分水嶺トレイル2019 縦走レポ<2日目>

富士登山競争があったりで時間があいてしまった分水嶺トレイルレポ。1日目に鴨沢~甲武信小屋まで進んだのでその続き。

前回の記事はこちら。

分水嶺トレイル2019 縦走レポ<1日目>


甲武信小屋 ~ CP3大弛小屋

朝7時、テントに当たる雨の音で目が覚める。

昨晩は寒さで目が覚め、それから寝ては起きての繰り返し。原因はロングパンツを忘れてしまったからで、7月中旬とはいえ標高2,500mで下着一枚にヴィヴィは無謀すぎた。。今晩は泥だらけになろうが絶対レインパンツ履いて寝よ。

外は雨で動くのが億劫でツェルトのなかで本日の行動計画。
昨日は1日で全行程の半分ぐらいまで進んだけど、今日も同じぐらいのペースで進めるとは到底思えない。仮にスイスイ進めたとしても終電には間に合わないし、ゴールで朝を待つぐらなら地図読み区間を明るい時間に通過した方が安全と考え、今日の目標をCP4富士見平小屋に。

記録を狙うなら夜通し歩くんでしょうけど、このハードコンディションなので完走を優先。

ここから富士見平なら日没までには余裕で着くだろうと楽観視。急ぐ必要もなくなったのでテントの中でしばしグダグダして、外に這い出てみたら皆さんとっくに出発してた。ガランとしたテン場はあちこちが川のようになってて、水没することなく朝を迎えられてホントよかった。小屋で湯だけもらって朝食は持参したリフィルのうどん。さて元気に2日目出発!

出てすぐに甲武信ヶ岳。ここで指定されたアドレスに到着のメールを送るのがルール。大会の規定ではドコモかauしか認められてなくて、さすがにキャリアチェックまではされなかったけどソフトバンクだと圏外だったりするのかな。

甲武信ヶ岳~国師ヶ岳の区間は逆からだけど昨年試走済み。苔むした森はすごく静かでこの雰囲気がたまらなく好き。

なんですが、、体調次第で山の感じ方なんて180度違うもの。国師ヶ岳までの上りがとにかく長いのなんの。行けども行けども似たような景色が続き、エンドレスの上りに何度も足がとまる。そしてこの静けさがまた眠気を誘うんですわ。。今回1番ツライところと聞かれたら間違いなくこの区間。

全然ペースが上がらんなと思って進んでいたら、前をさらにゆっくり進む女性の姿。話しかけると同じAコースなんだけど、スタートしてからここまで一睡もしていないそうな。35時間以上って・・・マジすか。目は腫れぼったくてペースも相当ゆっくり。それでもこちらがスヤスヤ寝てる間に先へ進んでいるんだから、リアルうさぎとかめ。分水嶺にはこういう(いいイミで)ぶっ飛んだ人だらけ。寝ないで進める人は強いです。

ようやく国師ヶ岳到着・・・長かった。

この辺までくると抜きつ抜かれつする人とは顔見知りになっていて、ここで知り合ったのはワラーチのNさん。雲取山へ向かう前に話しかけられた人で、上りで元気よく追い抜かれて強いなあと思って見送ると、ちょっと先の岩に座ってまどろんでいたり。同じようなことをコチラがしたりというのをお互い繰り返してたら仲良くなれないわけがない。Nさんは途中の小屋でやめようか迷いつつも復活してどうにか進んできたそうな。ワラーチに対するこだわりや互いのレース話に夢中になっていたらあっという間に大弛小屋。一番の眠気対策はコレに尽きますw

ここで今回はじめてのカレーにありつくことができた。他の山小屋でもカレーを売ってる形跡はあったんですがどこも売り切れ。さすがにカップ麺(カレー→醤油→シーフードのループ)に飽きていたので、でかい野菜がゴロゴロ入ってるカレーは激ウマ!

CP3大弛小屋 ~ CP4富士見平小屋

大弛峠~金峰山の区間は晴れていればこんな絶景(※写真は昨年11月)が広がってるんですが、今日はひたすら霧の中でなにも見えません。

大きな岩を飛び移りながらの金峰山山頂。時刻は16時で今日のペースはCT比70%ぐらい。まだそこまで疲労は感じていないけど、やっぱり2日目はペースが落ちる。山頂は下から吹き上げてくる風が強かったので体温を奪われないよう足早に通過。ここでも到着のメールを送信と。

ここから大日岩までの尾根道は忘れもしない、老婆と共に小屋を目指した感慨深い場所。

-2018年11月の出来事-

尾根に出ると強風と雪が吹き荒れ、足元の岩肌にはうっすら雪が積もるハードゾーン。こんな場所をこんな時間に73歳の女性と登ってることが信じがたく、なんとしても小屋へ送り届けねばと気が引き締まる。Aさんはだいぶ体力を消耗してるようで岩を上るのも一苦労。ここで道をロストしたら2次遭難にもなりかねないので、岩影にAさんを休ませて先の様子を見ては戻るを繰り返す。

分水嶺トレイルに向けて奥多摩主脈縦走に挑戦!<DAY 1>


真っ暗で視界の悪いなか、突然目の前に巨大な岩が現れとにかく不気味だった尾根。ハマったら抜け出すのに苦労しそうな岩と岩の隙間だらけで、こうして明るい時間に歩いても危険箇所が多いと感じます。あの吹雪の晩に小屋へ送ることができてホントよかった。トレイルランナー万歳!※おばあちゃんとは今でも時々文通してます。

ここを過ぎれば後はひたすら下るだけ。朝立てた計画通りにはまったく進まず、薄暗くなってくるころに富士見平小屋到着。

時刻は18時。ここで予定通り仮眠して日付が変わる24時くらいに出発。そうすれば不安だった地図読み区間に明るくなるころ到着できる計算です。今夜の寝床をどこに張ろうかテン場を眺めていたら、なんとCコースに出ていた友人の中野さんとばったり。
「あれ?遅くないですか?」と言われて返す言葉がないw
中野さんは念入りに足をケアしていて、まさにこれからチームで出発しようというところ。時間も天気も気にせずゴール目指して突き進むところはさすがTJAR完走者。

TJAR2018の応援に行ってきた

マラソンとかトレランとか、この大会はそういうのではないんだなと改めて実感しながら中野さんたちを見送ります。道具の選定から使い方、コース選択や休む時間まで100人いれば100通りの進み方があって、それぞれの選手が自分のレベルを考慮しながらゴールを目指すというのが最高に楽しすぎる。

他にも出発していく選手たちを見ながら、ここで一旦休むのが自分の身の丈に合った行動と言い聞かせてカップ麺とアルファ米の晩ごはん。泥だらけのレインパンツのままヴィヴィに潜り込んだらすぐ眠りに落ちた。

分水嶺トレイル2019 縦走レポ<3日目>

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