ランナーやサイクリストにオススメの骨伝導ヘッドホン
AfterShokz Aeropexレビュー

走るときは音楽やポッドキャストを聞いていることが多く、これまで使ってきたイヤホンは数しれず。今回紹介するのは骨伝導ヘッドホンの代名詞AfterShokz(アフターショックス)の新モデル。まさしく正常進化を遂げていたので旧モデルと比較しつつレビュー。


AfterShokz Aeropex(アフターショックス エアロペクス)


スペック

通信距離 10m
プロファイル Bluetooth® v5.0、HFP 1.7、A2DP, AVRCP, HSP, HFP
重量 26g
駆動時間 最大8時間
IP等級 IP67
バッテリー容量 145mAh

外観

本体はさらっとした質感でキャップなどの分離パーツは皆無です。顔の側面を挟むため、首の後ろへ回す部分に細いワイヤーが入ってます。左耳側にファンクションボタン。

右耳側に電源兼ボリュームボタンと充電端子。

重さ26gはメーカー公称どおり。旧作とくらべて徹底的にムダを削ぎ落として洗練された印象です。

旧モデルが45gなのでほぼ半分近い減量はすばらしい。

肌への接地面積もコンパクトになりました。骨伝導だけにここが小さくなるのは若干不安な気もするけどどうだろう。

AfterShokz Aeropex 骨伝導ワイヤレスヘッドホン 防水bluetooth5.0 コズミックブラック
Aftershokz

骨伝導ヘッドホンとイヤホンの違い

字のとおり骨を通して音を伝えるのが骨伝導。ちょうど頬骨の上のあたりにスピーカーを密着させることで、耳で聞くのと同じ感ように音が聞こえます。耳がふさがっていないのに音が聞こえる違和感は最初軽く感動を覚える。

骨伝導
音の振動が「骨」を通じて聴覚神経に伝わります。

空気伝導
音波が外耳と鼓膜を通じて内耳に伝わります。

公式サイトより

ここがイイ

1.軽くて快適なつけ心地


軽くなったことで旧モデルと比較して装着感は相当よくなってます。骨伝導なので頬骨に適度な力で密着させる必要があり、旧モデルの野暮ったさも致し方ないと思っていたんですがまさかここまで細くできるとは。それなのに挟み込むテンションはほとんど変わらないんだからまさしく正常進化。
イヤホンだと汗が耳に入ってきたときになんともいえない不快感がありますが、骨伝導ならそれも皆無。最初から最後まで快適なつけ心地です。

2.最強の防水性能

通常だと本体に充電端子のキャップやイヤーチップなどがついてますが、 Aeropexはそうしたパーツが一切なくてどこから見ても水の入る隙間が見当たりません。結果、防水性能ではこれまで使ってきたヘッドセットの中でも最強クラスのIP67。


※IP規格・防水保護構造及び保護等級より
ちなみに同社のスイミングモデルはIP68だそうで・・・どんだけ。

この防水性能のおかげで遠慮なく丸洗いできちゃいます。滝汗かいた後はヘッドホンしたままシャワーをあびて、体と一緒に洗ってるのでいつも清潔な状態をキープ。スポーツと抜群に相性のいいヘッドホンだと感じます。

3.充電ケーブルの秀逸さ


充電ケーブルの先端に磁石が入っていて本体に近づけるとピタッと吸い付きます。充電するのにゴムの蓋を開ける必要がないし、これなら水の入る隙間もできないのでよくできた仕組み。さらに端子が水に濡れた状態で充電しようとするとビープ音とバイブで異常を教えてくれる親切設計。

これはGarminにもぜひつけてもらいたい機能。
この特殊な形状の充電ケーブルは2本付属する親切さ。1本は会社に置いて使ってます。

おまけ

お値段がそれなりなので2年保証がついているのはありがたい。この手のガジェットは中華製もいろいろ試しましたが、水濡れでほぼすべて故障したので値段と信頼性はだいたい比例すると思ってます。

ここが惜しい

音質は、まあまあ

そもそも音質を求める人が骨伝導は買わないと思うのでまあこんなものかといった感じ。聞く音楽のジャンルにもよりますが、低音を大音量で聞くとスピーカーの接地面がビビリます。ポッドキャストだと男性の低めの声でもたまにビリビリする。

どういうわけかヘッドホンなのに耳栓が付属されていて、これを装着して外の音を遮断した状態で聞くとやや臨場感が増すという。音楽聞くのに耳栓する骨伝導ならではの体験w

骨伝導ヘッドホン全般に言える使用上の注意点

頬骨に接した部分が震えて音を伝えるので、音量を上げすぎると音漏れします。外の音と一緒に聞くのでどうしても音量が大きくなりがちなので、そのままエレベーターに乗ってダダ漏れだったなんてことにならないようご注意を。

総評:ランナーやサイクリストにこそオススメ!

つけ心地から重さまでよくできたヘッドホンでいまのところ全く不満が見つかりません。音質ならイヤホンタイプに軍配が上がるけど、ランナーにとって外の音が聞こえる安心感には変えられない。耳がふさがっていないので法的には自転車に乗ってるときでも使えます。山だと人とすれ違うときに相手の声&自分の声が聞こえるのも利点。

快適に音楽聞きながらスポーツしたい人にオススメの一品です。

AfterShokz Aeropex 骨伝導ワイヤレスヘッドホン 防水bluetooth5.0 コズミックブラック
Aftershokz
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2 件のコメント

  • ご無沙汰しております。
    以前静岡マラソンでサブ3.5についてコメントを送ったタツです。

    早速ですが、私も音楽を聴きながらランニングすらる事が多く今はウォークマンのNW-WS623を使用しておりました。しかし、録音が面倒なこと最近Apple Musicを始めその便利さに驚き、ガーミンからApple Watchを変え、そしてこのイヤホンを。と思っておりました。そこで一つお聞きしたい事があります。耳を塞いでいないので、風切り音はどうなのかな、と。またそれにより音も聞き辛いのでは、と。
    その辺の使用感を教えて頂ければ、と思います。

    ※私も今年東京マラソンを走る予定でした。どんな状況になろうとも権利の失効だけは勘弁して欲しいですね。。

    • タツさん

      ご無沙汰しています。静岡マラソン・・・すごく遠い昔に感じてしまいますね。また大会が開催されることを祈るばかりです。

      ご質問いただいた風切り音ですが、よほどの強風でない限りほとんど気になりません。ロードバイクに乗ってるとき(あまりオススメはしませんが。)は速度によって聞こえづらくなりますが、ランならそんなこともいまのところありません。風切り音よりも幹線道路沿いの騒音で聞こえづらくなることはあります。が、これも安全の裏返しだと思って割り切ってます。音量を上げた時の耳へのダメージはイヤホンよりも少ないと思いますよ^^;

      ※東京マラソン、、来年と再来年で迷ってます。。

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