

  • 浅間から三頭山はサブ10ペースですね!!!
    見事復活!!!
    レポ続き楽しみにしています。

    僕は。。。
    情けない。

    来年リベンジしたいです。

    1年以上か。。。長すぎる。。。。

    • キーチさん

      ハセツネお疲れさまでした!
      こちらもゴールはしつつ後半モヤモヤが残る内容だったりもして。今年ハセツネを走った多くのランナーが来年に向けて闘志を燃やしているはず。
      来年共にリベンジしましょう!

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