以前から行きたいと思っていたミズノのFORM。専用マーカーを装着してトレッドミルを走るだけで、体のブレなんかを可視化してくれます。力学的に理想とされるフォームと自分のフォームを比較してコーチがアドバイスしてくれるというので行ってきました。ちなみに、このFORMは2か月先まで予約で埋まっている人気ぶり。
過去にアシックスの診断をしたことがありますが、あちらは足のみの測定。対して、ミズノは全身測定なので、フォーム診断なら断然FORMが上をいきます。
診断コースは2種類
コースは、30分3,000円のベーシックコースと60分6,000円のプレミアムコースの2種類。
最初にトレッドミルを走って測定し、診断結果を見ながらアドバイスというのは共通ですが、プレミアムコースはアドバイス後にフォームを再計測できます。
体に覚えさせることを思うとプレミアムでしょうけど、今更そこまでひどいフォームじゃないだろうとベーシックをチョイス。キレイなフォームかどうかの見た目も気にはなりますが、本当に知りたいのはブレや傾きでどこかに負荷がかかっていないかどうか。走り込み期真っ最中なだけに転ばぬ先の杖。
測定開始
このマーカーを肩、ヒジ、手首、腰、膝、くるぶしに装着。
マーカーはリフレクター素材になっていて、ライトで照らして部位の動きを読み取るのだとか。白ラインの目立つものや再起反射の入ったシューズは極力お控えくださいと言われていたのも納得。
さっそく測定開始。過去のベストタイムを見たインストラクターに、
「4:30/kmペースでいきますね」言われたのですが、どうせ測定するならレースペースと思い「4:00/kmでお願いします!」とリクエスト。時速15㎞、、トレッドミルで4:00/kmは未体験なんですが・・・まあ3分だし。
1分間のウォームアップ後にペースアップ。走り出してしまえばこなせるペースですが、目の前にカーテンしか見えないせいで目線の置き場所が定まりません。おかげでバランスを保つのに苦労しました。どうにかいつもの腕の振り&蹴りだしを意識しながら3分経過。
たったの3分とはいえ、無風の屋内で4:00/kmすれば汗がふき出します。測定される方はタオルをお忘れなく。
着替えを勧められたのですが、ランニングウェアのままアドバイスを受けることにしました。汗が止まらないというのもありますが、着替えてる時間が惜しい!30分を堪能するなら着替えなんて後回し後回し(笑
フォームアドバイス
測定後、すぐに診断結果がプリントアウトされます。また、パソコン画面には走っている自分の姿をスローモーションで見ることができます。
これが当日走った姿。3分走りましたが、分析に使うのはほんの数秒。
計測結果
5項目それぞれで採点してくれるのですが、いずれもけっこう高得点。総合評価は90.2点とインストラクターも驚いていました。マラソントップランナーが92点ということを考えれば、たしかにかなり高得点。走力別(3時間台)で6位ってホント???
全般高得点でしたが、しいて言うならということで姿勢のアドバイスを受けました。走っている時に肩がブレているそうで、それが下半身の力を逃がしてしまう原因になるそうです。たしかに、動画で肩の動きを見ると前後に振れてるのがわかります。
フォームチェック
良い例との比較。着地や加重は良いそうですが、離地時に足が流れすぎているそうです。設置時間をもっと短くするのが理想と。良い例と比較するとこれも一目瞭然。短くした方が蹴り出す力のロスも少なそう。
練習量とフルマラソンタイム
フルマラソン未経験者はここで予想タイムが出るそうです。
ランニングその他情報
一番知りたかった足の傾き。問題は見られません。ピッチが平均より若干多く、ストライドが平均より若干短い。まあ、身長165cmなのでそんなもんさ。
足の状態
プロネーションもちょうど真ん中。ランニングを始めたばかりの頃にアシックスストアで診断した時は、外側へ負荷がかかるオーバープロネーションと言われたのですが。2年間で自然と改善したようです。
ちなみに、しっかり自社のシューズを勧めてきます。ウェーブスペーサーがターサーの位置付けで、展示されてるのを持ってみたら激軽。ベロに皇速(エンペラーと読むのだとか)って、、もう少し個性を出せばいいのに。グリップ力のありそうなソールで、一度履いてみたい気がしましたが、お値段18,000円(定価)て。ターサーとは生産数が全然違うでしょうから、これぐらいの価格差は仕方ないのでしょうかね。
足のブレ
着地時のアライメントも平均を下回る値で問題無し。走りこんでもケガはしづらいということでしょう。
フォームチェックは万人におススメ
FORMでは診断で撮影した動画を後日メールで送ってくれます。何度見てもそんな高得点のフォームには見えないのですが、とりあえず現状維持で問題ないことがわかったのでよかった。今回は、結果的に30分のベーシックコースで正解でした。こんな点数をたたき出したもんだから、インストラクターも改善点があまりなかったようです。後半は「あと、なんか聞きたい事あります?」的な時間持て余し気味に。結局、フォームとは関係ない測定機の仕組みなんか聞いたり、写真撮らせてもらったり。
自分のランニングフォーム見たことありますか?
大きな大会だとテレビに映ったり、レース後にYoutubeで見ることができたり。横浜マラソンでは、芸能人の鶴見慎吾さんと同等のタイムだったこともあってTVKの番組にちょこちょこ映っていましたが、見るたびに理想と現実の違いに凹むわけです。これはマラソンに限った話ではありませんが、自分の姿を見るとけっこう改善点が見えてきます。大抵は自分が思ってるよりもダサい(笑
自分が走っている姿を見たことがない人や、ケガをしたくない人、目標のサブ4、サブ3に向けてタイムが伸び悩んでいる人など、フォーム診断はおすすめです。
何年後かにもう一度測定してみたいと思います。
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