【その3】UTMF2018 レースレポ

前回の続き。


A4 精進湖民宿村


事前にスタッフから無線でレースナンバーが伝えられているおかげで、体育館の入り口ですぐにドロップバッグを手渡され。まずはGarmin Fenix5をはずしてモバイルバッテリーで充電。ウルトラトラックモードは30時間可動するので若干足りないであろう分をここでチャージ。ワークアウト中の充電も問題なくできます。そしてシャツとインナーを総取替えでスッキリ!足はまったく濡れてないけどソックスも交換!(←半分はおまじない)ここからはちょいと重いけどプロテクション能力の高いAKASHAの出番。

ガーニーグーを塗り直して剥がれかけた豆対策用のテーピングも貼り直し。あそこでこうしておけばなんてことにならないよう、思いつくことはすべてやった。

ありがたかったのが大量に置かれたレッドブル。これでしばらく眠さとはおさらば!

後半戦のジェルで満たされ、再びずっしり重くなったザックを背負って出発。
こうして書くと大したことをしていないのに、エイド滞在時間は40分弱と大分ロス。ドロップバッグに物を入れすぎて探すのに手間取ったのは反省。。

IN:3時47分
OUT:4時25分
順位:207(-23)


辺りは明るくなり始め、初日の晩が終わった。濡れた服を着替えたというのに明け方は極寒で体を無理やり動かして温めます。ひたすら続く国道沿いのロードは走っては歩くのくり返し。長いこと休んだせいか疲労が出て走り続けられなくなってる。

トレイルに入り足和田山への上り。
日が昇りポカポカ陽気になるとガツンとくる眠気。さっきまでどんどんパスしていたSTYの選手と今は同じくらいのペースで並走。マグオン(カフェイン入り)を入れた瞬間は目が覚めるけど、だんだんその効果が短くなってる気がする。まだ半分、、先が思いやられる。。

どうにか足和田山山頂を越え、下るとSTYの選手はゴールの河口湖方面へ。途中で話したSTYの選手から、「まだまだレースを楽しんで」なんてエールをもらい分岐で見送りましたが、ゴールが近いこともあってか晴れ晴れとしたいい表情してた。まだまだ(あと70km)という言葉を反芻して半笑いの自分とは対照的。STYも92kmあるわけで十分過酷だとは思いますが。

お婆ちゃんから「おはようー」なんて挨拶される、ほのぼのとした住宅街の朝。

A5 勝山


STYの選手がいなくなったからかエイドステーションは閑散としてました。A4でのロスを踏まえてバナナやオレンジを数個食べてなる早で出発。

IN:7時16分
OUT:7時24分
順位:181(-26)


そしてここからはひたすらロードの灼熱地獄。日を遮るものがほとんどなくてジリジリ消耗させられる。これ、まだ午前中の早い時間だからマシな方かも。。前方からやってくる高校生に元気よく挨拶しながら眠気覚ましw

進んでいると前方の曲がり角で大きく手を振る人が。スタッフが道を間違えないように合図してくれてるのかと軽く応えていたら、今度は両手を広げて大きく手を振ってくる。お応えせねばと手を振り返しながら心の中では(もうそんな元気ないっすよ。。)なんてことを思いながら近づいてみたらビックリ!!なんと応援に駆けつけてくれたKさんだった!

しばし並走して励ましの言葉をいただく。記事ではエイドごとの順位を書いてますが、レース中はまったくわからない状態。そこで現在の順位やHさんの位置を尋ねるも「どんどん上がってきてるから大丈夫!」と濁して教えてくれない(笑
細かいことは気にせずゴール目指せ!というメッセージと受け取り、手を振ってわかれます。Thanks お師匠!

ようやくロードが終わり山道へ。日が遮られるのがありがたい。前を行く人の足取りが右へ左へ蛇行してて明らかに眠気と格闘してるのがわかる。この辺になってくると抜きつ抜かれつしながらでペースにほとんど差はありません。キテますねーなんて互いに笑い合いながら進めるのも旅の魅力。

絶景の富士を見ながら。

A6 忍野


屋外にテントが置かれた簡易エイド。ここで抜き打ち?必携品チェック。もしドロップバッグに必携品を入れて預けたりしようものならここで終わりってことか・・・あっぶね。
A6でもひたすらオレンジを食べまくる。胃は大丈夫だけどいかんせん日に当たりすぎてあまり食欲がない。体は両太ももが相当疲労していて着地のたびにジンジン傷む状態。ただ、随分前からこの状態でそれ以上悪化する様子はないので多分この先もずっとこうなんだろう。

IN:10時34分
OUT:10時42分
順位:173(-8)


のどかな田園風景の中、ふとお婆ちゃんに呼び止められて立ち止まるとお皿一杯に並べられたチョコレート。もしかしたら年金から用意してくれたのかな。気持ちがうれしく、ありがたく頂戴しました。

それにしても今日のガーミンは距離の精度が全然あってなくて、スタッフが告げる距離より+30kmほど。ウルトラトラックモードが原因か沿い面距離をオンにしてることが原因かわかりませんが、ゴールする頃には200km超えそうな感じ。長すぎてもはやどうでもよくなってる。

石割山への上りで前の選手のランパンに「青梅トレラン部」の文字。以前青梅マラソンでコメントくれたNさん(部長?)ではと声をかけたらご本人だった。この辺の山に詳しく色々おしゃべりしていたら、Nさんは眠気が覚めたらしくペースが上がる。次第に着いていけなくなってその背中は消え去っていった。。

上りはともかく、まずいのが下り。両太もも外側がかなり疲労してて、着地のたびにズキズキ痛む。足が棒のようになってしまい着地のショックをまったく吸収できてない。着地のたびに響くような痛みが起こるものだから、上りはもちろん下りも衝撃を与えないようにそっと歩くような状態。

武尊の苦い記憶がよみがえってきた・・・。

【その4】UTMF2018 レースレポ

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2 件のコメント

  • 旅の記録、有り難うございます。お陰さまでUTMFを楽しめてます✨
    話し変わりますが、私は4月の富士五湖118KをGarmin620jのウルトラトラックモードで挑んだのですが、計測がどんどんずれてゴール時点で11kmも多く走ったことに。よもやUTMFで繰り返されるとは、、、。距離もペースも分からない中、トレイルの山中ではより恐ろしかったろうなとお察しします。続編、楽しみにしています!

    • 遠藤さん

      ウルトラトラックモードはGPSの取得頻度が下がるので仕方ないところではありますが、もう少しずれが減少してくれたらと思いますね。特にロードはペース管理が肝なのでなおさら。
      今回は自作したミニ高低図を持っていたので、Garminよりもそっちを見ることの方が多かったんです。というか、、後半はもはや距離もペースもどうでもよくなってたり・・・その辺、レポ読んでいただけるとわかるかなと^^;

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