激早だけど短寿命でも有名なナイキのズームヴェイパーフライ4%。それをウルトラマラソンで使うとどうなるか。100kmフォアフットで走るなんてまずムリだし、反発しすぎてふくらはぎが速攻で終わる可能性だってあります。
でも、ひょっとしたらとんでもなく早く走れちゃったり?走り終わって足へのダメージは皆無かも?
やるなら今しかねえ。
今週末のチャレンジ富士五湖(100km)で実験してみることにしました。
チャレンジ富士五湖(100km)コース紹介

今回走るのは 山中湖 → 河口湖 → 西湖 → 精進湖と4つの湖を回る100km。118kmの方はこれに本栖湖が加わって本当のチャレンジ富士五湖。知らなかった。
けっこうアップダウンがあって、ウルトラマラソンは真っ平らな柴又100Kしか知らない自分にとって未体験ゾーン。そしてコース上には信号があるそうで、赤につかまったらすごくやきもきしそう。このアップダウンと信号を考慮してのレースプランは初参加だとなかなか難しい。
旬を過ぎたヴェイパーフライ4%
持っているズームヴェイパーフライ4%はフルマラソン3本、ハーフマラソン2本を走ったので使用距離160km弱。ショップで聞いたら推奨距離はフル4本と言っていたのでちょうど旬を終えたことになります。短寿命の理由として、ソールに使われてるクッション材(ズームX)が潰れて元に戻らなくなるんだとか。ただ、これってランナーの体型(というか体重)によっても寿命は変わってくると思うんですよね。わたくし58kgなのでたぶんフルもう1本くらいいけるんじゃないの?
ということで新品時からどれぐらいヘタったのか測定してみました。
前足部:2.8cm → 2.7cm

後足部:3.9cm → 3.5cm

重量:185g → 182g

たしかに踵はけっこうへたってるみたいですが、クッション性は十分あるしソールもそこまでダメージを受けてない。
こういうの見ちゃうとまだまだ使える気になるもので。
バネは死してももクッションは死なず。VF4%の寿命は2000kmの新説。 pic.twitter.com/Yo3tZYeCfa
— 藤原 新 (@arata_run) 2018年2月12日
最初はGEL-DSトレーナーかズームフライを使おうと思っていましたが、クッション性だけでなく軽るさも求めるとコレ1択。ついでに少々セコイ計算をすると、
28,000円 ÷ 160km = km/175円
28,000円 ÷ (160km + 100km) = km/107円
サブ50に導いてくれたので十分に元はとれたと思ってますが、なんせ28,000円とお高いシューズなのでもうひと仕事してもらおう。みなさん旬を過ぎたヴェイパーフライ4%どうしてるんでしょ??
レースプラン
柴又100K前は60km走をしたり入念に準備してのサブ10しましたが、今回はロードの最長が先月の板橋シティマラソンでほぼぶっつけ本番の100kmです。ただ、トレランをしているので長時間動き続ける耐性はできていると思います。山とは違ってエイドの数が多いし、なによりも手ぶらで走れるのはすごく楽。ヴェイパーフライ4%でそんなに長距離走ったことないので、万が一に備えてGEL-DSトレーナーをドロップバッグに入れておきます。他には補給食とかテーピングなどなど。
そして、今回の目標タイムは サブ9!
朝4時半スタートなので富士五湖周辺は凍えるほど寒いはず。日が昇って気温が上がる前になるべく距離を稼いでおいて失速しつつも9時間以内でまとめたい。途中の目標通過タイムは公式サイトに掲載された過去のリザルトから9時間前後で走った人を複数人ピックアップしてプランニングしました。この複数人というのがミソで、長い距離のレースだと極端に失速する人もいるので平均値をとるのが安全。トレランでもそうですが、初めて走るコースでペース配分の見当がつかない時は先人達から学びましょう。皆さんラスボス(最後の上り)では見事にペースダウンしてるので心してかかろう。
で組んでみるとこんな感じ。
30km 2:30
50km 4:05
80km 6:50
FINISH 8:50
まずkm/5’00で入って50kmまで。そこからずるずる失速しながらkm/5’30平均で90kmまで。ラストの10kmはkm/6’30で計算してるけどそこまではさすがに落ちないだろうと思いたい。あとはズームヴェイパーフライ4%がどういう結果になるか。
それではチャレンジしてきます!
-2019年4月23日-
レースレポアップしました。
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