ちょいと長めの通勤ラン
都内をぐるりと60㎞走

初ウルトラマラソンに向けて、一度は走っておきたかった60km。気持だけ焦りつつ結局できずじまいのまま、レースまであと12日。残された土日はあと1回ありますが、さすがにレース1週間前に長距離は疲労が抜けない可能性が。やるならせめて10日前までと勝手にこじつけて、会社帰りにやってみましたよ60㎞走。

過去に経験したことのない長丁場なので、いつでもエスケープできるよう自宅近くを周回しようかとも考えましたが、気持が折れかけたら速攻で帰宅してしまう予感。そこでいつもの通勤ラン(13㎞)をちょいと遠回りして60㎞で自宅にたどり着くコース。もし途中で力尽きたら・・・電車は動いてないのでサヨウナラ。

19時に会社を出ると、まずは皇居の周回コースへ。
2016-05-25 19.30.47
km/5:20ペースで流れに身を任せます。抜かされるとつい追走したくなってしまいますが、自宅までは50㎞以上。ここでダメージを残すことのないよう、スタスタ走りを心がけます。

この格好で銀座は浮くので、霞が関経由で虎ノ門へ。
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東京タワーを横目に見ながら、
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浜松町を抜けると、これから渡るレインボーブリッジが見えてきました。
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橋を下から見る機会はめったにありません。
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橋は最終入館が20時半まで。
自転車で渡る場合は後輪に台車だそうで、、乗れない工夫が徹底してます。
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橋の高さはビルの7階相当。上がる手段はエレベーターもありますが、
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ランナーはだまって階段でしょう。
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高速道路のように飛ばしている車ばかり。トラックが通り過ぎると風で吹き飛ばされそうになります。
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レインボーブリッジをサクッと渡り終えて台場へ。結局橋ですれ違ったのは二人だけ。
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お台場海浜公園は等間隔で並ぶカップルだらけ。そんなカップルの後ろをスタスタ通過。これぐらいのペースだとゼェゼェしてないからすごく自然(笑

タワーマンションが乱立する東雲エリア。無機質な感じが都会的であり、逆に寂しくも感じる。
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湾岸エリアを抜けて荒川河川敷へ。
ここからは真っ暗闇の河川敷をひたすら上流へ25㎞。
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現実離れしたナイトトレイルが大好きですが、夜の河川敷もなかなか味わい深い。ただ、トレイルと違って慣れてくると退屈この上ないのが河川敷。
こうなるだろうと思いスマホにいれておいたオーディオブックを聞きながら淡々と走り続けます。闇夜で景色が楽しめない分、物語の世界にどっぷり浸かることができました。

気づけば42.195㎞通過。タイムは3時間55分でほぼサブ4ペース。信号で止まったりコンビニで補給をしたりはしましたが、止まっている時間は極力少なくするようにしていました。というのも、ウルトラマラソンではエイドステーションをいかに短くするかがタイムを縮めるコツだと聞いたので。

河川敷を抜けて住宅街に入ると、街灯の明るさに目がくらみます。すでに日付は変わり、両足にじんわりと疲労を感じてきたころ50㎞を通過。
この辺りからペースは徐々に落ち始めてkm/6:00台が出始めます。ちょっとした登り坂でペースダウン。心の中では立ち止まりたいという気持ちがずっと付きまとい、前方の信号が点滅するとありがたく停止してた。。ペース走で飛ばした後の疲労と違い、何時間もかけて体力を根こそぎ搾り取られたような何とも言えない脱力感。

自宅付近で58㎞とあと2㎞足りない・・・どうにか60㎞にするため、重い体にムチ打って2km走り続けます。
午前1時、無事60㎞走クリアしました。一目散に赤い自販機に飛びつきます。

コーラが美味すぎて危険だ、、柴又100Kでは飲みすぎないように気をつけよ・・・。
2016-05-26 01.44.18


60㎞走をしてみて

キャプチャ
本番ではここからさらにフルマラソン1回分と気が遠くなる反面、40㎞を過ぎてから60㎞までが思いのほかあっとゆうまだったで、案外行けちゃうかも?体はひたすらダルいのですが、立ち止まるほどの疲労ではありませんでした。終えてみると足へのダメージもほとんどなくて、しっかり晩ご飯を食べられたので内臓もやられていない。

もしかしたら80㎞過ぎでこれまで味わったことのないとんでもない壁が待ち構えている可能性もありますが。。

レース中は腰ベルトにメダリスト250㎖×2本とジェルを携行する予定でしたが、なるべく身軽な方がいいとわかったのでジェルだけにします。また、ドロップバッグに換えのシューズを入れておいて中間点で履き替える作戦も止めておきます。履き替えるのがロスタイムになるし、履き替えてる最中に攣る可能性も。

本番シューズは今日と同じゲルフェザーグライド2。すでに700km以上走ってるので、大会用に新調しました。
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重すぎず薄すぎない、今の自分にとってウルトラマラソンにはベストな一足だと思います。ちなみに、ゲルフェザーグライドの最新モデルは3ですが、ここは履きなれた旧モデル2をチョイス。ソールパターンが変わるなど履き心地も変わっているようなので冒険はしません。
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さて、週末は抑えて疲労抜きと。 
柴又100Kまで、あと12日。

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5 件のコメント

  • 仕事帰りに60㌔は恐れ入ります。

    時期的に気温も心配ですね

    無理しないように頑張ってください

    • かつさん

      翌朝が大変でした。。疲労で体が重いのなんの。100km走ったらどうなってしまうんでしょうか…

      気温も気になります。今日の陽気だと逃げ場のない河川敷は地獄になる予感。無理せず楽しみます(笑

  • こんばんは。ひさあです。
    何となくぼんやりと読んでいたのですが、今僕が悩んでいるランニングフォームについてふと気になったので質問です。
    疲労抜きジョグをするときって自分が一番走りやすいスピードより遅く走るのでついついブレーキをかけながら走ってしまいます。おかげで筋肉痛はだいぶ解消される(と勝手に思いこんでいる)のですが膝に負担がかかって明らかにフォームが乱れている気がするんです。
    いつもよりゆっくりめに走るとき何か意識していることはありますか。
    ちょっと話がそれますがレースでのフォームも意識していることとかあったら重ねてお答えしていただけると嬉しいです。

    • ひさあさん

      ジョグの時は腰が落ちないようにするぐらいで他は特に意識していませんね。これはレースの時も同じで、腰さえしっかり高い位置をキープできていればストライドも広がってスムーズに走れます。逆に腰が落ちてる時はペースも上がらないし膝にもきます。人によっては「ヘソ」と感じる人もいれば「尻」という人もいるので言葉だと伝わりづらいかもしれません。大事なのは足だけで走るのではなく体幹を使って走ること。最初は意識して走ってましたが、身につくとそれが普通になりますよ。ただしフルの終盤など疲労した時には意識しないと(場合によっては意識しても)腰が落ちてくるので、体幹トレーニングを取り入れるのもおすすめです。

      • 返信ありがとうございます。
        腰ですか…あまり意識したことなかったです。
        今シンスプリントになってしまったので治ったら参考にします。

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