【その4】静岡マラソン2016レースレポ ~検証&反省~

惜しくもサブ3を逃した静岡マラソン2016。
今回の敗因、それは公式タイムではなくGarminのタイムをペース管理に使ってしまったことにあります。スタートから5km地点で表示板と手元の時計で50m近く誤差が出ていました。しかし、Garminが表示するkm毎のラップタイムは安定していたので、表示板の設置場所がずれているだけだろうと判断しました。そこから誤差はさらに広がり、10km地点で20秒(約100m)ほど。この時に公式タイムを正としてペースを補正するべきでしたが、ペースを抑えることを優先して公式タイムから目をそらしてしまった。

静岡マラソンの距離おかしくない??

ズレさえなければ・・・・そう思い、Garmincconectで軌跡を辿ってみたんです。ところが、軌跡にはおかしなところがない、実際に走ったルート上を正確に記録していたのです。しかし、5kmまでに数十mはずれていたという事実。そこでキョリ測を使って7km地点まで測定してみました。

■第一折り返し点までの距離
gk1

■長谷通り交差点までの距離
gk2

結果はGarminとピタリと一致。やはりGarminが正確な距離を表示していたとしか思えない。
不思議に思いネット上で関連情報を調べてみると、同じように静岡マラソンの距離に疑問を持つ人がちらほら。皆が一様に10kmまでのラップタイムがおかしいと。
runnetにはこんな書き込みも。

私は、前身の静岡駿府マラソンの第10回大会から、30年連続出場となりました。地元静岡市民として、体の続く限り出場を継続したいと思っています。
皆さんの批判的な御意見はもっともと思う反面、フルとしては第1回大会であり、来年度以降、改善されていくものと期待しています。
ただし、距離については大きな疑念を持っております。周囲の人達のGPSの計測で200mくらい長いのではという意見が多くありました。私のGPSの計測でも42.47km。4kmないし5kmまでに誤差があったように思います。
陸連公認コースとしては不可解です。大会関係者の見解を是非ともお聞かせいただきたい。

公認コースの静岡マラソン。そんなことがあるはずが・・・ホントにない?
そこで、このことを事務局に聞いてみました。(諦めが悪いw)

静岡マラソン事務局からの回答

以下原文まま(※質問と回答の掲載は事務局了承済み)

Q:静岡マラソンのコースは陸連公認でしょうか。その場合の測定方法を教えてください。
A:陸連公認コースの公認大会です。日本陸連検定員による自転車計測を行っています。

Q:距離に対する疑問の問い合わせはないのでしょうか?
A:数件ありますが、GPS計測ではコースの高低差が反映されない旨を説明させていただいております。また、走行ラインの取り方でも誤差が出ると思われます。

Q:今後陸連検定員による再測定を行う予定はありますでしょうか?
A:コース修正や道路工事があった場合に毎回再計測をしております。

標高差による距離のズレ

GPSウォッチは座標同士を直線で結んで距離を算出しているので、アップダウンが多いコースほど誤差が大きくなってしまいます。わかりやすい例として、トレイルレースの日本山岳耐久レースを見ると、公式では72kmと書かれていますが、Garminの総距離は64kmでした。累積標高が4800mもあるので極端な例ですが。

静岡マラソンは前半10kmまで一気に下ります。これと似た展開なのが東京マラソン。
■静岡マラソン
1

■東京マラソン
shot_20160314_150619

東京マラソンでも序盤から誤差が出ていたかというとそんなことはありませんでした。そもそも、静岡マラソンの高低図では急角度で下がっていますが、実際はほとんどフラット。10kmで30m下るなんて誤差みたいなもので、三平方の定理にあてはめて計算してみても何mも距離が伸びることはありません。

走行ラインと実測ラインによる距離ズレ

走行ラインと測定ラインが一致することはないので、誤差は当然出るでしょう。

静岡マラソンは折り返しが4回もあり、これがズレの原因かとも思いました。毎回コーンぎりぎりのインコースを通っていたのでGarminが短く表示される可能性は高い。ただ、たった2回折り返しただけで50mもずれるというのはいくらなんでも多すぎる。

