先週水曜日にウルトラトレイルナイト2017に行ってきました。山本健一(ヤマケン)さんと望月省吾さんが対談するイベントでいつか行ってみたいと思ってましたがようやく叶った。日本を代表するトップランナーの2人がいったいどんな話を聞かせてくれるのか。当日の模様をご紹介。
ヤマケンさん&望月さんのレース報告
会場はそれほど大きくないカフェで定員100名ほど。けっこう女性が多くてヤマケンさんのファン?お2人にインタビューするのは雑誌Tarzanの編集長内坂さんで、このイベントがつまらないワケがない。ちなみに会場にはVespa斉藤さんもいましたね。
対談は2人のレース報告から共通の知人?についての話で始まります。
町に下りたらおしまい?
ヤマケンさんいわく、道中どんなに激しいデッドヒートを繰り広げていたとしても、ゴールが近づき山から町に下りたらそこで終了。そこから先で相手を抜かそうなんてことはないそうな。ウルトラトレイルだとゴール前で握手をしたり子供たちと手をつなぎながらフィニッシュするシーンをよく見ますがこの話を聞いて納得。
と、これはあくまでもヤマケンさんの話。内坂さんが同じ質問を望月さんにしたところ、TJARのゴール直前だったら僕は全力でダッシュしますって(笑 ウルトラトレイルとトランスジャパンは別物で、400kmも走ってきたら最後まで出し切るし、絶対負けたくないと言ってました。望月さんらしいw
レース中に眠くなったら
望月さんは眠りながら歩くんだとか。それは寒さなど山の中で寝るのが恐怖と感じているからだそうで、思えばTJARでも望月さんが寝ている姿は後半までほとんど見ることがなかった。
ヤマケンさんはアンドラであまりの眠さにストックをオデコにつけて7秒仮眠。この時の経験で体が寝ることを覚えてしまい、今では完全に横になって寝るそうです。時間にして10分を4回くらいというからやっぱすごいわ・・・。
武尊であまりの眠さに山小屋で30分爆睡。一度起きるも誘惑に負けて二度寝。そこからもう30分寝る自分はまだまだヒヨッコだ。
会場からの質問
食事と体のケアで気をつけていること
酒について
公務員のスケジュール調整
インターバルトレーニングする?
トレイルランナーと山
ヤマケンさんと望月さんが山を走り始めたのは今から15年前。当時は特に風当たりが強くなかったが、去年はかつてないほどに山を走ることに対する厳しい視線を感じた。しかし、今年になってそうした考えが和らぎ走りやすくなったと。望月さんが言っていたのが印象的で、トレイルランナーだからといって悪いことをしているわけではない。ビクビクせずにマナーを守って胸を張って走っていけるようになっていって欲しいと。
あっとゆうまに終わってしまったウルトラトレイルナイト2017。最後に両選手と握手して記念撮影させてもらい大満足のイベントでした。もしウルトラトレイルに興味をお持ちの方は、来年この時期のウルトラトレイルナイトを要チェック。