柴又100Kのレースプラン
今年こそ10時間切り目指して!

待に待った柴又100Kまであと1週間。同レースで後半撃沈した去年の自分を越えるべく、サブ10狙いのレースプランを練ってみました。


言わずもがなの修行コース

東京から日帰りで行ける唯一のウルトラマラソンが柴又100K。ひたすら河川敷を100km走り続けるというまさしくドMの祭典。100Kと100景をかけた自虐的なネーミングにツッコミながらも、どういうわけか惹かれてしまう不思議な魅力を持ったウルトラマラソンです。

マップを見るだけでも単調ですが、実際に走るともっと単調。

こんな風景がひたすら続く(笑 いつかサロマとか四万十を走ってみたい。

河川敷の単調コースにも利点はあって、コースがほぼフラットということ。ウルトラマラソンでタイムが出やすいレースはサロマか柴又なんて言われるのもそれが理由。ただし柴又は天候次第で地獄のデスロード化しますが。。暑い年には完走率が6割になることも・・・日差しが怖すぎる。

シューズ

今回のレース前に2度ほど60km走をしました。ライトレーサーとダイナフライトを使い分けたところ、序盤は大差ないものの、40㎞過ぎからライトレーサーの方が断然走りやすい。超ロングでは軽いシューズの方が後半有利ということがあらためてよくわかりました。ダメージと引き換えになる気もしますが、60kmという距離ではどっちもどっち。ならばと今回はライトレーサーRS5で臨みます。100kmだとどうかな??
なお、TS6ではなくあえてRS5にしたのは片足で10g軽いから。ほんのちょっとした差ですが、100kmはこういう些細なことが明暗を分けるような気がしてます。(半分おまじない)

暑さ対策


ウェアはマウンテンハードウェアのウィックドクールショートスリーブT。汗の水分に反応して生地の温度を下げるクールQゼロ素材が使われているので、暑さを多少なりとも和らげるのが狙い。ハセツネなど主にトレランで使ってきましたが、気持ち涼しいような「気」はします。まあ暑いものは暑いので気休め程度に。

昨年のレースでけっこう効果があったのがコレ。

吸収された水分が振動し蒸発することで効果的な気化熱を発生させ生地温度を下げる世界初の冷感メカニズムが COOLCORE テクノロジーです。独自開発により、3種の糸の構造と編み方がアメリカで取得された特許技術です。

エイドでは氷水をかけて首に巻いておき、生ぬるくなってきたら端を持ってブンブン回すとあら不思議!気化熱で一気にタオルの温度が下がるのでエンドレスで冷たいタオルを味わえる。どんなタオルでも回せば多少は温度が下がりますが、このタオルは驚くほど冷たくなります。知らないランナーが見たら陽気なヤツだなくらいに思われてそうですがw これナシで柴又は戦えない、それぐらい効果あるのでタオルを巻く人にはおすすめ。

補給


柴又100Kはエントリーフィーが24,000円するのですが、これだけの数エイドステーションを用意してスタッフを立たせてと考えるとそれも納得。走る距離で考えると決して高くはない?
前回はジェルをメインにエイドでは水分しか摂りませんでしたが、今回は多少固形物も入れていきます。(食べられるなら)

今回用意した補給食。

長距離なので時間単位で補給するべきとは思うのですが、ジェルを水分無しで飲める気がしない。。補給とエイドはセットで考えました。それとスタート直後のブーストは不要なのでvespaは後半まで持ちません。2時間の効果と考えると70kmぐらいかな。
前回は最後の最後までガマンし続けたコーラも最初から解禁。ガブ飲みしない程度に甘いのを積極的に入れていきます。

ペース配分

去年はこんな展開。ジタバタ抗っている様子が伝わりますでしょうか?

35km過ぎからペースダウン。40km付近はkm/7分オーバーしてますが、そこから息を吹き替えして折り返しの50kmまでペースアップ。調子良く再スタートを切るも再度ペースダウンしてそのままズルズル惰性でゴールまで。もう後半戦は相当な苦行でしたね。。折り返してからすれ違うランナーの頑張っている姿が原動力になりました。沿道の声援もほとんどないし景色も地味ですが、妙に一体感を味わえるのが柴又。
この時の敗因は前半のペースが遅すぎたこと。今回のレースに向けて超長距離走を何度かしてますが、km/5’00で走ってもkm/5’30で走っても失速が始まるのはだいたい35km過ぎてから。ちなみに先日和歌山~大阪の60km走をしましたが、その時も35kmでわき腹痛により失速。なぜそうなるのかよくわからないのですが、私の場合は35km付近で何かが起こりやすいらしい。

100kmをイーブンペースで走れるとは思っていないので、50kmの中間点までやや上げ気味(km/5分前後)で入って貯金を作り、後半でそれを切り崩しながら10時間切りを目指すプラン。

0~50km/ 5’10
中間点通過:4時間20分
51km~70km/ 5’30
71km~100km/ 6’00
ゴール目標:9時間10分

3時間で終わるフルマラソンと違い、ウルトラは何度も波がやってきます。一度ペースが落ちても再び復活できると信じるメンタルが重要。折れると先が長すぎるので・・・。fenix5にはバーチャルペーサーを設定しておきます。一定ペースで追ってくる感じがたまらないだろうな。

今月は60km × 2回、40km走 × 1回、30km走 × 2回で350kmオーバー。中3日休足を入れたりしても、1回あたりがいかんせん長くて疲労の蓄積もそれなり。昨日は最終レースペース走もしたので、これにて準備はすべて完了。あとは本番まで疲労を抜きながらの最終調整です。

グランドスラムへの第2戦。昨年よりはしっかりと準備をしてきたので自信はありつつ、長丁場なのでどんな結果になるやら。いずれにせよ楽しんでまいります!

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2 件のコメント

  • kooheyさん、お久しぶりです。
    いつもブログを楽しみにしています。

    今日チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン(100kの部)で、サブ10達成しました(9:48:48)。

    前半はキロ5分で貯金をためる作戦は見事に的中(実際は4:18:00で42分の貯金でした)。60-80をほぼキロ6分で行けた時にサブ10を確信しました。終盤かなりペースダウンしまいましたが、目標を切らさずに最後まで走り切る事が出来ました。あと4月にしては暑かったので、塩熱サプリも持参し適宜ボリボリ食べていました。(タオルは購入間に合わずエイドの掛水を利用)

    私も年間グランドスラムまで7月の富士登山頂上を残すのみです。またブログを参考にさせて頂くと思います。本当にありがとうございました!

    • いぶてつさん

      チャレンジ富士五湖お疲れ様でした。そしてサブ10達成おめでとうございます!
      昨日の気候でその記録とは素晴らしい!ナイスランでこちらが見習いたいくらいです。チャレンジ富士五湖はスタートが早朝なので前半に稼ぐ作戦はなおさら効果的かもしれませんね^^

      富士登山競争、今のいぶてつさんの走力なら獲れるはずですが高地の低酸素は油断禁物。ぜひ本番前に試走して確実なものにしてください!

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