UTMFに落選して走れないとわかってからはこのレースに的を絞ってトレーニングを積んできました。直近の3戦(ハセツネ30K、青梅高水、チャレンジ富士五湖)は練習も兼ねていたのでレース前日だろうがいつも通りに追い込み。そしてGWからは練習負荷を下げ、カフェインを断ち、睡眠時間を多めにして万全の体制で臨んだトレニックワールド100マイル。
結果は速報の通りですが、レースが終わってからのなんともいえない悔しさと喪失感は絶賛継続中。今年の100マイル(個人)は完走率15.5%で例年にも増してハードコンディション。それだからこそ走りきりたかったという思いもひとしおで。。
5年のランニング人生で初黒星となった今回のレース。その一部始終をレポート。
会場へ
気分が高ぶっていたのか前夜は夜中に何度も目が覚めてしまい、結局目覚ましが鳴る前に布団を出てレース会場へ出発。
レースはスタート会場の「ニューサンピア埼玉おごせ」を起点にノース1周(51km)、サウス2周(56km×2)の合計162.8km(制限時間35時間)。体調や気温を見つつ30時間、32時間、35時間でレースプランを組んでます。
各コース周回後に会場へ戻ってくるので、体育館に置いた自分の手荷物に合計2回立ち寄ることができる。いわばベースキャンプみたいなもので、ここでの位置取りが大事とはJさんからのアドバイス。たしかに体育館の奥と手前では行き来する時間がだいぶ違うので、なるべく出入り口付近を確保するべく1時間前に行ってみると手前はすでにいっぱいで7割うまってた。
こういう体育館での場所取りで必要以上に広く場所を取ってる人を見るとなんだかなと思うけど(ハセツネでテント張る人とか)、ここではそれが皆無でした。というのもシートを必要以上に広げて場所取りする自己中な人の場所はスタッフが容赦なく畳んで一人が寝れるぐらいに縮小しまくりw 素晴らしいね、トレニックワールド。
入り口付近はあいていなかったので、せめて土足で行ける通路(ブルーシート部分)そばを確保。UTMF2018ではドロップバッグの中身を整理しなかったせいで時間をロスしたので、今回は必要なものを整理整頓。100kmのレースを走るJさんと合流して互いにエールを送り合います。
100マイルの出走者は300人ほどなのでわりかし小規模なゲート前の集団。ただ、35時間制限のレースに出るくらいなのでここに並んでいる人たちはUTMFならそこそこ上位なんでしょう。そしてこのうちの8割がゴールできないレースにワクワクしながら眺めてました。スタート位置は前から2列め。予定通りのレース運びができればこの位置も前すぎるということはないはず!
今日は最高気温がだいぶごきげんだけど、空気が乾燥しているのでそこまで暑さは感じません。今のところ。。
スタート
100マイルなのでゆるりとしたスタート。最初こそトップ集団に入っていましたが、市街地でもやや早いと感じたので一旦離脱。息が上がらない程度までペースダウン。
民家の裏からトレイルに入り、そこからシングルトラックを選手が数珠つなぎ。ここでも自分が楽に走れるペースを意識してムリして前についていくということはしません。すると少しずつ前との間隔が広がってきて、じれたランナー数人が抜いて行った。
大丈夫、レースはまだ始まったばかり。ガマンガマンと自分に言い聞かせながらCP1目指します。
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