TJAR2018に釘付けの一週間

日曜日に富山県をスタートしたTJAR2018。
今日はこのTJARの魅力について語ってみようと思います。


TJARの魅力


日本海(富山湾)から太平洋(駿河湾)までの415Km、累積標高差27,000mを8日以内に踏破する超人レース。UTMFの富士山一周もそれなりですが、TJARの常識を越えたスケールとは比べ物にならない。笑顔でスタートした選手たちが進むにつれて疲労をにじませ、苦難と格闘しながらゴールを目指す姿は引き込まれないわけがありません。どんなレースでもそうですが、選手一人一人にドラマがあって、特に惹かれるのがゴールを目前にした選手の表情とそこで口にする言葉。過去大会は何度見返したことか。私がトレランを始めたきっかけは2012年にNHKで放送されたこのTJARを見たからで、初めて見たときの興奮は今でも変わりません。今年もNHKの取材班が入っているので放送が楽しみ。

レース後には数量限定で報告書が販売されます。選手たちの装備から日々の記録が記されていて、本物のレースレポを読みたい方は必読。選手たちの装備はかなり参考になるので、いつもこれ読んで道具選定に役立てています。

今週はTJARから目が離せない

話は今から2年前。
ハセツネで仲良くなったUさんと、その友人中野さん。3人とも馬が合い、よく行きつけの店に集まっては山やレース談義で盛り上がってました。そんな山好き、トレラン好きにとって憧れのレースといえばTJAR。中野さんはずいぶん前からアルプスに通って試走を行い、Uさんの会社カバンからは普通にTJAR報告書が出てきたり。山の経験が浅い自分にとっては、登山ルートや道具を知り尽くした猛者の会話を聞いてるだけで楽しめます。3人の連絡用にと作ったFBグループ名は「TJARを目指す会?」でしたが、まさかその2年後に中野さんが選考会を通過してTJARを走るとは。

ちなみにこのレース、参加条件を見ると走力はそこまで必要ないようにも見えます。

【参加資格】
1.過去70Km以上のトレイルランニングレースを完走している事
2.過去標高2000m以上の場所において10泊以上の露営経験がある事

【参加条件(書類選考基準)・・・2017~2018年の実績】
1.TJAR本大会を想定した長時間(概ねコースタイム20時間以上)行動後、標高2,000m以上の場所(北海道は標高1500m以上)において、4回以上のビバーク体験があること。申し込みにあたって、写真のデジタルデータを添付のこと。
2.山岳保険(捜索、救助等を含む)に、必ず加入していること。
3.リスクマネジメント(危機管理)に対して
 A.事前にリスクを回避する《危険回避能力》
 B.アクシデント発生時に対応できる《事故対応能力》を身につけていること。
4.自己責任の法則・・・「すべての責任は、自らに帰する」ことを自覚して行動できること。
5.心身ともに異常なきことが証明できる医師診断書、もしくは人間ドック結果報告書を参加確認書と同時に提出すること。
6.選考会開催日(2018年6月23日)において20歳以上であること。
7.日本語で通常の会話もしくは読み書きのできること。
8.配偶者または一親等の成人親族による大会参加に対する承諾書を提出すること。(配偶者または一親等の成人親族がいない場合は要相談)
9.消防署、日本赤十字等の主催する救命入門講習もしくは救命講習(AEDを含む心肺蘇生法)の有効期限内である修了証明書の画像データを提出すること。
10.1日にコースタイム25時間以上の山岳トレイルコースを、コースタイムの60%以下のタイムで走りきれる体力と全身持久力を有すること。注:昭文社「山と高原地図」などのコースタイム、実際の行動時間、その比率(実際の行動時間/コースタイム)を参考値として提示のこと。
11.フルマラソンを3時間20分以内、あるいは100kmマラソンを10時間30分以内に完走できる記録を有すること。

実際、中野さんはサブ3ランナーではないしハセツネでも自分の方がタイムは早かったりも。ただ、山の経験値は断然中野さんが上で、この「早い」だけでは走れないのがTJAR。選考会では山での危機回避能力が重視されるそうで、今年の先行会では名だたるレースで順位一桁という激早ランナーでもあっさり落とされるという厳しさ。これだけ過酷なレースで過去に死者が出てないということからも、審査さの厳しさを物語っています。そこを通過しても30名以上だった場合は抽選が待っているという狭き門。実力と運を兼ね備えた30名の中に中野さんの名前を見た時は鳥肌ものでした。

いつもの店に集まり激励会をしたんですが、中野さんはとりあえず完走を目標に温存しながら進むと言っていて行動計画を見ても睡眠時間はしっかりとってる感じ。といっても4時前には起きて一日中走るというのを一週間以上、、やっぱ超人。
中野さんのこの行動計画とGPSで表示される位置を確認しながら、時々届く中野さん、Uさんからのメッセージを見て順調に進んでいることに安堵する日々。

参考:TJAR GPSトラッキング

DogsorCaravanがレースの最新情報を配信しています。

他の選手もウォッチしてて、2位だった男澤選手が一気に順位を落としたのは気になってました。レース中もブログを更新されていて、仙丈ヶ岳まで行って忘れ物に気づき市野瀬まで戻ったと。疲労で幻覚見ながら進む様子は鬼気迫るものがあります。
ご本人のブログをご覧ください。

週末は大浜海岸で出迎え

Uさんは夏休みを使ってまず北アルプスでエールを送り、その後南アルプスに移動して再度エール。そしてゴールの大浜海岸というTJARにどっぷりの1週間。私は普段どおり会社なのでGPSの画面を小さく開いて時々横目で順調に進む中野さんを眺めながら過ごす日々。ただ、私も日曜日は中野さんの凱旋を出迎えるため大浜海岸へ行きます!

そこはランナー、静岡まで普通に行くなんてことはしません。
この2ヶ月シンスプリントでまともに走れないストレスからヤケ買いしたロードバイクで行く計画。走れないうっぷんを晴らすかのごとくペダルをこぎまくってきたので東京~静岡(約200km)なら行ける!(たぶん、、)

応援Tシャツも買ったし準備万端。
残り4日、頑張れ中野さん!

なお、実行委員会から「応援に関してのお願い」が出ているので行かれる方は見ておきましょう。

-2018年8月18日更新-
現在、横窪沢小屋で他にも複数の選手が固まっています。井川オートキャンプ場の関門締切時間は明日朝4時。祈る思いです。

※GPSがうまく反映されていないことがよくあるので、もっと進んでる可能性も。

-2018年8月20日更新-
ゴールで迎えようと大浜公園で待機してましたが、ペース的には制限時間ギリギリ。そうなると終電の新幹線に間に合わなくなり、さすがにもう200km自転車こいで東京に戻れる体力はコチラも残っておらず・・・。ということでこちらから中野さんのもとへ向かい声援送ってきました。

結果は中野さん無事完走!おめでとうございます!
この7日間は何度この画面を見ながら「更新」ボタン押したことか(笑

みなさん、お疲れさまでした。

-2018年8月21日更新-
応援記アップしました。

TJAR2018の応援に行ってきた

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