【その2】第4回上州武尊山スカイビュートレイル レースレポ

前回の続き


カウトゼロの合図で緩やかにスタート!明るくライトアップされた会場を出ると目が慣れていない&田舎道ということもあって暗いのなんの。明るければ回避するであろう水たまりも暗くて見えず、何度も水しぶきを上げながら細い路地を駆け抜けます。朝5時と時間的にはすぐに明るくなるためほとんどのランナーがライトは装備していません。


泥にまみれてしまえば怖いものなし


ペースはkm5分ぐらいで早すぎず遅すぎないロングレースらしいペース。舗装路から山道に入る頃には辺りが明るくなり始め、レインウェアを脱いでウォームアップ完了!前を行くランナーに遅れを取らないよう追尾します。

ロングのトレイルレースでは後半潰れないために心拍数を目安にするのがいいと聞いていたので160bpmを越えないようにするつもりでした。が、気づけば気持ち良く170bpm越え… ま、そんなもんです。

長い急坂を上り終えると待っていたのは泥の滑り台!まったくグリップしない路面に、あちこちで足を滑らせて泥にまみれるランナー続出。ココを無傷で通過できる人は素質があると思いますよ。私はもちろん泥だらけ。ただ、ひとたび泥の洗礼を受けると怖いものが無くなって逆にすがすがしかったり。わざわざ水たまりを避けることをしなくなるのでロスも減るしね。

A1 川場スキー場第4駐車場


タイムは1時間42分で予定よりは2分遅れですが順調そのもの。発汗量はやや多いものの、これはいつものVespa効果と割り切り手綱は緩めません。ボトルを満タンにして、次の区間までに摂るジェルをポケットに詰め込むと足早に出発。

剣ヶ峰目指して


ここから剣ヶ峰、武尊山とスカイビュートレイルの大ボス×2が控えています。剣ヶ峰の頂目指してゲレンデの脇道をひたすら上っていると、突然視界が開けて尾根に出た。晴れていればさぞかし景色の良さそうな尾根道でしたが、今日はあいにく雲の中。

尾根を上りきった先が剣ヶ峰の頂かと思いきや、それはフェイクと知りガッカリさせられ。さらに標高を上げてうっすら青空が見えてくる頃にホンモノの剣ヶ峰頂を通過。

ここからは両手で木やロープを掴みながら急降下。加えてグチャグチャに荒れた路面と濡れて滑りやすい岩肌。まさに山岳レースと呼ぶのがふさわしいトリッキー過ぎるコース。

こういう場面でもありえないほど早い人というのがいまして、なんでそのスピードで駆け下りられんの??脳の神経切れてんの??そう思わずにはいられない・・・ワタクシここでは完全にイモ引いておりました。

時々泥にまみれた足を洗ってリフレッシュ。ガーニーグー&イトイテックスのソックスですぐにサラサラになるので濡れても問題無し。

下りが終わると舗装路に出てW1(ウォーターステーション)。今回のように頻繁に補給する機会があるとハイドレーションにしなかったのは正解。

ここですでにA1を通過したランナー達とすれ違います。黒字に白抜きゼッケンはこの大会の招待選手。こちらは坂を下っているのであちらはもちろん上ってる。にも関わらずあのペースとは…
先ほどの下り爆速ランナーしかり、すれ違う上位ランナーしかり、いつかあんな走りができるようになりたいわ。。

どうも胃がおかしい。

W1でボトルを満たして足早に出発。ここでプチハプニング。実は剣ヶ峰を下りたあたりからゲップが止まらず、ずっと内蔵が圧迫された感じで。朝食をやや食べすぎた気はしてましたが、スタートから4時間近く経過してるのでさすがに消化されてるだろうし。もしかして内蔵揺れで早くもキタ??

予想外の出来事 <その1>
胃がムカムカし始める。

走っていると症状は悪くなる一方で正直すでに気持ちが悪い。こんなことはかつて経験したことがなく、長い下り坂でしたが走るのを諦めて歩きで一旦仕切り直すことに。心配して声をかけてくれた人がガスター10をくれると言ってくれましたが、まだゴールまで100km以上で序盤もいいとこ。こんなところで頼れるわけもなく、ここはお礼だけして見送ります。こんな状態でも一応動き続けてはいるので40分ごとにジェルは入れてました。ジェルを受けつけなくなっているわけではないのがせめてもの救い。

しばらくするとゲレンデの中腹に出て、眼下にはA2チェックポイント。

A2 宝台樹スキー場

ムカつきと戦いながらゲレンデを駆け下り無事到着。
予定よりも30分遅れの5時間弱。こんな状態なので仕方ない、腐らずここで立て直そう。

ここで夜間装備のチェックを受けます。必携品のライト2個がしっかり点灯するか、予備バッテリーはあるかなどけっこうしっかり見られます。ここで不備があるとどうなるんだろう・・・。

レストハウス内は飲み物に果物と充実していて、急ぐ心を抑えここはしばし休憩することにしました。

まさかこんなに早く胃に来るなんて予想外もいいとこ。参考までにスタッフにリタイアした人を尋ねると、今のところ1名だそう。
残り100km弱、、この先もこれが続くと正直厳しい・・・。

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