「飛ぶような走りを体験」というキャッチコピーで登場したDynaFlyte。ミッドソール全面にFlyteFomeを採用することで軽量化とクッション性を実現し、その後ターサーなど多くのモデルでこのFlyteFomeが採用されるようになりました。登場から2年がたち、さらに進化したDynaFlyte2が発売されたというので、初代モデルと比較しながらさっそくハンズオン!
DynaFlyte2の特徴
アッパーに新たなメッシュ素材「AdaptMesh(アダプトメッシュ)」を搭載。
スピードや軽量性、クッション性を求めるランナー向けです。初代モデルの高いクッション性を維持しながら、さらなる軽量化を実現しています。アッパー(甲被)は新技術を盛り込んだ軽量の「AdaptMesh(アダプトメッシュ)」を当社商品ではじめて搭載しています。ボーダー調に編み込んでおり、シームレスで通気性に優れ、柔軟性が高いため走行時に気になるしわが発生しにくく、足の動きにしっかりフィットします。履き心地の良さに加え、デザインも刷新しました。引用:公式サイト
やわらかな履き心地
アッパーが新素材のAdaptMesh(アダプトメッシュ)に変更されました。見ての通り完全にシームレス。
初代モデルもシームレスではあったのですが、今回はそれが洗練された感じ。
一見型くずれしてしまいそうですが、裏側には縁を覆うような形で型が入っているので作りはしっかりしています。なのでこのメッシュ素材が直接足にフィットするというわけではありません。
持続的なクッション性
「FlyteFoam」とは?
アシックススポーツ工学研究所で300以上の試作を繰り返し、約3年をかけて開発したアシックス史上最軽量のミッドソール素材です。当社従来のミッド ソール素材「E.V.A.(イーブイエー)」よりも約55%軽量で、素材に添加した繊維でアシストすることで優れたクッション性と耐久性を発揮します。
アウターソールは初代モデルと同様でしょうか。けっこう分厚いのでクッション性は間違いなし。
FlyteFoamの素材感をそのままヒールカウンターまでもってくるデザインはイイネ。
ソフトな踏み付け感
クッション性のあるやや厚めの中敷きとSpEVAの組み合わせ、加えてFlyteFoamなので着地感はかなり柔らか。
スペック
アッパー素材 | 本体=合成繊維製(ラッセル構造) 補強=人工皮革製 |
---|---|
アウター素材 | ゴム底 |
インナーソール | 取り替え式 |
生産国 | ベトナム |
重量 | 235g ※サイズ25.5cm |
厚さ | 前足部:2.0cm 後足部:3.2cm ヒールカウンター:7.1cm |
重さ
235g ※サイズ25.5cm
おや???初代モデルが242g(同サイズ)だったことを思うとその差は7g。たった7gと考えるか、7gも軽くなったと考えるかは人それぞれ。個人的には新素材のAdaptMeshとシンプルな見た目に期待しすぎたせいか、この結果にはやや拍子抜け。
厚さ
前足部:2.0cm
後足部:3.2cm
ヒールカウンター:7.1cm
それぞれの厚さは初代モデルと変わりません。DynaFlyteは元々ソールが薄く、厚さだけならライトレーサーとほぼ同等。それでこのクッション性を出せるんだからFlyteFoamはすごい。
ソール
初代モデル同様にアウトソールの外側をゴム底にして耐久性を確保。
見比べても違いがわかりません。
走行レポート
新素材のAdaptMeshに期待しつつ足を入れてみると・・・イマイチ違いがわからない。
ならば走った感じは・・・・もっとわからないw
しいて言えば屈曲時のアタリはDynaFlyte2の方が少ないと感じました。それと若干ながら(7g)軽くはなっているので長時間履いた時にその差を体感できるのかもしれません。アダプトメッシュによる通気性の向上もうたわれてましたが、初代モデルも十分通気性はよかったのでここも違いはわからず。
ただ、初代モデルはすでに600kmほど履いていますが最初の頃のクッション性を維持できていることに驚きました。クッション性とヘタリずらさがFlyteFoamの特徴。この辺がNEWYORKとの違いかもしれません。
まとめ
DynaFlyte2はよくも悪くも初代モデルと同じ走り味です。安くDynaFlyteを手に入れたい場合は旧モデルという手も全然アリだと思います。少しでも軽く、なにより洗練されたデザインがよければDynaFlyte2をどうぞ。旧モデルの履き心地が気に入っている人は、新モデルもほとんど変わらないのでご安心を。
初代モデルのレビューはこちら
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