箱根外輪一周(50km)トレイルラン

GW二日目、絶好のトレラン日和に箱根外輪を走ってきました。
その翌日に箱根山が火山性地震で警戒状態になるとは・・・。
箱根外輪はとてもいいコースなだけに、何事もなく警戒が解除されることを祈るばかり。
2015-05-03 09.34.01

前回は箱根町から箱根湯本を目指しましたが、真夏の暑さに途中リタイア。

箱根外輪トレイルラン(箱根町~金時山)


あれから2年。ロードをそれなりに走りこんできたので、ここらで外輪一周に再挑戦してみることに。箱根湯本を出発して箱根外輪の山々を越え、再び箱根湯本に戻る1周50kmのコース。トレランの登竜門なんて言われてます。
hakonegairin

40㎞越えのトレイルランは初めてなので、足への負担を考えてポールを導入。初めてなのでどこでどう使うのやら。そもも、こんなの持って走れるのか不安な気もしますが。
それと日が暮れた時に備えてヘッドライト。これはできれば使うことなく下山したいところだけど、ムリでしょう。。
補給はジェル×4個、パワーバー×1個、アミノバイタル×1個、おにぎり×2個。金時山で軽食の予定です。
2015-05-02 00.42.47


9時30分 箱根湯本駅

2015-05-03 09.04.27
絶好のトレラン日和。GWでどこも大渋滞してるので、電車で行くトレランは楽。箱根湯本駅にはコインロッカーもたくさんあるので、不要な物はすべて置いてなるべく身軽に。1周コースはこれができるのが利点です。
混雑した車道を横目に温泉街を駆け上がります。橋を渡ってすぐにトレイルの入り口。まずは浅間山を目指します。
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しばらく急坂が続きます。毎度のことながらトレランの序盤は滝のように汗が吹き出します。それが落ち着くと体がトレランモードにスイッチ。
2015-05-03 10.01.14

10時30分 浅間山

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こんな陽気なので浅間山までの道中はハイカーの皆さんもけっこういました。とはいえ、数はしれてますけどね。今回のコースで混雑するのは金時山ぐらい。箱根は道が走りやすいうえに、人が少ないというトレランにはうってつけの環境。

標高850m。気持ちよく走れるトレイルが広がります。
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途中、国道1号線を走ります。
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今回シューズをモントレイルのBAJADAに新調したんですが、ロードを走ると重さを実感・・・スピードが出せません。トレランシューズで300gは普通だけど、ターサーと比べたら倍の重量。しかも水背負ってるし。富士登山競走は前半のロードが肝らしいのでもっと軽いシューズにしようかな。

横道から再びトレイルへ。
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一気に下ってお玉ヶ池を過ぎれば箱根町はすぐそこ。
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11時40分 箱根町

2015-05-03 11.38.38前回のスタート地点に到着。観光客でごった返してます。ようやく体が温まってきた感じで、体力的にはまだまだ余裕。コンビニで減ったドリンクを補給します。

今日は山からの景色も楽しめそう。
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箱根町から道の駅へのトレイルで道を間違えるというハプニング。
これ道?
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途中で間違いには気づいたんですが、すぐ横で車の音がしてるので先へ進めば車道に出れると思って深みにハマりました。典型的な遭難パターン。山では引き返す勇気が大切。
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この道迷いで30分のロス・・・痛い。

気を取り直して道の駅の前からトレイルへ。こっから金時山までは経験済み。
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芦ノ湖スカイラインに沿ったトレイルは走りやすい。真夏は遮るものがなくて灼熱なので要注意。
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箱根といえば笹。これ、日が暮れたらやだな。。
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こういうとこ走ってる時が最高に気持ちいい。夏になると草が生い茂るので、初夏がおすすめです。羽虫と蜘蛛の巣は多いですけどね。
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20kmを過ぎて徐々に登りが辛くなってきたので、ポールを使ってみることに。
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これがあると無いでは段違いでした。登りの負担はかなり軽減されます。
使わない時は折り畳んで手に持って走りましたが、全然苦になりません。ポールの重さはかなり重要かも。
知ってるコースだとポールを使うタイミングがわかるので効果的。こんな長々と続く登りの手前で組み立てるのですが、ULトレイルポールは5秒かからず組めるので一瞬です。
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はるか湘南の海が見渡せる絶景。
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15時30分 丸岳

