ストイックな市民ランナーが心得えておくべき3つのこと

ランニングを始めて4年。自分にとって「走る」という行いは体力だけでなくメンタルも成長させてくれる最高の趣味。努力した分だけタイムが縮まるというのもわかりやすくて原動力になっています。
しかし、ハマればハマるほど金と時間がいくらあっても足りなくなるのが趣味というやつでして、ましてやサブ3を達成しようとした場合「走る」趣味が日常生活にかなりの勢いで入り込んできます。本業あっての市民ランナーは当然ながら使える時間に限りがある。
今日はそんな一市民ランナーとして心がけていることを3つお話しします。

市民ランナーの定義
しみん‐ランナー【市民ランナー】
実業団に所属したり専門的なトレーニングを受けたりせず、趣味でマラソンや駅伝などを楽しむランナー。
出典:デジタル大辞泉

その1 目標タイムは少しだけ背伸びするべし


自分が走る大会のコースマップや高低図を眺めながらレースプランを立てるのも楽しみの一つ。この時、目標タイムをほんの少しだけ背伸びして設定するようにしています。
その理由は2つ。

1つはタイムを設定するとそのタイム通りにしか走らなくなってしまうことがよくあるから。目標タイム通りに刻むのは正解なんですが、もっと早く走れる場面でもペースを抑えてしまうことも。無意識のうちに息苦しさから逃れたくなるのが人間というもの。仕事で納期を決めるとそれが短くなることはほとんど無いのと似ているかもしれません。サブ3を狙ったレースで43秒届かなかった悔しさから学びました。

もう1つの理由は、たとえそのレースで結果が残せなくても次につながるきっかけになるから。
練習でできないことを本番でできてしまうのがマラソンというスポーツの面白さ。他のランナーから受ける刺激を絶好の機会と考え、いつもよりも少しだけペースUP。時には突っ込みすぎて潰れてしまうこともありますが、大事なのはとことん自分を追い込むこと。最後まで追い込んで走り続ければ必ず次のレースで報われる!諦めたら(=歩いたら)そこで終了という信念の元、レース中に歩くことはこれまでも、そしてこの先もありません。

マラソンは自分を追い込んだ分だけ早くなります。ただし、破壊と再生のバランスにはご注意を。

その2 限られた時間を最大限活用するべし


ストイックになればなるほど足りなくなってくるのが走る時間。会社員なら急な残業もあるし、飲み会に誘われることだって日常茶飯事。くわえて、わが家は共働きで子供が二人(2歳&4歳)いるので走る時間を捻出するのが大変で。。ロードにトレイルと1年中走り回ってますが、家事と育児をそれなりにしているので一応妻の理解は得られている(はず・・・)と思います。同じような家庭環境の人ならこの苦労わかってもらえますよね??
健康のためのジョギングだったらここまで苦労することはないんですが、サブ3を狙うと相応の時間が必要なわけで。

24h ー( 仕事 + 移動 + 食事 + 家事/育児 + 睡眠 ) = 走る時間

足りん・・・となるわけです。
しかし、時間というやつは捻出しようと思えばけっこうできるものなんです。
まず日中の仕事中にエスカレーター/エレベーターは使わないことにしました。ついでに次の客先まで徒歩と電車で時間が変わらない場合は基本歩く。(真夏を除く)
会社への交通費精算は減るし、仕事しながらトレーニングできるしで皆ハッピー。

そして帰りは自宅まで走って帰ることで移動時間を走る時間に変換。スーツをリュックに入れて走ることもあれば、その日は置いて翌日に自転車でまとめて回収することも。

人と同じ時間を過ごしながら同時に別のこともやってしまうというのは相応の満足感が得られます。例えば駅のエスカレーターに止まって乗っている人を横目に階段を使えばその分だけ筋力がつく。有楽町駅の長い上り階段を激登する会社員がいたら、それは私かもしれません。

余談ですが、電車移動中は本を読んだり雑誌を読んで情報収集していたのでそれが減ってしまったのはけっこう痛手でした。代替手段として走っている時はニュースまたはオーディオブックを聞いてます。高負荷練習の時はさすがに聞きませんが、普段の練習は基本イヤホンで何かしら聞いている。走りながら音楽を聞くことには賛否ありますが、私は片方のイヤーピースをはずして使っています。フィット感は失われますが、外界の音が聞こえない中で走るのは怖すぎる。

骨伝導にして耳を塞がないというのもオススメ。安全に音を聞きながら走れます。

上記の方法で今のところ危険な場面に遭遇したことはありませんが、実践される方は自己責任でお試しを。

その3 優先順位を尊守するべし


日常生活で多く時間を使うのは以下の3つ。これに優先順位をつけるとこうなります。

1.家族・・・言うまでもなく最も大事な宝物。
2.仕事・・・生きていくため、生きがいとして欠かせない。
3.走る・・・体力、メンタルの強さ、自己マネジメント力、仲間達。得られたものは計り知れない。

仕事と家族を持つ市民ランナーなら多くの場合こうなるのではないでしょうか。と言いつつ、大会前後で仕事のスケジュールを調整したり、家族の予定を調整したりは普通にしますが、それは全然いいと思うんです。それぞれに支障が出ない範囲ならまったく問題無し。ところが、支障が出るレベルになってくるとこれは危険。例えばパートナーが不満を募らせるなんてランナーあるある。

参考までにランナーの妻達の不満をご覧くださいませw
・50代夫婦。夫が趣味のマラソンに熱中し夫婦のあり方に悩む。

・マラソン練習し過ぎ?な夫

・マラソン命の旦那。 私の旦那はマラソン命です・・・。

お互いにフルタイムで働きながら子育て(2歳&4歳)真っ只中のわが家も例外ではなく、きっと不満はある。もし自分と妻が逆の立場だったら速攻で参ったしてしまう・・・
そこで少しでも解消できればと、

・休日に妻が一人になれる時間を作る。(子供がママモードに入った場合は強制終了)
・大会前は家事を積極的に。(家を空けるときのわが家は超ピカピカ)
・練習は基本朝と晩の寝静まっている時に、休日の昼間は家族と過ごす。
・レース翌日に仕事を休まない。(ことを心がける!)

そして最も大事なのが、

・DNSを躊躇しない

何か月も前からレースに向けて練習を重ね、待ちに待った大会前日。
家族や仕事で重大な局面になった時はもちろん中止しますが、「これは大会に行っても問題ないんじゃないか・・・」と判断に迷う場面だったら?
判断に迷った時には躊躇せずDNSをしています。レースは次の機会がありますが、人の信用は失うとリカバーに相当な時間を要します。そして、そういった局面での判断を相手は見ている。

過去に何度かDNSしたことがありますが、子供が熱を出して妻もぐったりという状況だったり、仕事でトラブルがあって休日出た方がよさそうな時だったり。ストイックに走り込むほど周りが目に入らなくなるものですが、あくまでも市民ランナー。優先順位は尊守するべし。
目標だ時間だと語ってきましたが、なんだかんだこれを最も大事にしています。

終わりに

20年後にこんな時期もあったなと懐かしむことを楽しみに書いてみました。走った後は飲み会なんて休日を楽しむおっちゃん達を羨みながら、今は家族と趣味の両立が大事。子育て真っ只中だけどマラソンもしたい!という人がいましたら共に頑張って行きましょう!!苦しい場面でも、家族の顔を思い出すと底力が湧いてもうひと踏ん張りできますので。

いつか子供達とゴールゲートをくぐる、その日を夢見て。

引用:UTMB2014

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