ちなみに、過去に浜松市シティマラソンでは折り返し点のコーン設置場所を間違えて実測値が多かったなんてことも。同じ静岡県内ですけど、、まさかね。

浜松市シティマラソンでミス 「ハーフ」244メートル長く
2月23日に行われた「浜松市シティマラソン」で、ハーフマラソンの距離が正規の公認コース(21・0975キロ)よりも244メートル長かったことが分かった。浜松市や市体育協会で構成する実行委員会が18日、発表した。日本陸上競技連盟の公認コースとして告知されていたが、距離が異なるため、タイムは公認されないことになる。

 競技終了後、参加者から「距離が長かったのではないか」と14件の指摘があったが、実行委では「正確に距離計測が行われた公認コースだ」として、再確認しなかった。ところが今月になって、来年の大会準備のために再確認したところ、距離が長かったことが分かった。ハーフのコースは今年から変更されており、担当者が、距離を仮計測した際の折り返し地点の目安ポイントを正しい位置だと勘違いしたことが原因という。

 同委員会の森下哲治委員長は「参加者に深くおわびします。あってはならないミスで深く反省しています」と謝罪。ハーフマラソンの参加者全員にわび状を送付し、市の公式ホームページなどで周知した。

もし、◯◯していれば

今回の静岡マラソンで反省すべきは、

・余裕を持ったレースプランを作るべし
・GPSウォッチを過信しない
・見るべきは公式タイム、誤差がでたら直ちに補正

そして、今後静岡マラソンを走るランナーでGPSウォッチを使っている人は、このことを頭に止めておいた方がいいかもしれません。
前半5km前後で手元の時計と表示板でズレが生じる可能性が大きいです。そしてそのズレは距離を追うごとに大きくなっていきます。もし公式タイムで記録を狙うのでしたら、ずれた距離はペースを調整してすぐに補正を。もし僕がもう一度静岡マラソンに出るなら、このことを考慮して少し突っ込み気味に入ります。
※表示板の位置が今後変更になる可能性もありますが。

ちなみに、Garminが42km地点で表示したタイム。
LAP42:2:58:15

そこからストップボタンを押すまでに2分29秒もかかっている・・・
くれぐれもGPSウォッチを過信しすぎないように。

今回の失敗を教訓に、次回かすみがうらマラソンでサブ3に再チャレンジします!

~おまけ~ 自作ペースタットは使い物になりませぬ

レース前に自作したペースタットはレース後にこうなりました(笑

これが、
2016-03-06 06.59.50

こうなる・・・。
2016-03-06 11.49.23

20kmぐらいから剥がれだしたので、残念ながら使い物になりませんでした。市販されているペースタットはさすがにこうなることはないと思うので、そもそも素材が違うのでしょうか。
ELECOMのタトゥーシールでペースタットを自作するとこうなるのでご注意を。

保険で手首のウラに書いておいてよかった。。
2016-03-06 11.49.40

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2 件のコメント

  • 公認レースの記事を読んでからはとにかく内側を

    蛇行してる場合は他ランナーの邪魔にならないように最短で斜行(笑)してます

    それでも公認レースは短くなることはないですな

    ちなみに私はペース管理は
    テプラ(もしくはネームランド)でシールでガーミンのバンド部分に張り付けてます
    距離と通過タイムのみですが…

    距離、ペース、通過タイム、補給をカードサイズにラミネート処理したものを念のためポケットに入れてます。
    ラミネート機器なくても、DAISOでラミネート機なしでも作れる簡易のがあるので

    それで十分もちます

    • かつさん

      たしかに、公認レースで短かったことはないですね。
      それこそ大問題(笑
      今回の一件で、いっそのことラップ計測だけできる時計にしようかとも思いますが、ログを残したいという呪縛からは逃れられませんで。。

      テプラをバンドに貼り付ける、なるほど!
      テプラなら小さい文字で印字できますし、それはナイスアイディア。
      参考にさせていただきます。

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