夏真っ盛り。各地で40度近い猛暑を記録したこの週末に、箱根の山を走ってきました。
熱中症になってはシャレにならないので、ハイドレーションを保冷バッグに入れて氷をたっぷり投入。それと600mlのドリンクボトルにスポドリを入れて装着。この装備で行けるところまで行ってみます。
箱根町から金時山を目指し、そこから箱根湯本へ下りるという箱根一周の33km。
トレイルランの登竜門なんて言われているコースなので楽しみです。
8時00分 小田原駅
9時30分 道の駅箱根峠
登山道の入り口。
登山道は芦ノ湖スカイラインに並走する形で、眺望もよく気持ちいい道が続きます。
海の平には遮るものがまったくないので容赦なく太陽が照りつけます。
スタートから30分で早くもスポドリを飲み切るペース。途中の海ノ平ドライブインで補給しましたが、このペースだとハイドレーションも心配です。
箱根の山は川で給水ができないので自販機が現れることを祈るばかり。
まったく人を見かけないのですが、道は整っていて走りやすい。
木々の間は若干涼しく、木漏れ日の中フカフカのトレイルをひた走ります。
10時55分 三国山山頂
今のところペースは悪くないのですが、体に余裕がありません。
これが気温のせいなのか、体のコンディションが悪いのか。。すでにバテ気味。
右手には芦ノ湖が見えてます。
直線が多く、下りは重力に任せて一気に駆け下りる反面、見通しのいい延々と続く登りを見るとテンション下がります。正面の山なんて大変そう・・・
そんな思いでいたせいか、湖尻峠の分岐では間違えて芦ノ湖へ下るルートにすすんでしまいました。体が下りたがっているんです。
今回もiPhone版山と高原の地図は大活躍。
地図をダウンロードしておけばオフラインでも使えるし、自分が向いている方向がわかるので山に入る時には必需品になってます。
正しくは先ほどの丘を登る道。ここからはひたすら灼熱地獄が続きます。
草も太陽を浴びて気持ちよく育っているようで・・・荒れた道はトレイルランのお約束。
草をかき分けて進んでいると足に激痛!見ると攻撃的な植物が無数に広がっています。勢いで突入しなくてよかった・・・。
登り切ると大パノラマが広がってました。これまで進んできた尾根や、芦ノ湖が一望できます。
右側の奥の方から進んできました。こうして見ると大分来たことを実感。
登った後には下りが待っています!せめて下りだけは走らないと。
むしろ今日は登りで全く走っていません。ここまでのペースはkm/14分。もはやランではなくなってますが、暑さで倒れるわけにはいきません。
冷えていたハイドレーションも今となってはぬるま湯と化し、脳みそは冷たいジュースを欲しています。すると分岐で駐車場の文字を発見。
駐車場には自販機あるんじゃないかという妄想が加速。
こんな山奥の駐車場に自販機なんてあるわけないのにね。
ほら、何にもありゃしない・・・
12時39分 富士見台
富士山と芦ノ湖が見えるのはここだけと書いてあります。
たしかに、この山があると芦ノ湖のバックに富士山という構図はムリなのかもしれません。双方見てみましたが、あいにく今日はモヤっとしていて富士山が見えませんでした。
12時55分 丸岳山頂
ベンチで一休み。
眼下には誰もいないゴルフ場・・・
この無線中継所は大分前からはるか遠くに見えていました。
着実に前進はしていますが、ペースがね。
ここまでくると、平地すら歩いてます。
このコースは全般的に展望が良いので太陽からの逃げ場がほとんどないのです。
真夏の箱根の山には金輪際来るのは止めにします。
13時23分 乙女峠
廃屋となった茶屋を過ぎれば金時山まであと少し。
それまではめったに人を見なかったのですが、この辺りからハイカーが増えてきます。
ここから金時山までの登りが今回一番キツかった。なんでもない登りで何度も休憩。
水分補給をしているので汗はひたすら流れ続けます。そのせいか体のだるさが一向にとれず、走る気力もほぼゼロ。
こんな状態なので金時山から先を目指すのは断念し、ゴールを箱根湯本ではなく仙石に変更。これでちょっと気が楽になりました。
ようやく山頂が見えてきました。
14時00分 金時山山頂
ここまでの距離20kmのペースはkm/15分。これまでの山と比べても標高差は全然大したことありません。今日はかなり絶不調。
山頂の売店には、飲み物やオニギリ、かき氷と充実の内容。しかも良心的なお値段!それだけ登るのが簡単な山ってことなんでしょうけどね。
補給食とかき氷で体をリセットし、仙石目指して下山開始。
これまで通って来た山々が見えます。
やや荒れた道をどんどん下ります。
ハイカーの皆さんもバテバテのご様子。
道を譲られまくりあっとゆう間の下山でした。
ふもとのコンビニで帰り支度をしていると雲行きが怪しくなってきました。
金時山山頂で雷が鳴っていたので気になってましたがギリギリセーフ。
走ってバス停へ向かうと新宿行きのバスがちょうど来たところ!
夕立の中、家路につきました。
箱根湯本まで下るのを断念することになった今回のトレイルラン。
標準所要時間と実際のタイムを比べてみました。
道の駅~山伏峠 標準 1:40 実際 0:50
山伏峠~三国山 標準 1:00 実際 0:35
三国山~湖尻峠 標準 0:40 実際 0:22
湖尻峠~長尾峠 標準 1:35 実際 1:13
長尾峠~丸岳 標準 0:35 実際 0:25
丸岳~乙女峠 標準 0:30 実際 0:18
乙女峠~金時山 標準 1:05 実際 0:37
※休憩含まず
走る時は標準タイムの半分(50%以下)を目安にしているので、今回はだいぶ遅い。下りは走れたのでさすがに標準タイムよりは早いペースを保てています。
21kmという距離でここまで疲労したのは初めて。真夏のトレイルランはこれぐらいの距離にしておいた方がいいと身をもって知りました。
-2015年5月13日追記-
箱根外輪再挑戦してきました。
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