いつかは。

週末に家族で横浜みなとみらいへ行ったのですが、スポーツショップのショーケースに飾られたUTMF(ウルトラトレイルマウントフジ)の告知に思わず足を止めてしまいました。

いつかは走りたい憧れのトレイルレース、UTMF。


ウルトラトレイルを走るのは簡単じゃない

UTMFは富士の裾野をぐるりと回る距離165km、累積標高差7,500mのウルトラトレイル。
utmf_map

ウルトラトレイルにエントリーするためには一定の条件をクリアする必要があります。UTMFの場合、エントリー資格レースに出場・完走し、最大3レースで合計6ポイント以上を獲得していることが条件です。資格レースは距離と累積標高差などを加味した難易度でポイントが振られていて、UTMFは4ポイント、ハセツネなら2ポイントといった感じ。ここがエントリーだけなら誰でもできるウルトラマラソンとの違い。エイドも少なく夜通し走り続けるウルトラトレイルは相応のリスクがあるので至極もっともだとは思います。

ちなみに、雑誌「RUN+TRAIL Vol.16」のレースランキングを見ると、
1位 日本山岳耐久レース 3627pt
2位 白馬国際トレイルラン 2154pt
3位 信越五岳トレイルランニングレース 2114pt
4位 STY 2058pt
5位 UTMF 1520pt

ハセツネがダントツですが、UTMFもかなり上位に入ってます。ハセツネは富士登山競走並みのクリック合戦を勝ち抜く必要がありますが、UTMFは抽選制。今年は1,400人の定員に対して応募は2,349人。倍率1.7倍は東京マラソンと比べると低く感じてしまいますが、前述のように出走権ある人がそもそもかなり限られるわけでして。トレイルのウルトラマン達はもれなく皆エントリーしてるんじゃないかと思わずにはいられない。
なお、UTMFと同時開催の姉妹レースでSTY(UTMFの後半80km)があり、こちらはエントリー権があるので申し込んでみたのですがあっけなく落選。ハセツネが走れるのでなんとも思いませんが、UTMF目指してコツコツポイント集めていざエントリー!結果が落選だったら絶対凹む。。

このUTMFは参加料36,000円というのもモンスター級。165㎞という距離はフルマラソン4回分。そう思うと安い?

ウルトラトレイルに惹かれる理由

仕事帰りに高尾山とか行っているとよく言われるのが
「怖くないの??」

薄気味悪くはありますが、怖くはありません。あちこち夜のトレイルを走ってきましたが、獣に遭遇することはあっても霊的なものを見たり聞いたりしたことは一切ありません。そうしているうちに慣れます。

普段にぎわう場所に誰もいないという寂しさはありますが。。
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ただ、そのうち「何か」を見るだろうなという気はしています。
というのも、人間は疲労や寝不足といった極限状態におかれるとかなりの確率で幻覚を見ます。冬山で遭難しかけた登山者はもちろんのこと、先日行われたTJARだって参加したランナーの多くが幻覚を見ています。

トレイルランを始めるきっかけとなったレース TJAR(トランスジャパンアルプスレース)

おそらくUTMFのような24時間走りっぱなしという状態になれば幻覚を見ても不思議はないなと。そんな幻覚を見るほどの極限状態に身をおいてみたいというのがウルトラトレイルに魅かれる理由です。
端的に言えばとにかくマゾりたい。共感していただける方、ぜひ一緒に極地を目指しましょう!

いよいよ明後日に迫ったUTMF2016。今年も指をくわえて見守ります。
台風の影響でコース変更が発表されたりと心配ではありますが、どんな記録が出るか楽しみです。

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2 件のコメント

  • こんにちは〜。UTMFに友人が何人か出場するので、スタートと麓エイド、こどもの国に応援に駆け付けます。因みにこどもの国までは、車で20分です(笑)

    • トシさん

      おお、子供の国まで20分だったら応援行っちゃいますね。宿泊費まで入れるとけっこうな旅行ですから、会場まですぐにアクセスできるというのはいやはやうらやましい。
      今年は天候の影響で大幅に短縮となってしまいましたが、こればっかりは仕方ありませんね。トシさんも足元には気をつけて応援してきてください!

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