サブ3を達成してもNEWYORKを履き続ける理由
GT-2000 NEWYORK5 レビュー

これまで走力に合わせて色々なシューズ使ってきましたが、常に靴箱に存在しているのがGT-2000 NEWYORK。ランニングを始めた初心者の頃から、サブ3を達成した今でも使っているお気に入りのモデル。あの川内優輝選手も練習ではGT-2000を使っているそうで、アシックスの名作中の名作。そんな世界で最も売れているランニングシューズをレビューしながら、自分のNEWYORK活用方をご紹介します。

NEWYORK 5の特徴

「足への負担を軽減」 するための機能を搭載 ガイダンスライン構造により「スムーズな重心移動」をアシスト
フルイドライドやガイダンスライン、ヒールクラッチングシステムなど足を守り快適な走行をサポートする機能が充実。ダイナミックデュオマックスを搭載し、ランニング障害の一因であるオーバープロネーションを制御。

ヒールクラッチングシステム


かかと部には樹脂製のカウンターを搭載。これがかかとをしっかりつかむことでフィット性を向上するとともに、かかとの過度な倒れ込みを抑える効果があります。これは歴代のNEWYORKでずっと採用されていて、ランニングを始めたばかりの人なら足を挫かないための転ばぬ先の杖。

FluidRide


上部は反発性に優れたSpEVA、下部は軽量性に優れたSolyteと異なる素材を用いた2層構造。走行効率と負担軽減の両方を追求しています。ちなみに女性モデルはSpEVAの硬度をやわらかく設計して足への負担を軽減しているそうな。NEWYORKは幅のサイズ展開も幅広く、ありとあらゆるランナーに対応しているんじゃないでしょうか。世界で最も売れているランニングシューズと言われるだけあります。

ガイダンスライン


中央部の溝がたわむことで、左右方向の重心移動のばらつきを抑制。重心がスムーズに移動することをアシストする機能で、ビギナーでも効率良い走りができると。これも歴代NEWYORKに搭載された機能で、体感できるかというと正直わかりません。むしろこの溝によく小石が挟まってるねw

NEWYORKのソールで気に入ってるのがこのガイダンストラスティック。

頑丈な樹脂製パーツで、アーチの低下やねじれを防いでくれます。ソールが分厚いわりに安定して着地できるのはこれの効果が大きくて、路面の凹凸や傾きなんかも気にすることなく走ることができる。

そしてなんといってもとにかく長寿命なのがこのシューズの魅力。アッパー素材はしっかり縫製されているのでほつれることは皆無ですし、かかとに摩耗に強い素材を使っているのでかなり長く使えます。私の体重(59kg)だと摩耗を見る限りでは1,000kmは余裕で走れちゃいますが、実際は見えない部分がへたってくるのでそこまで使うことはありません。

スペック

アッパー素材 本体=合成繊維製(ラッセル構造) 補強=人工皮革製
アウター素材 ゴム底
インナーソール 取り替え式
生産国 ベトナム
重量 286g ※サイズ25.5cm
厚さ 前足部:2.2cm 後足部:4.0cm ヒールカウンター:7.2cm

重さ


サイズ:25.5cm
足を守るための装備がこれだけ詰め込まれているので超ヘビー級。同サイズのNEWYORK3が276gだったのでさらに重くなりました。ただ、トレランシューズだと300g前後なんてザラにあるのでこれぐらいの重量は気にしていません。というかこれがNEWYORKを履き続ける理由の一つだったりもして。サブ4狙いでレースに使うならもう少し軽い方がいいかもしれません。