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箱根町からここまでハイカーはめったにいませんでしたが、時々前方から来るランナーとすれ違います。外輪コースは反時計回りの方が上級者向けだそう。
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16時20分 金時山

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この時間になると金時山もガラガラ。売店が閉まってないか心配でしたが、ぎりぎりセーフ。金時娘こと小見山さんと談笑しながらカップ麺を補給。「腹減ってるか?」と牛丼をすすめられましたが、まだ先は長いので遠慮しておきました。ここでガツガツ食べれる強靭な内臓が欲しい。

金時山山頂からは富士山が見えました。
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前回はここで途中リタイアして下山しましたが、今回は体力的には問題無し。しいて言えば、湯元まで走るなら確実に闇夜のナイトランが待ってるということ。未知のルートでナイトランは若干不安を覚えますが、まあ箱根の登山道なのでそう険しいこともないでしょう。
ということで明神ヶ岳目指してGO!

山に囲まれた箱根の町は日本とは思えない風景。
正面の岩肌出てる辺りが大涌谷。この日も見る時によって煙が出ていました。温泉街なんでそんなもんだろうと思っていましたが。。走ってるので微振動なんてまったく感じません。
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振り返ると富士山と金時山のツーショット。
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しばし足を止めて絶景に見入ってました。ナイトトレイル覚悟じゃなきゃこの景色は拝めません。

夕日で照らされる尾根道は強風が吹き荒れます。ぐっと気温が下がってきたのでウィンドシェルを着用。
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18時30分 明神ヶ岳

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日暮れ直前、明神ヶ岳に到着。ここまでの尾根道は右に富士山、左に海という絶景が続くので、外輪は反時計回りの方が面白いかも。

もうハイカーもランナーも皆無です。心細いので鈴を装着。今宵は満月なのがせめてもの救い。
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空はまだ若干明るいですが、笹の中は暗いのなんの。ヘッドライト、ハンドライトを装備してナイトトレイル。
いやはや、両側を笹に囲まれた中走るというのがこんなにも不気味とは・・・。高尾山では味わったことのない、いやな気分。
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こっからはとにかく走り続けます。止まると虫が寄ってくるし、なんかソワソワするので止まりたくない。暗闇で平衡感覚が麻痺しているのか、登りも気づいたら駆け上がってたりして。1kmあたりのタイムが昼間よりも早いのはご愛嬌(笑

明星ヶ岳もノンストップで駆け抜け、気づくとロードに出てました。時々抜かしていく車があるので一安心。向こうにしたら、こんな真っ暗闇の中を1人で走ってる人の存在が不気味すぎるでしょうけど。

ナイトランは時々絶景に遭遇できるのも魅力です。
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19時50分 塔ノ峰

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ここまで来れば湯元はすぐそこ。

20時20分 箱根湯本駅

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無事ゴール。約11時間、距離50kmは自己最長記録。10時間を目安にしてたんですが、道に迷ったり景色眺めたりしてたら思ったよりかかってしまった。

外輪一周してみて、改めて箱根はトレイルランにぴったりだと感じます。勾配はきつくないし、道もわかりやすい。GWだというのにハイカーとすれ違うのは一部の山だけ。高尾山とは比べ物になりません。
走るなら草の少ない春と秋がベスト。山は何があるかわからないので夜走の装備は整えていくことをおすすめします。
次回は反時計回りを10時間切り目標でやってみようかな。

箱根山が何事も無く、火山警戒が解除されることを祈ります。

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