サブ3目指して走りこんできた13週間。静岡マラソンで出しきってきました。
静岡マラソン2016のレースレポートを全4回にわたって残そうと思います。
静岡マラソン2016レースレポ
1. エリートランナーの見る景色
2. 耐えて抑えの前半戦
3. サブ3の扉が閉じた時
4. 検証&反省
※最後の1回は愚痴っぽくなる予感(笑
前日に清水入り
今年で第三回となる静岡マラソン。第一回は前日受付制でしたが、要望が多かったようでニ回目からゼッケンは事前郵送に変わりました。しかし、この大会は残念ながら東京から日帰りで参加することはできません。スタートは8時20分で、8時にはブロックが閉鎖してしまうのです。東京始発のこだまが静岡駅に着くのは7時54分。東京近郊でこの大会に日帰りが可能なのは新横浜まで。
とはいえ、週末は二人の子供と遊ぶ(ひな祭り)というミッションがあるため、前泊が厳しいわが家。すべて終えてから、
「じゃお父さんはパトロールに行ってくるよ」(アンパンマン風に)
と言い残し、車でいざ静岡へ。
深夜、ゴール地点である清水駅に到着。
駅前の駐車場には同じように車中泊をしている人多数。ハセツネのレース前を思い出します。ここから会場の静岡までは3駅。朝の移動は手間ですが、ゴール後の事を考えると清水に置いて正解でした。
6時半 静岡駅
ランナーでごった返しているのは大会の日常風景。
狭い通路はカサカサとジャージの擦れ合う音が鳴り響き、ほんのり香るシップの匂い。
決戦前の独特の空気がけっこう好き。
予報は曇りのち雨で、気温高めの小春日和。
ハテ、雲はほとんど見られず快晴そのもの。
手荷物はトラックで清水まで運んでくれるのですが、ここで要注意。
静岡マラソン不人気の理由に、ゴールした後で雨の中着替える場所がないという声が多数上がってました。もちろん手荷物だって雨ざらし。ご丁寧にしおりにもそのことは書かれているので、こんな陽気ですが万全を期して二重にしたゴミ袋につめ込んで預けます。
今回の補給はこの2つ。開けやすいようにキャップの封は事前に切っておくのがお約束。
自作ペースタットを貼り付けて準備万端!
大会規模は1万人とかなり大きいですが、時間が早かったのかトイレは比較的空いてました。
少しでも前に並ぼうとスタート50分前にAブロックへ。なんと前から5列目という過去にはない絶好のポジションが取れてしまった。Aブロックは陸連枠でもあるので全員が早いということはないでしょうけど、5列目はたぶんみんな早い・・・。
聞こえてくるのが、
「40分は切りたいな」とか「3分半でいけるとこまで」とか。
オイオイ、会話の次元が違いすぎる。。
スタートしたら端っこ走りますんで、最初だけ前から走らせてくださいね・・・。
左腕のペースタットに書かれたギリギリサブ3に若干恥ずかしさを感じつつも、ここは開き直って堂々とあぐらをかいておりました(笑
8時 開会式
スタッフの誘導でスタート地点へ向かいます。
大通りへ出ると溢れんばかりの大観衆と大喝采。
そんな大声援の中をゆっくりスタートゲートへ進むランナー達。そして、前から5列目にいる自分。まるで映画ワンシーンのようなあまりに現実離れした風景に圧倒されました。
市長のスピーチ&かっちゃん(ゲストの勝俣州和さん)のトークがすぐ上で行われていて、肉声で聞こえるほど近い(笑
開会式なんてスピーカーからしか聞いたことがないので、しっかりと聞いてしまった。
スタートラインまではほんの数m。タイムロスは2秒もないでしょう。
サブ3達成への条件はすべて整った。あとは42.195㎞を出し切るのみ。
スタート1分前
Aブロックの前にSのゼッケンを着けた招待選手が並び、白バイが待機します。
そして、前方には誰もいないコースが広がっている。
これがエリートランナー達が見ている景色・・・。
一瞬ですがその世界を垣間見ることができた気がします。
周囲が静寂に包まれ、
「on your marks」
~耐えて抑えの前半戦~ へ続く。
[…] 通勤ラン関連で上位表示されるこちらのブログの大会レポートなどを読んで、いつかは静岡出身者として出場してみたいと考えていた大会です。 […]