奥多摩三大急登 稲村岩尾根で追い込んできた

現在ハセツネに向けて追い込み中。3連休の中日に奥多摩の急登でこれでもかというほど乳酸を出しまくってきました。奥多摩三大急登、、恐るべし。


奥多摩三大急登とは?

東京奥多摩には三大急登と呼ばれる場所があります。大休場尾根からの本仁田山や水銀から六ツ石山などが有名ですが、三頭山や御前山をあげる人もいてキツさの勘所は人それぞれ。正確に定義されているわけではないので急登と呼ばれる場所はあちこちに点在するんですが、奥多摩三大急登で必ず上がるのが稲村岩尾根からの鷹ノ巣山(1736m)。

東京の秘境、日原へ

この稲村岩尾根へ追込みに行こうと計画したんですが、連休に奥多摩へ車で行く場合は最低2時間、場合によっては3時間コース。電車だと奥多摩駅から日原へ行くバスが1時間に1本あったりなかったりと果てしなく遠い。距離にして65kmと同じ都内でそこまで遠くはないんですが、秘境と言われるだけあってけっこう時間がかかる。そこで以前からやりたいと思っていた自転車で山まで行って、そこからトレランという盛りだくさんコースを決行することにしました。トレランザックにシューズをくくりつけて出発!

3連休の渋滞を横目にスルスルとすり抜け、緑豊かな山に囲まれれば目的地はもうすぐ。休日の奥多摩はライダーにローディーで大賑わい。武蔵五日市なんかもそうですが、大人が思い思いのアクティビティを満喫するこの雰囲気が好き。ここまでの消費カロリーを補給すべくコンビニで小休止。今日ならコレ(1081kcal)食べても許される。

日原にはコンビニがないので補給食など買い物はすませておきます。

稲村岩

日原といえば鍾乳洞が有名ですが、この稲村岩も圧巻。岩には登ることができるそうで、てっぺんには祠があるそうです。山に入る前にドローンで空中散歩。

ロードバイクをどこに置くかさまよっていたら、民家のお母さんが声をかけてくれて軒先に置かせてもらえることに。クリートシューズからトレランシューズにかえていざトレイルへ。

稲村岩尾根

稲村岩の下を通って。

急登の始まり。ここから先はひたすら代わり映えしないこんな景色でひたすら上りが続きます。

写真で急登を伝えるのは難しい。。とにかくノンストップで延々と上りが続き、平坦路はまったくありません。

足が猛烈にだるくなってましたが、長距離を走った時のような痛みなどは皆無なのでこれならいくらでもウェルカム。つま先だけで駆け上がったり、前モモを中心にして上がったりと使う筋肉を変えながら疲労を分散。

鷹ノ巣山山頂は完全に雲の中で視界ゼロ。

真上にドローン飛ばしたら雲海の絶景が見れるかもと思いつつ、チキン野郎にはそんな勇気がなくパンを食べるとすぐに下山開始。急登は上るのも大変だけど下りもかなり足にきます。今回は往復3時間と山行としては短いですが、足はガッツリ疲労することができた。

山を下りてバイクを取りに行くと、なんとお母さんが栗ご飯を用意していてくれたのでありがたくいただきます。

すべて自家製だそうで、美味しうございました。
お母さんてばお孫さんの話が止まらず、家を出た時にはすっかり日が傾いていましたが・・・なにか?

帰路は下りが中心のためだいぶ楽で、渋滞していたので青梅市街までは車よりも断然早い。ロードバイクはスイスイ進めてしまう半面、ハンガーノックが怖かったので適宜コンビニでエネルギー補給しながら。この盛りだくさんコースは真夏と真冬にするのは厳しいですが、この時期だったら爽快だしなにより時間を有効に使えてオススメ。バイクで疲労した足で山を走るというのはトレーニング効果も高いし、使う筋肉が違うので案外走れます。プロのトレイルランナーやトライアスリートはこういうのが普通だそうです。ちなみに、頑張りすぎちゃった時に備えて輪行バッグを入れておくと帰路を気にすることなく楽しめます(笑

私的急登ランキング

稲村岩尾根を上っている途中で表示されるLAPタイムはkm/29分台。急坂でも10分~15分程度なのでコイツは相当な急登だと思い過去の記録と比較してみました。Garminconnectの過去レース中で1kmあたり高度上昇が最も高い部分を抜き出してランキング。

1位:上州武尊山スカイビュートレイル(川場牧場):km/383m
2位:キタタン(鎮鐘山):km/376m
3位:稲村岩尾根:km/361m
4位:UTMF(杓子山):km/334m
5位:富士登山競走(富士山9合目):km/318m
6位:ハセツネ(三頭山):km/262m

※高度補正を有効にしています。

瞬間的な急登だったら大岳山のよじ登るような岩も強烈だし、槍ヶ岳のハシゴなんて垂直。また、富士山9合目の酸素の薄さだったり、スカイビュートレイルなんて100km以上走ってからの急登なのでこの数値とツラさが比例するかというとそんなこともないんです。ただ、1kmあたりの上昇高度で比較すると稲村岩尾根の急登っぷりもなかなかというのが伝わりますでしょうか。

しかもこの急登が瞬間ではなく断続して続くからキツイ。

もしレースでこんな長い急登があったら途中でエイドステーションは作れないし、落石の危険もあってすごく怖いと思う。ちなみに今回のルートは単純に上がるだけなんですが、いかんせん道がわかりづらいのでマップorスマホアプリ版は必携。

伊豆トレニックワールド以降、カラダがいい感じに仕上がってきているのを実感しています。今週末は最後の追い込みでKお師匠&Hさんとガチンコタイムアタック!サブ10ペースでどこまで行けるか楽しみ。
ハセツネまで、あと10日。

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