富士登山競走試走<2回目>
高地ではペース管理が肝

走ってきました富士登山競走試走第2弾!
3連休の大渋滞に巻き込まれないよう前日夜に出発して馬返しで車中泊しましたが、標高が1,500mあるので夏でもけっこう快適。前回は夜明け前の入りましたが、今回は実戦を想定して明るくなってからスタート。目標は馬返し〜山頂を3時間切りです。

パルスオキシメーターを使って体の変化を知る

先週の試走で5合目以降のコースもわかったので、今回はさらにペースアップしてみることに。ついでに高地でどんな状態かを知るためにパルスオキシメーターを持ってきてみたりして。

パルスオキシメーター
パルスオキシメーター(pulse oximeter)とは、検知器(プローブ)を指先や耳などに付けて、侵襲せずに脈拍数と経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)をリアルタイムでモニターするための医療機器である。

出典:Wikipedia

指先を挟むだけで血中酸素飽和度が測定できるこの機械。低酸素室など高地トレーニングで使われているのでまさに富士山にはうってつけ。別に数値を知ったからといって早くなるわけではないんですけどね、頑張りを数値化するのが好きw
馬返し(1,500m)での測定値は99%で正常値。さて、これがどう変化するでしょうか。

馬返し~5合目

前回よりもやや気温が高く序盤から汗が吹き出します。大会当日は渋滞していると思うので、浸透桝を正面突破してみたり、上りのカーブでインをついてショートカットしてみたり。走るゾーンと歩くゾーンなど頭に叩き込みながら5合目まで黙々と。

佐藤小屋まで1時間は前回と変わらず。血中酸素飽和度は95%と少し下がってますが体調は特に変化なし。ノンストップで山頂目指します。

5合目~山頂

今日は試走するランナーがけっこう見られましたが、休み休み上っているようでパスすることが多かったです。ただ、一人だけ同じぐらいのペースで休まず上り続けるランナーがいて、付かず離れずがしばらく続きます。

7合目で血中酸素飽和度を測定すると89%と確実に血液中の酸素は減っているらしい。息切れに加えて時々耳の奥がツーンとなることがありましたが特に体調に異変は起きていません。

それまで追い続けていたランナーの背中がどんどん近づいてきたので、7合目を過ぎた山荘前でかわして前に。すると慌てて駆けてきてすぐに抜き返され ・・・おお、なんか実戦ぽくて面白くなってきた!

8合目の急登を前にグローブを装着。使ってみてわかったのが、手を使うことで足の負担が軽減される利点もありますが、それよりも登るルートが広がるのが大きい。遠慮なく手を使って体を持ち上げることができるというのはすごいメリット。ただしかなり消耗しますが。
登山客に迷惑にならないよう用心しつつ、ガシガシと大胆に上っていきます。
前ゆくランナーも息を吹き返してグイグイ急登を駆け上り、コチラも負けじと必死に食らいつきます。4時間切りをする人はこれぐらいのペースなんだろうと思いながら後を追っていましたが、徐々にその背中は遠ざかり、気づいた時にははるか彼方に消え去って行った・・・。

これ、向こうがペースアップしたのではなく完全に自分がペースダウン。息が続かなくなりペース維持どころか完全に足が動かなくなってしまった。その後は時々完全に停止する場面すらあってもはや撃沈。このフラフラ状態は果たしてどれほどの値かと思ってパルスオキシメーターに指を挟んでみると、

78%!?

慌てて深く深呼吸を繰り返したら80台後半まで回復。下界ではお目にかかれない数値にぶったまげ。

前回の登頂タイム3時間10分が経過しても、まだ山頂まではしばらくある状態。ようやく鳥居が見えてなんとかゴール。タイムは3時間20分で先週より10分遅い結果に。

7合目付近までは上回ってましたがオーバーペースだと結果こうなる。ジワジワ減速する低地と違い、低酸素状態だと一気にくるのがよくわかりました。思えば呼吸をまったく意識せずに追っていたのもよくなかったかもと振り返りつつ、いろいろ収穫があったのはよかった。

売店のラジオから聞こえてくる「中央道下り45kmの渋滞~」なんて交通情報を聞きながら、雲を眺めながらの優雅なおにぎりタイム。帰りヤダナ。

補給して体調も落ち着いたので剣ヶ峰へ向けて出発!

最高峰の撮影待ち行列を横目にここはサクッと通過。

剣ヶ峰下の残雪をクリアしてそのまま時計回りでお鉢めぐり。

ここでリュックを背負ったインド人と知り合います。夏の間だけ郵便物を運ぶアルバイトをしているそうで、リュックには黒マジックで「〒」のマーク。聞くとこのお鉢めぐり(1周約3km)を知り合いが14分で走るから、それを越えたいんだとか・・・彼のベストは18分だって。

お鉢めぐり終了。剣ヶ峰経由とはいえ1周40分、14分てどんだけ。。

下りは砂利がいい感じにクッションになって楽ちんなんですが、シューズのダメージがこれまた強烈で。

前回と今回でトレランシューズですらここまでズタボロに。本番はおそらくターサーで走りますが、使い古しじゃないともったいない。

5合目からの下りは細心の注意を払いながら、今回はケガすることなく馬返しに無事帰還。

今回のパルスオキシメーターは、コニカミノルタの記事で心肺機能に負荷のかかるランナーの体調管理に使えるなんて書いてあったので一時期測定してたんです。が、いつも正常値(96%~)しか示さないのでいつのまにか引き出しの奥に。今回みたいな高地トレでここまで変化を見れるとは予想外で、状態を知りたい人にはオススメ。撃沈した時、頑張った自分を労う材料にも。

おまけ

車に積んでおいた水を浴び、湯を沸かしてカップ麺の昼食。腹を満たしたらなんか走り足りない気がしてきて、シメにもう一本だけ佐藤小屋(5合目)までタイムアタックすることに。前回、今回ともに全然足が攣らないのが消化不良で、山頂往復した足で駆け上がれば攣れるんじゃないかと。ドMは攣るまで走らないと満足しないのですw

山頂を往復した足だとさすがに走れる場面が減って午前中とはまったく別物。気温の高さも相まって汗&乳酸のオンパレードがたまらない!!恍惚としながら上っていたら、駆け下りてきたのはなんとKさん!昨日、今日と2日連続で市役所から山頂を往復してるいるそうな、、さすがお師匠。自分もたいがいですが、2日連続で全コースを走れる気がしない。薄々と感じてはいましたが、富士登山競争はキングオブ変態の集うレースだと改めて実感。いやはや本番が楽しみすぎる!
佐藤小屋までは57分と悪くない記録。けっきょく攣らなかったのは追い込み足りてないということか。

これにて試走は完了。市役所~馬返しのロード区間を走っていないのが若干気がかりではありますが、そっちはトレミでテコ入れするとしよう。

富士登山競争まで、あと10日。

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