fenix5外観レビューの次は精度を比較してみました。
fenix5 & FORERUNNER630の精度比較
今回比較したのはfenix5とFORERUNNER630(日本名:ForeAthlete 630J)。fenix5は光学測定部分がずれて心拍数が狂ったりすることのないようしっかり手首に固定。対してFORERUNNER630(以下FR630)はプレミアムHRMと温度センサーを使用。
比較というよりもFR630の出す正しい数値にfenix5がどこまで近づけるかをテストといった感じ。
距離の精度
両者にほとんど差はでませんでした。fenix5の方が消費カロリーは高いハズなんですが、謎。
心拍数の精度
概ね一致してはいますが、光学式心拍測定の方がベルトよりもやや低い傾向。これはvivosmart HRの時からそうで、特に追い込んだ時に顕著に現れます。この時は後半ペースアップしましたが、両者の心拍数には10も開きがある。
1㎞ダッシュするとこんな感じ。
km/3’50ペースで150bpmてw というかダッシュしてるのに後半心拍数が下がるわけないので。そもそも光学式心拍測定にそこまでの精度は期待してませんが、さすがにコレは・・・
なお、この光学式心拍測定の正しい装着場所はココ。
過去にこの事を知らず甲に近い部分で測定してたことがあるんですが、数値が安定しなくて使えねえ!なんて思ったこともございます。。
甲に近い部分で計測するとこんな具合にゴキゲンな値が出ますのでご参考までに。
km/5’00ペースで170bpm越えというありえない心拍数。装着場所はくれぐれもご注意を。常識??
ピッチ&温度の精度
手首と胸の計測でピッチにどれほど差が出るかも試してみました。
fenix5:平均173spm
FR630:平均174spm
これはどっちが正しいか判断がつきませんが、とりあえず近い値なのでどっちも正解。
最後に温度測定。FR630のTempセンサーは靴紐に固定しました。
fenix5:平均15.6℃
FR630:平均15.1℃
fenix5は走り始めてしばらくは体温の影響を受けて高い値が出ています。当日は雨だったので走っている時はどちらもほとんど同じ値。靴紐に固定したTempセンサーも足から出る熱の影響を受けるので体に身につけての測定はあくまでも目安程度。こうしたデータが収集できるのはなんとなく面白い、ただそれだけです(笑
まとめ
今回の結果から、心肺追いこむようなトレーニングをする場合はプレミアムHRMはマスト。なんとなくでよければ光学式心拍測定でも問題ないですけどね。これについては個人差があるので自分の手首は光学式心拍測定には適さないのかもしれません。まったく問題ないという声もあれば同じような感想を抱く人もいて千差万別。個人差があるので、あくまでもこういう結果になる人もいる程度に。心拍数を正確に知りたい人はプレミアムHRMが間違いありません。
もともと胸にベルトを装着するのは気にならない方ですが、胸部を締め付けてもデメリットしかないのでベルトはないに越したことはありません。ただ、トレランで心拍数が上限を越えないようになんて使い方もするので、手首で心拍数が測定できるメリットは十二分にあります。精度がね、、表示された数値プラス10前後と割り切ってもいいけど。
なお、今回測定した各ソフトウェアのバージョンはfenix5(2.30)、FORERUNNER630(7.10)なので、今後アップデートによって結果は変わると思います。(変わってくれないと困る!)
おまけ
fenix5のキャンペーンに申し込んでベルト一本もらいました。ブラックボディにイエローが映えていい感じ。日中の職場では黒、走って帰る時は黄にして使ってみたり。
簡単に着脱できるQuickFitバンド、使い勝手は良好です。
新しいレビューありがとうございます!
やはり心拍計は乳バンドのほうが正確なようですね。
しかし手軽さではリストバンドタイプが一番かなと思ってみたり悩ましいところです。
黄色いベルトオシャレですね!
紅の豚さん
正確な数値を求めるなら心臓直が間違いありません。おっしゃるとおり手軽さも捨てがたく、マラソンでパフォーマンスを求めるような場面でベルトは邪魔かなと。いずれにせよウォッチで心拍数が測定できるのは確実に便利です!
黄×黒の組み合わせは締まるので悪くないですよね。シリコンベルトの耐久性が気にはなるところですが、買うと5千円近くするのでもらえるのはラッキーでした。定価で買ってるのでそれぐらいの恩恵はね・・・(笑