中敷きだけで21gもあるという。参考までにターサーのインソールはこの半分の重さ。

厚さ

前足部:2.2cm

後足部:4.0cm

ヒールカウンター:7.2cm

これだけ分厚いのに、走っていてフワフワしてないんだかららよくできてる。

走行レポート

ここに関しては従来モデルと同様で、良くも悪くもNEWYORKの走り味。ヒールにはGELがついているので着地した時の突き上げはほとんど打ち消されているし、SpEVAの反発力を使えば蹴り出しまでスムーズ。土踏まず部分に搭載されたガイダンストラスティックのおかげで、多少着地が乱れてもしっかり矯正してくれます。ただし、ターサーなどのレーシングシューズと比べるとフィット感は雲泥の差。アッパー素材全体が分厚いので靴紐では限界かと。また、ヒール部のカップがかかとを包む感じはあるものの、当たりが固めなので個人的には若干の違和感を覚える。私はNEWYORKを履く時は、しっかり踵を入れて靴ひもをいつもよりも若干強めに締めるようにしています。
重量級なので当然ながらケイデンスは上げづらく、どちらかというとジョグ~km/5’00ぐらいまでが最適。ただ、これでインターバルをすると終えた後のダメージの少なさを実感できるので、あえてそういう使い方もアリ。

こんな人にオススメ!

とにかく足をプロテクトすることに重点を置いたシューズなので、走りはじめたばかりのランナーにオススメの一足。また、サブ4を狙うランナーの練習シューズにも最適で、シューズがある程度走りを矯正してくれるので故障リスクを下げられるのがその理由。本番はもう少し軽いモデルがいい気もしますが、NEWYORKでも十分サブ4は達成できますので。

それとある程度走り慣れて、さらに上を目指したいのに故障に苦しんでいるという人にもおすすめしたい。次項でも述べますが、私はサブ3を達成した今でもNEWYORKを使ってますしおそらくこの先も。足に不安があるけれど「走る」という選択をすることがランナーならよくあります。そんな時にその不安をかなり和らげてくれる(実際にダメージも少ない)のがNEWYORK。
「走る」 だけなら誰だってできるんです。
難しいのは故障しないで 「走り続ける」 こと。

私がNEWYORKを履き続ける理由


ターサーはもちろん、ライトレーサーから履き替えてもNEWYORKはもっさり重くて軽快には走れません。なのになぜNEWYORKを使うのか。以下の2つが理由です。

1.足への負担を軽減できる

クッション性抜群なので足への負担がとにかく少ないのがNEWYORKの特徴。疲労が残っていたり、軽く痛み出ているような場面でも軽く走った方が血行がよくなって回復が早まることが多い。そんな疲労抜きジョグをする時はNEWYORKがぴったり。他にも心肺を追い込みたいけど足へのダメージを軽くしたい時なんかNEWYORKの出番。ターサーの方が断然楽にペースを上げられますが、NEWYORKならケガのリスクを減らしつつ心肺を追い込むことができる。

2.重さがトレーニングになる

履き始めはとにかく重くて、自分の調子が悪いのかと勘違いするほど軽快さとは程遠いのがNEWYORK。走りはじめてしまうと慣れて気にならなくなりますが、夏場で汗を吸った時はさすがに鉄下駄かと。ついでに登り坂もなかなかの負荷。その後でターサーを履いた時の軽いこと。足に羽が生えたようによく回せます。これが大事だと思ってまして、私にとって普段の練習は本番で1秒でも早く走れるようになるため。練習で気持ちよく走れてもしょうがなくて、ましてや薄くて軽いソールのシューズでぶっ飛ばしてケガしたら目も当てられない。なんのための練習かを意識すると、NEWYORKは走りはじめたころから今日まで常に靴箱に存在する相棒でした。週に1回あるかないかで出番はそこまで多くありませんが、無いと困る存在になってます。

あの川内優輝選手も練習ではGT-2000 NEWYORKを使っていると聞いたことがあります。大学時代ケガで苦しんだ経験がある彼は、GT-2000にしてから故障しなくなったそうです。

いわく、

「実業団選手たちは、薄いシューズばかり履いて、それで怪我しているのだから、何の意味もない。GTが自分には一番合っている。これにしてから故障しなくなった。通勤ランもロングジョグもビルドアップもGTでいける。キロ3分半だって可能。」

これを聞いた当時はGT-2000で3分半なんてありないと思っていましたが、今なら1㎞くらいならできるようになったのでホントだった(笑 NEWYORKは毎年交換していて、年間走行距離は700kmほど。これからまた1年、相棒にケガから守ってもらいながら走っていきます。

聞こえてきそうなのが「Dynaflyteとどっちがいいのさ?」というお言葉。これは自分自身気になっているところで、GELとFlyteFoamの違いなど近いうちに比較してみます。

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